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発達障害とは

ADHD(注意欠陥多動性障害)の原因と治療法について
2015.05.21
  • ADHD(注意欠陥多動性障害)

ADHD(注意欠陥多動性障害)は、不注意・多動性・衝動性の3つの要素が現れる障害です。ADHDに関する基本的な知識については他のページで説明していますので、ここではもう少し掘り下げ、ADHDが発症する原因、ADHDの治療法、そして特に重要な二次障害の防ぎ方などについてお話しします。

ADHD(注意欠陥多動性障害)が発症する原因

ADHD(注意欠陥多動性障害)発症のメカニズムはまだ完全に解明されてはいませんが、脳の前頭葉の障害であると考えられています。

前頭葉は「その行動がどのような結果につながるかという認知」「よりよい行動を選択する判断」「社会性」などをつかさどる部分です。そして私たちを取り巻く多くの情報の中から「注意するべき事柄」だけを選択するという役割も果たしています。

しかし、ADHD(注意欠陥多動性障害)では本来カットされるべき余分な情報まで意識してしまうため、気が散ってしまいやすく「集中力が欠如している」という印象を周囲に与えてしまいます。

ADHD(注意欠陥多動性障害)は機能的な障害であり、保護者さまのしつけが不十分なことが原因ではありません。「自分の育て方が悪かったからこの子がADHD(注意欠陥多動性障害)になってしまったのでは?」とご自身を責める保護者さまは、くれぐれもご自身を責めたりせず、ADHD(注意欠陥多動性障害)に関する正しい知識を持って前向きに取り組むことが望ましいです。

ADHD(注意欠陥多動性障害)の行動治療と薬物治療

ADHD(注意欠陥多動性障害)の治療法には「行動療法」と「薬物療養」があります。

行動治療では、お子さまの周辺環境を整え、保護者さまがADHD(注意欠陥多動性障害)のお子さまに接する方法を学びます(ペアレント・トレーニング)。またお子さま自身にも適切な行動を指導し、周囲の大人がそれをコントロールしたり支援したりします。

薬物療養では、主にメチルフェニデート(商品名・コンサータ)とアトモキセチン(商品名・ストラテラ)という薬が用いられます。これらの薬は集中力や注意力、落ち着きのなさなどの緩和が期待できます。
ただし、メチルフェニデートは中枢神経を刺激する作用があるため、依存症が生じる危険があることから一部の認定医だけに処方が許されています。またアトモキセチンは依存のリスクは低いものの、薬に慣れるまで吐き気やめまいなどの副作用を伴うことがあります。

ADHD(注意欠陥多動性障害)よりも怖い二次障害!

ADHD(注意欠陥多動性障害)のお子さまは興味の対象に抜群の集中力を発揮したり、独特の感性を持っていたりすることから、将来大きな才能を発揮することがあります。著名な芸能人やアスリートがかつてADHD(注意欠陥多動性障害)だったと発表することも珍しくありません。

しかしその一方で、保護者さまや教師などの周囲の大人がADHD(注意欠陥多動性障害)に対して正しい知識を持っていないために、二次障害を発生させてしまうことがあります。

「何度言ったらわかるの?」「そんなこともできないの?」
こんな厳しい言葉をお子さまにぶつけることはあるでしょうか?
ADHD(注意欠陥多動性障害)は機能的な障害であり、本人が悪いわけではないにも関わらず、周囲からこのように責め続けられた場合、お子さまはどうなってしまうでしょうか?

「自分はダメな人間なのだ」と思い込むことで自尊心が保てなくなり、周囲に対して挑戦的・反抗的になったり(反抗挑戦性障害)、学習意欲を失ったり(学習障害)、人や動物を虐待したり(行為障害)ということも考えられます。このような二次障害の方が、ADHD(注意欠陥多動性障害)そのものよりも、お子さまにとって深刻な被害をもたらす可能性が高いと言われています。

最後に

ADHD(注意欠陥多動性障害)は周囲の大人(特に保護者さま)の理解が必要です。ADHD(注意欠陥多動性障害)に対する正しい知識を身につけ、お子さまをしっかり支援できる体制を整えましょう。そうすることで前向きな気持ちを持ち、明るく意欲的な毎日が過ごせるとともに、お子さまにとってより望ましい結果が得られるのではないでしょうか。

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