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メルマガバックナンバー

インクルーシブ教育マガジン vol.21
2017.01.06

(この内容は2016年12月27日配信「インクルーシブ教育マガジン」のバックナンバーになります。)
※LeafMagazineは本月から「インクルーシブ教育マガジン」へと名称が変更となります。

今年度最後のインクルーシブ教育マガジンです!
あっという間に年末ですね。もうすぐ冬休み。1学期と比べて子どもたちの成長がみられることと思います。
今日もインクルーシブ教育に関する情報をお届けします!

【連載】今日からできるインクルーシブ教育実践

学校全体をインクルーシブにしていくためには?

この連載の中では、多様な子どもたちに対する接し方などをお伝えしてきました。
今回は、「学校全体をどのようにインクルーシブにしていくか?」についてまず一点お伝えします。

教員同士がインクルーシブな文化を大切にすること
インクルーシブな学校作りのためには、子どもたちに対して、「差別はダメ」「排除はダメ」「みんな違いを認めよう」と伝えるよりもなによりも大切なことは、大人たちがその姿を見せることです。大人同士がお互いの違いを尊重し、必要な時に必要なだけお互いに助け合う関係性を築いて、その姿を見せることが何よりも説得力があります。
例えば、学校の先生方に対してよく校内研修をさせていただきますが、その際に、先生方同士でお互いの強みと弱みを伝え合うワークショップをやることがあります。その際によくあることが、ご自身の「弱み」をたくさん書くことはできますが、「強み」はなかなか書くことができないことです。子どもがそれぞれ自分の強み・弱みを認識して、他者の強み・弱みも尊重することを理解してもらうためには、先生方がお互いにそう接し合うことができるような環境づくりや仕掛けづくりが欠かせません。ぜひそれぞれの授業を見合い、それぞれの得意分野や強みを言語化する機会を作ってみてください。
また、先生方自身が「自分はどんな時に喜びを感じるか?」「どんな時に助けが必要か?」などの自分に関する質問に答えることが難しい時もあります。
先生方が自分が困った時に助けを求めることが難しかったり、自分の強み・弱みを自己開示することが難しい場合、子どもたちにそれを教えること、子どもたちにはそれらを促すのはなかなか難しいかもしれません。

複数の目で子どもたちを視る
私は子どものことを完璧に分かる先生はいないと思います。むしろ、いてはいけないと思います。それぞれの先生にはそれぞれの先生しか持てない視点があります。その視点を大切にしながらも、常にその子を別の視点から見てみることをしてみてください。そのためには、子どもや学級を複数の視点から見る機会をつくることです。ある先生から見たAちゃんと他の先生から見たAちゃんは違うはずです。自分以外の人の視点からのAちゃんを知ることで、よりAちゃんが過ごしやすい環境づくりや、Aちゃんにとって学びやすい授業づくりにつながるかもしれません。

お互いの強み・得意を盗み合う
私たちは「年功序列」「経験年数」にとらわれすぎなところがあります。もちろん経験が多いが故に学んできた量も多いかもしれません。しかし、経験年数に関わらず、一人ひとりが異なる存在。それぞれに異なる強みがあります。私はどんな先生の授業を見ても、必ずその先生の強みを見つけます。そして、盗んで自分のものにします。そこに経験年数や若さは関係ありません。ぜひ「強み」見つけ上手になり、お互いに強みを盗み合ってください。先生方のそういう関係性は子どもたちに必ず伝わります。
授業を見おわったあとに、「できなかった所」だけに着目して、ダメだしだけすることが本当に良いのか、「強み」にも着目するのか。
みなさんは研究授業の後、どうされていますか?
みなさんの学校の先生方はお互いの「違い」を大切にしていますか?

※より詳しく知りたい方は研修にお越しください!

【連載】インクルーシブ教育を考える

先月の内容を覚えていらっしゃいますか。
先月、通級指導の教員を増やそうという署名キャンペーンをご紹介いたしました。なんと、このキャンペーンの結果、
通級指導の先生が来年度から10年間、毎年増加することが決定しました!
来年度は868名増加します。

今回、通級の先生の「基礎定数化」も決定しました。子ども○人に対し、先生○人、という比率を保てるよう、子どもが増加するに当たり、先生の数もしっかりと確保されるということです。また、その人数もこれまで平均子ども16.5名に1人から、13名に一人と決定しました。

参考→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161220-00000003-asahi-soci

今回分かったことは、はじめから「無理」と投げやりにならずに、行動することが大切ということです。
学校教育の中にはたくさんの課題があると思います。
そこに対して、「どうせ変わらない」とはじめから決めつけている姿を、子どもたちは見ていると思います。
「こうやったらうまくいくかも!」と考えながら行動し続ける姿を子どもたちに今後も見せていきたいと思います。

インクルーシブ教育を実現していくためには、課題が山ほどあります。
みなさんは何をどう変えていったらよいと思いますか?
学級単位でできること。
学校単位でできること。
教育委員会じゃないと変えられないこと。
国じゃないと変えられないこと。
たくさんありますが、一つずつ、できることから、やっていきたいです。

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