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発達障害とは

ペアレントトレーニングとは
2016.04.08
  • ペアレントトレーニング

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ペアレントトレーニングとは

ペアレントトレーニングとは

ペアレントトレーニングとは、知的障害や自閉症などの子どもをもつご家族を対象に、1960年代にアメリカで開発されたプログラムです。
当初は、「親は子どもの最良の治療者である」という考え方をもとに、支援機関で取り組んでいる子どもへの療育を家庭でもおこなうことで、療育の効果をアップさせたり、維持させたりすることが目的とされていました。発声や模倣といった課題を、療育機関と並行し家庭でも同じ課題をおこなうことで、子どもが療育に従事する時間を増やすことができます。現在では知的障害や自閉症の他にも、ADHDなど子どもの障害種別に応じたプログラムが開発され、展開されています。
日本では、そもそも子どもの療育が十分に行き渡っていなかった背景から、ご家族の日常生活の困り感を軽減するためのプログラムとして取り入れられ、独自に発展してきたものが多くあります。また、現在では、発達障害だけでなく、不登校や非行を繰り返す子ども、虐待を受けた子ども、里子や養子などに対応したプログラムが開発されるなど広がりを見せています。ここでは、日本で最も実施の多い、グループ形式でのペアレントトレーニングについてご紹介します。

ペアレントトレーニングの形式・内容

実施する機関により形式は異なりますが、1回の講座は1.5 ~2.5時間、5~10回程度の連続講座になっています。毎回、講義とワークがおこなわれ、講義では障害理解や事例を学び、ワークでは講義内容をご自身のお子さまのケースに当てはめて考えてます。そして、学んだことをご自宅でホームワークとして実践し、次回の講義でその感想や難しかった点をグループで共有するというサイクルでプログラムが進みます。実践して難しかった点は、次回講座でファシリテーターに相談することで、振り返りと改善を加えられることできます。また、グループで受講することで、同じ悩みをもつ方との出会いと共感があります。他の家庭でなされている工夫が参考になったりするという声も多いようです。

実際のペアレントトレーニングではどんなことをするのでしょう?

受講例をご紹介します。(形式や具体的なポイントはLITALICOジュニアペアレントトレーニングのものであり、他機関のペアレントトレーニングとは表現の仕方などが異なる場合がありますのでご了承ください。)

<着替えがなかなかできないAくんの場合>
自閉症スペクトラムと診断された5歳のAくんは、よく気が散るせいで着替えがなかなか進まず、途中でやめてしまうことが多いお子さまです。保護者さまはイライラし、着替えを全て手伝ってしまう状態。Aくんは、靴をはく、手を洗う、1人で歩くなど、1人でできることがなかなか増えず、保護者さまは焦っていました。
まずは、講義で学んだ「ハードルを下げて褒める回数を増やす」ことをワークでお子さまの例に適用し、すぐに、「靴に手を伸ばしたら褒める」「自分で靴下を持ってきたら褒める」「歩いている時に褒める」など、困った行動が起こる前に褒める関わりを実践しました。すると、Aくんは投げ出すことなく自分で取り組む時間がぐんと伸びました。
その次に学んだ「環境を整える」「分かりやすい指示の出し方」と、他の保護者さまがされた工夫を参考に、気が散りにくく着替えやすい環境を整えたり、Aくんが好きなタイマーアプリを使ったりと工夫したところ、はじめて自分でズボンをはくことができるようになりました。
お母さまは、Aくんが自分でできることが増えたことを何よりうれしく思い、その後怒ったりイライラしたりすることが減ったそうです。

<ゲームに負けるとかんしゃくを起こすBくん>
小学校3年生のBくんは、弟とゲームをしている最中、思い通りにいかないことがあると、怒ったり泣いたりしてゲームを途中でやめてしまいます。
保護者さまは、講義で学んだ「困った行動をしていないときを褒める」というポイントをいかし「兄弟同士でケンカせず仲良く遊んでいるときはそのことを褒める」ということを実践しました。また、「困った行動の代わりの行動を設定し、サポートする」というポイントをいかし、「イライラしたときは、ゲームを1回やめて休憩して戻ってくる」というルールを決め、ゲームをする前にそのルールを紙に書いて一緒に確認する、ということを考えました。保護者さまは最初、代わりの行動として「我慢する」という行動を設定していましたが、今のお子さまに無理なくできることにしましょう、というファシリテーターのヒントをもとに考え直しました。
「ケンカをしていないことを褒める」という関わりが功を奏し、そもそもケンカが起こらなくなったため、休憩を促す必要もありませんでした、と笑顔でご報告いただきました。現在はたまにルールを確認し、楽しく遊べているときに褒める関わりは続けられているそうです。

以上、事例を2つご紹介しました、イメージをつかんでいただけましたでしょうか。
「子育てを楽しみたい」「子どもが成長する関わり方ができるようになりたい」、親であれば誰でもこんな気持ちになることがあると思います。ペアレントトレーニングにはさまざまなものがありますが、どれも子どもとの関わりについて具体的に学べ、保護者さまの工夫を軽減するという点が共通したメリットとなっています。
LITALICOジュニアペアレントトレーニングでは、お子さまだけでなく、保護者さまご自身に合わせた、より楽しい子育ての方法について振り返り、学んでいくことができます。今までよりもご家族が笑顔でいる時間を増やす手助けができればと思いますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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