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メルマガバックナンバー

LeafMagazine vol.16
2016.7.6

(この内容は2016年7月26日配信メールマガジン「Leafマガジン」のバックナンバーになります。)

今年度のトピックス

LeafMagazineをいつもご愛読いただきありがとうございます。
あっという間に1学期の終わりですね!この1学期間、学級づくり・授業づくりにおいて、インクルーシブ教育の視点を取り入れてみた方はいらっしゃいますか。
今月もインクルーシブ教育に関する情報をお届けします。

【連載】今日からできるインクルーシブ教育実践 ―ユニバーサルデザインの視点を取り入れた学級づくり・授業づくり(2)―

前回はユニバーサルデザインの視点を取り入れた学級づくり・授業づくりについて、「大切なポイントは、その集団に合わせて学級や授業を「デザイン」するということ」とお伝えしました。

今回は、ユニバーサルデザインの視点をとりいれた学級づくり・授業づくりをするためのステップをご紹介します。

ステップ1 集団をアセスメントする ~どんな子どもがいるのかな?~
その集団に合わせて学級や授業を「デザイン」するためには、まず学級にどんな子どもがいるのかの実態を把握する必要があります。実態把握の観点はたくさんあります。

例えば
・学力
・性格
・家庭状況
などは、みなさんすでになんとなく実態把握されているのではないでしょうか。

・得意な学び方・苦手な学び方
・動機付け
・こころの状態
・先生との信頼関係
・お互いの信頼関係
は、いかがでしょうか。
子どもたちの得意な学び方・苦手な学び方は何でしょうか。

耳からの情報が得意な人もいれば、目からの情報の方が得意な人もいます。座学方式の方が学びやすい人がいれば、参加型の方が学びやすい人もいます。一人で学ぶ方が得意な人もいれば、他者と共に学んだ方が学びやすい人もいます。目的が明確で手段にはこだわらない方が学びやすい人もいれば、手段を一つずつ伝えていく方が良い人もいます。
どのような学び方が得意な人が多いのか?を把握するためには、多様なスタイルの授業を展開・実施してみて、その際の子どもたちの反応を見ることが大切です。
動画を使った時の子どもたちの反応、その後のテストの結果や、参加型の授業と座学形式の授業の場合の子どもの反応と、その後のテスト結果などを見ることにより、みなさんの学級の子どもたちにはどんな学び方が得意な人が多いのかを見つけてみてください。

また、人が一番学ぶ時は、「怒られるから聞かなきゃ」という時ではなく、「知りたい!楽しい!」と思う時ではないでしょうか。
みなさんの学級の子どもたちはどんな時に一番心に火がつきますか?目がキラキラしますか?ぜひ見つけてみてください。

そのほかにも先生との信頼がどのくらいの子どもと築けているか?も大切なアセスメントのポイントです。例えば40人学級の場合、完全に信頼関係が築けている子どもはどのくらいいますか?信頼関係を築くことが難しい子どもはどのくらいいますか?

ユニバーサルデザインの視点を取り入れた学級・授業づくりのためには、上記のように少し客観的に実態把握をすることにより、どのように学級や授業をデザインすることが良いのか?を考えることが必要です。

次回は、実態把握をした上でどんな手立てがあるのか?について紹介をしたいと思います。
より詳しく知りたい人はぜひインクルーシブ教育研修へ!

【連載】インクルーシブ教育を考える

「犯罪」の要因はなんだろう?

先日、少年院へ見学する機会をいただきました。
インクルーシブ教育は、多様なニーズのある子どもたちへの教育システムの在り方です。そのため、犯罪を犯してしまった子どもにはどのようなニーズがあり、どんな支援・教育があると良いのかを考えてみました。

今回見学した少年院は、ほとんどの方が発達障害のある方が入所している少年院でした。そして、犯罪の内容としては、半分以上が「窃盗」「傷害」。この少年院で約11カ月のプログラムを経て、終了をされます。

私が普段接しているような子どもたちが多くいました。では、犯罪を犯す子どもと犯さない子どもの差はなんでしょうか。そして、再度犯罪を犯さないためには、どのような対応をする必要があるのでしょうか。

犯罪を犯してしまう理由は、「規律が守れないから」なのでしょうか。
私は、犯罪を犯す子どもと犯さない子どもの大きな差の一つは、「没頭できることがあるかどうか。没頭できる環境があるかどうか」だと思います。
没頭する何かがあり、その活動や行動の方が、犯罪という問題行動よりもよっぽど楽しい場合は、その問題行動はおきなくなるのではないかと思います。
そのため、再度犯罪を犯さないために必要なのは、没頭できる何かを探すことではないでしょうか。

応用行動分析から発展したアプローチ方法にPositive Behavior Support(PBS)というアプローチ方法があります。PBSでは、問題行動に着目するよりも、行動のレパートリーを増やしていくことに焦点をあてた支援をします。
犯罪まではいかなくとも、不適切な行動がある場合は、不適切な行動をした方が自分にとってメリットがあったり、不適切な行動しか方法を知らなかったりするからです。
今回少年院を見学することで改めて、PBSのアプローチの大切さを実感しました。

【研修のご案内】 インクルーシブ教育初級者&中級者養成研修のご案内

昨年度もご好評いただいたインクルーシブ教育に関する研修を今年度も実施致します!
インクルーシブ教育を具体的に実践していく上で必要になる知識・スキルをお伝えします。また、Leafのプログラムもご紹介します。
興味のある方はぜひご参加ください!

1.初級者養成研修
初級者養成研修では、教育・福祉分野に興味のある学生や教員を目指す学生、インクルーシブ教育を一から学びたい方に、インクルーシブ教育の基礎知識を講義とグループワークで習得します。

1day講座
【時 間】毎回14:00~16:00(2時間)
【定 員】30名
【受講料】1回:一般 3,240円(税込)
学生 1,080円(税込)
【日 程】
下記以外の日程も決まり次第、WEBページに掲載します。
※全て同じ内容になります。
2016年8/27(土)、9/24(土)
2017年1/29(日)、2/19(日)

2.中級者養成研修
中級者研修では、子ども一人ひとりのニーズの分析の仕方やアプローチの仕方、特に多様な子どものいる集団の中で子どものニーズにどう対応するかを実践的に学びます。

5回連続講座
【時 間】毎回13:30~16:30(3時間)
全5回実施(1回ずつでも受講可能)
【定 員】各回 30名
【受講料】1回:5,400円(税込)
※5回分一括支払いにしていただくと、21,600円(税込)
となり、1回分お得です。

【日程とテーマ】
第1回 7/24(日)
ユニバーサルデザインの視点を取り入れた教育とは?
第2回 9/11(日)
行動面に困難さのある子どもへの支援
第3回 10/30(日)
学習面に困難さのある子どもへの支援
第4回 12/11(日)
情緒面・心理面に困難さのある子どもへの支援
第5回 1/15(日)
インクルーシブ教育に向けたアクションプランを作ろう

二日間集中講座
2日間で上記の全5回分と同内容の研修を実施
【定 員】30名
【受講料】2日間 21,600円(税込)
【日 程】8/18(木)、 8/19(金)
【時 間】両日10:00~16:00(12:00~13:00休憩)

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