- 2016.04.08
監修者情報
野口 晃菜
NOGUCHI Akina
専門分野 インクルーシブ教育、特別支援教育、合理的配慮
LITALICOジュニアでは、子ども一人ひとりに合った学びを提供するために、主に以下の4つの観点で監修をしています。
①困難さを個と環境の相互作用で捉えているか
②根拠に基づいているか
③学び手が楽しく主体的に学べるか
④LITALICOの外でも学んだことを発揮できる工夫があるか
LITALICOジュニアでは困難さは個と環境の相互作用で生じると考えています。その考え方に基づいてプログラムを設計しているかを確認しています。そして、どのような子どもに対してどのような支援が効果的かを調べた研究を参照したり、実際に効果検証をしたりした上で、新しいプログラムの開発等を行っているかを確認します。
また、子どもが楽しく主体的に学べるための工夫をすることを大切にしています。
更に、LITALICOの中だけでできることを増やすのではなく、ご家庭や学校、園でもLITALICOで学んだことやできるようになったことが発揮できる工夫をしているかを確認しています。
学歴・経歴
学歴
2004年 筑波大学第2学群人間学類 心身障害学専攻 入学
2008年 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 博士前期課程(障害科学専攻) 入学
2010年 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 博士後期課程(障害科学専攻) 入学
2018年 博士号(障害科学)取得
経歴
2010年 小学校講師
2012年 株式会社LITALICO LITALICOジュニア研修センター スーパーバイザー
2014年 同社 執行役員 兼 LITALICOジュニア事業部副事業部長 就任
2017年 同社 LITALICOワークス事業部副事業部長 就任
2018年 同社 LITALICO研究所 所長
委員歴
2019年10月~現在 文部科学省 新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議 委員
2019年10月~現在 東京都 第11期生涯学習審議会 委員
2019年4月~2020年3月 長野県教育委員会 特別支援学校改革専門家委員会 委員
2019年3月~2020年3月 文部科学省 通級によるガイドの作成に関する検討委員会 委員
所属学会
執筆論文・文献
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発達障害のある高校生への個性に応じた支援 : 民間機関が担える役割と事例紹介 (特集 インクルージョンにおける後期中等教育のあり方)
野口 晃菜, 宮野原 勇斗, 高崎 翔太
発達障害研究 : 日本発達障害学会機関誌 41(1) 46 - 56 2019年5月 -
〈資料〉特別学級・代替学校における障害のある児童生徒の通常教育カリキュラムへのアクセスの現状と課題 : 米国イリノイ州第15学校区を中心に
野口 晃菜, 米田 宏樹
障害科学研究 = Japanese Journal of Disability Sciences 38 117 - 130 2014年3月31日 -
米国における障害のある児童生徒への通常教育カリキュラムの修正範囲 : 用語の整理と分類から
野口 晃菜, 米田 宏樹
障害科学研究 36 95 - 105 2012年3月30日 -
米国スタンダード・ベース改革における知的障害のある児童生徒への通常カリキュラムの適用
野口 晃菜, 米田 宏樹
特殊教育学研究 49(5) 445 - 455 2012年 -
米国における通常教育カリキュラムの適用を前提とした障害児教育の展開
野口 晃菜, 米田 宏樹
特殊教育学研究 50(4) 413 - 422 2012年 -
米国におけるParaeducatorの役割の変遷
野口 晃菜, 米田 宏樹
障害科学研究 34 99 - 112 2010年3月25日
著書情報
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インクルーシブ教育ってどんな教育?(共著)
あいり出版 2017年2月 (ISBN: 4865550380)
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地域共生社会の実現とインクルーシブ教育システムの構築―これからの特別支援教育の役割(共著)
学事出版 2016年4月6日 (ISBN: 476192246X)
監修の記事
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「ADHD(注意欠陥・多動性障害)の子どもがコミュニケーションを円滑にするためのポイント」
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