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発達障害とは

小学校低学年におけるアスペルガー症候群(高機能自閉症)の療育について
2015.09.03
  • 療育
  • アスペルガー症候群・高機能自閉症

自閉症スペクトラム(ASD)の一種とされるアスペルガー症候群。知能や言葉に遅れがない自閉症の1つで、1歳6ヶ月児健康診査や3歳児健康診査ではなかなか発見されにくいという特徴があります。しかし小学生ともなると次第に他の子どもとの違いが明らかになってきて、程度によっては特別支援学校や特別支援学級への通学なども視野に入れる必要が生じてくるかもしれません。また、適切な療育を受けられるように本格的な検討が必要となってきます。小学校低学年におけるアスペルガー症候群(高機能自閉症)の子どもに適切な療育とはどのようなものでしょうか。

小学校低学年に適切な療育が必要な理由とは

小学校低学年に適切な療育が必要な理由とは

小学校は子どもが集団生活に適応するとともに、社会道徳や社会ルールを学ぶための場でもあります。保護者や教師がアスペルガー症候群に対する正しい知識を持たず、十分な理解のないまま指導にあたると半社会的な行動や行為障害などの二次障害が併発する可能性もあり、本人や周囲を苦しめるだけでなく将来の可能性までも狭める結果になってしまいかねません。

例えば
・抽象的な言葉や暗喩、例え話などを理解することが苦手なので、具体的な指示や説明をする
・パニックをおこしたときはしばらく安静な場所で休憩させる
・アスペルガー症候群の原因は間違ったしつけではないので、しつけで矯正しようとしない
上記のことを教師が十分理解して指導に取り組めなかった場合、子どもが傷つき、周囲に対して攻撃的になるなどの恐れがあります。また、叱られている内容自体が理解できず、さらにそれを厳しく叱られる……といった悪循環が繰り返されるうちに、子どもは自分を否定する気持ちが強くなり、勉強や社会生活への興味を失ってしまうかもしれないのです。

こうしたトラブルを避けるため、保護者・学校、そして療育の専門家や専門施設を交えた協議の上で総合的な環境を整え、適切な療育を行うことで本人の本来の資質を伸ばしてあげることができるようになります。

具体的な療育の方法とは

自閉症児に共通するといわれている「ウィングの3つ組(社会性の障害、言語コミュニケーションの障害、想像力の障害)の現れ方は人それぞれです。保護者や教師がアスペルガー症候群について勉強することも大切ですが、断片的な知識や特定の方法をもとに療育を行っても効果があるとは限りません。医師の診断に基づき、専門家や専門施設によって本人の適性に沿って組まれたブログラムによる療育が必要といえます。

療育プログラムは施設によって様々な違いがありますが、
・学習の遅れが生じないようにする学習支援
・対人的なトラブルを最小限にするための対人的トレーニング(反復訓練)
・社会のルールやマナーに適応するための社会的トレーニング(反復訓練)
・本人の長所を見つけ、特技や才能を伸ばして社会に生かすための支援
などがおこなわれます。

また、必要な場合は医師のもとで薬物治療なども併せておこなわれる場合があります。

しかし、療育は専門家や専門施設の力を借りる必要があるものの、決して保護者や教師がそれに任せっきりでいいというものではありません。前項でご説明したように、保護者・学校・医師・専門家(施設)の理解と連携により、総合的に子どもがすくすくと伸びていける環境を整えることがもっとも重要でしょう。

愛情や気持ちを伝えることが大切

アスペルガー症候群の子どもは周囲の空気を読んだり人の気持ちを察したりすることが苦手な場合が多いようです。しかしそれは決して「人の心が分からない」というわけではありません。「伝え方が分からない」「普通の伝え方と少し違う」と考えるべきでしょう。
アスペルガー症候群の子どもに接する際は、愛情や思いやりの気持ちを大切にし、その伝え方を工夫することが療育の基本ではないでしょうか。

アスペルガー症候群・高機能自閉症とは

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