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発達障害とは

[連載第1回] 私の発達障害の特徴/LITALICOジュニア指導員
2016.03.31
  • 当事者メッセージ

※本文は「地域連携交流会」での当事者の方の講演を元に、一部を再構成しています。語り手は発達障害の二次障害として統合失調症の診断を受けたYさん(男性)
LITALICOワークスを利用後、 LITALICOジュニアで指導員として働いています。

私の障害の特徴

皆さんはじめまして。私は現在LITALICOジュニアで指導員をしているYと申します。38歳(講演時の年齢)で、趣味は将棋やゲーム、読書です。私の障害の診断名は「統合失調症」で、30歳で発症しました。ただ私の場合、統合失調症は発達障害の二次障害の可能性が高いです。というのも発達障害の特徴がたくさんあり、「気が散りやすい(ADHD)」「遅刻・忘れ物が多い(ADHD)」「熱中して周りが見えなくなる(ASD)」「言葉どおりに受け取ってしまう
(ASD)」「興味がないことには集中できない(ASD)」「漢字を書くのが苦手(LD)」などがあります。
一方で、私の発達障害的長所としては「思いついたら即行動、誰よりも早く動ける」「頭の回転が非常に速い」「興味があるものにはとことんこだわる」といった点があります。
発達障害とは

違いを知り特性を生かす

いきなりですが問題です。「私は鳥です。でも飛ぶことができません。周りの鳥たちは大空にどんどん飛び立っていきます。でも私は必死に翼を羽ばたいても、どんなに練習してもちっとも飛べるようになりません。周りの鳥たちは、私に『お前はおかしい』と言います。親鳥は『もっと頑張れば飛べる』と言います。私はなぜ飛べないのでしょうか?」
そう、答えは「ペンギン」だからです。周りの鳥たちから当たり前だと思われていることが当たり前にできません。
「鳥は空を飛べるのが当たり前」だという価値観の中では、ペンギンは劣等感に押しつぶされてしまうでしょう。ですから「この子は鳥なのに飛べないのはおかしい!」と思うのではなく、「この子はペンギンなのかも!」と考える必要があります。空は飛べないけれども、海の中ではすいすい泳げるという特性をいかすことで、ペンギンははじめて幸せに生きることができます。
発達障害当事者の気持ちとしては「できないものはできない」「これ以上頑張れない」「どう頑張って良いかも分からない」と感じています。
例えば授業中に暴れているお子さまがいます。しかし本人は暴れたくて暴れているのではありません。みんなと同じように授業を集中して聴きたいのです。でもそれができなくて劣等感に苦しんでいるのです。暴れてしまう要因と暴れやすい特性、暴れることしか選択肢がない状態が複合的に組み合わさっているだけなのです。
よって、お子さまに暴れる以外の選択肢を提示し、暴れる以外の行動を強化していくことが効果的になります。厳しく叱っても発達障害の子の場合、効果はありません。
彼らに必要なことは、しっかり成功体験を積むことによって自尊心を育てること、そして自己要求の伝え方などコミュニケーションスキルを訓練することです。あとは様々な方と触れ合う経験も将来の財産になると思います。

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