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発達障害とは

日本の療育にむけた教育プログラムの考え方と事例紹介
2015.10.8
  • 療育
  • 発達障害

「療育」という言葉に対して、「意味がよく分からない」、「そんな特殊な教育ではなく、普通の子どもたちと同じ教育を受けたほうが本人のためでは?」といった印象を持たれる保護者さまも大勢いらっしゃいます。ここでは療育をどのように教育プログラムとして展開しているのかについて理解していただけるよう、世の中で紹介されている療育の事例を紹介します。

自分の気持ちを言葉にできるようになったAくん

自分の気持ちを言葉にできるようになったAくん

4歳児のAくんは、質問の答えや意味が理解できなかったときに「オウム返し」をしてしまったり、自分の気持ちを言葉で伝えることができなかったりといった発達障害の傾向がみられました。

そこで「教えて」などの要求語を1つずつ、適切な場面でスムーズに言葉にするトレーニングを実施。パズルやクイズにしたり、また要求語を自然に口にできるような場面を意図的に遊びの中に取り入れたりといった工夫をして、本人の苦痛にならないように段階的なステップを取り入れました。

保護者さまには、「注意するのではなく、ほめるポイントを見つけてほめる回数を増やしましよう」「何をほめられたのかが伝わるようにほめるようにしましょう」などの方針を共有します。
もしAくんが学校や保育園などに通っていれば、担任の先生にも同じようにお願いをすることが重要です。

こうして要求語を一つひとつマスターしていったAくん。発語が盛んになり、他の子どもに話しかけることもスムーズにできるようになりました。

離席のクセをコントロールできるようになったBくん

離席のクセをコントロールできるようになったBくん

目から入る刺激につい反応してしまい、授業中でも離席してしまうことが多かった小学1年生のBくん。特に学習障害の傾向は見られないとのことなので、まずは落ち着いて机に向かっていられる時間を少しずつのばすトレーニングを開始しました。

タイマーを使って、数分ずつ机に向かう時間をのばしていきました。また、どうしても休憩したくなったときは「休憩したいです」など自分の欲求をカードで示す練習も重ね、許可なく離席してしまうクセを改善していきました。

もちろんこうしたトレーニングは、ただ強制されるだけでは苦痛です。集中力が維持しやすいよう、Bくんが机に向かって集中できる課題の準備にも入念な配慮が必要です。

小学校の先生にも、Bくんの集中力が持続しやすいような環境作りに協力してもらうことができました。ご家庭での生活環境についても保護者さまと打ち合わせし、入念に準備を重ねます。

こうしたトレーニングの結果、Bくんは「離席したい」という衝動を感じたらそれを先生に伝えることができるようになり、離席の回数も減っていきました。

療育とは「普通の教育」の準備段階

療育とは、決して特殊な教育ではありません。その上で、お子さまが苦手なことに対して「なぜ苦手なのか、どうすれば克服できるのか?」を多角的分析し、お子さまが自分で問題を解決できるよう手助けすることが重要だと考えられます。

また、療育の専門知識や世界最先端の療育法を学び、両親・学校・地域と連携を取りながら総合的にお子さまを支えるネットワークづくりも欠かせません。

「子どもを預けたら何を改善してくれるのか?」ではなく、「子どもが一緒にのびのびと育つための環境を整えよう」と考えていくことが重要といえるでしょう。

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