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小学生以上のお子さま

小学校1・2年生の課題と指導事例

小学校1・2年生の不安と課題

保護者さまやバスなどの送り迎えで登園していた幼稚園・保育園時と違い、ランドセルを背負って1人で登校するようになる小学校。校内での生活の大半が、机に向かっての学習になります。
子どもの成長にたくましさを感じる半面、通学路では事故や寄り道の心配、学校生活の中ではきちんと座って授業が受けられるか、一斉指導についていけるかなど、大きな環境の変化に保護者さまの不安も募る時期です。

小学校1・2年生での課題は、身支度や次の授業の準備を自分でする、授業と休み時間の区別をつけるといった基本的な生活習慣、先生や友だちとコミュニケーションが図れるような社会性、学習の基礎固めや宿題に取り組む姿勢を身につけるなどの学習面での定着が主になります。
これらは、日々の積み重ねから1つずつ身につけていくことも多く、また、高学年生や友だちを見て習得したり、必要性を理解して行動に移せるようになったりしていきます。同時に、先生の話を聞いたり、長時間ひとつの課題に取り組んだりする中で集中力も育まれる時期です。そのため、他者の話や周りの状況を理解して行動する力と、気持ちを切り替えながら次の課題に移行できる力を養うことが、スムーズな学校生活を送るための基盤となります。

小学校1年生の発達の目安

・時間割表を読むことができる

・くりあがり・くりさがりの計算をする

・主語・述語と適切な助詞を用いて一文を書くことができる

・遊びや活動の手順を理解し参加する

・周囲の状況から相手の気持ちを推測する

小学校2年生の発達の目安

・時計を見て時刻がわかる

・かけ算九九の文章題ができる

・出来事や感想などを書くことができる

・自分の役割や仕事を認識し、役割を果たす

・ことばの省略があっても意図を理解する

本格的な学習も始まり、自立の一歩を踏み出す時期。大切な小学校生活のスタートに保護者さまが感じやすい不安や課題に対して、LITALICOジュニアでおこなっている指導をご紹介します。

発達障害とは?

LITALICOジュニアでの指導事例

課題 1

「授業に集中できない」

小学校低学年の授業時間は1コマ45分。その間は席に座って先生の話を聞き、内容を理解して取り組んでいく力が必要となります。
学習の基礎となる段階でつまずいてしまうと先々にも影響することがあるので、この時期にしっかりと身につけておきたいところです。

小学校の授業では具体的な物や身近な例などを使い、飽きないように工夫をしながら分かりやすく教えてくれますが、指導は全体に向けておこなわれるため、常に個人の理解度に合わせて進んでくれるわけではありません。
一度に複数の指示を出されると理解が難しいお子さまの場合、情報量が多すぎて処理しきれなくなる可能性があります。また活動的なお子さまでは、長時間座っていることを苦痛に感じてしまうこともあります。その結果、席を離れて立ち歩いたり、近くの友だちにちょっかいを出したりといった行動に表れることがあります。

指導事例

LITALICOジュニアの指導事例

課題や時間を視覚や感覚でつかみやすくする

子どもが席を立つ、周囲にちょっかいを出すなどの行動を起こすときには、必ずそこに至るまでのプロセスがあります。それを汲み取らずに行動だけを注意してしまうと、なぜ叱られたのかが理解できずにくり返してしまったり、「分かってもらえない」との思いから先生との間に信頼関係が築きにくくなったりしてしまいます。

LITALICOジュニアではモデリング(いい見本、悪い見本をみて認識する)→ワーク(よくしていくための知識を学ぶ)→ロールプレイ(実践して身につける)→リフレクション(振り返り)という4つのステップで、状況を理解する力と対応する力を育み、定着を促していきます。
今回の事例の場合、まずはモデリングでいい見本と悪い見本から適切な行動の理解を促し、ワークで集中できる環境づくりに必要な手だてを考えていきます。情報を処理しきれないお子さまなら、これからやることを1つずつノートや付箋などに書き留めてリスト化し、視覚的に理解できるようにします。
これは長時間座っていられないお子さまにも有効で、課題が終わるたびに消していけばあとどのくらい取り組むことがあるのかが明確になるので、自身でコントロールしやすくなります。また、「これが終わったら休み時間」というように、自分で「お楽しみ」までの見通しを立てられるようになり、授業と休み時間といった活動の切り替えもしやすくなります。

周囲に気が向いて集中できないお子さまの場合は、視覚的な理解がしやすいお子さまであれば注意を向けるマークを、聴覚的な理解がしやすいお子さまであれば同じく音(合図)を決め、先生が掲げた(発した)ときにそちらを向くようにするというルールを用いて、聞く姿勢が身につくように指導していきます。

ポイント

ここで大切なのは、褒められるという体験をたくさんすることです。
わずかな時間であっても集中して取り組めたとき、そこを褒められればお子さまの意欲につながります。席を立つ・騒ぐなどの行動に移る1歩手前の段階でお子さまを認めてあげることが、その後の行動を起こしにくくする手だての1つになります。
レッスンの最後には保護者さまへのフィードバックをおこない、ご家庭や学校でも実践して定着していけるように促していきます。

LITALICOジュニアの授業を体験してみませんか?

教室の雰囲気や授業の進め方などを実際に体験できる体験授業をおこなっています。
事前にお子さまの様子をお聞きした上で、お子さまに合わせた授業を体験していただけます。

体験授業の流れ

課題 2

「友だち付き合いのマナーが守れない」

友だちとの良好な関係は、学校生活を有意義なものにしてくれる大きな要素になります。
小学校1・2年生では、言葉でのコミュニケーションが十分に図れずケンカになってしまったり、自他の区別がつかないことからトラブルに発展したりしやすいですが、そこから関係性を学んで友だち付き合いのマナーを身につけていく時期でもあります。

しかし、不安が大きいお子さまの場合、大勢の中で言葉を一言も発せなくなってコミュニケーションが取れなくなるといった心配が出てきますし、負けず嫌いなお子さまであれば、勝ち負けのある遊びで負けてしまったときに負けを認められず、騒いだり相手の子に暴力をふるってしまったりといった心配もあります。また他人の感情を読み取るのが苦手なお子さまでは、相手が嫌がっていることがわからず、自身が楽しいと思うことだけを続けて周りを不快な思いにさせてしまうこともあります。
人との関係性を築くことは、これから先も必要となるスキルなので、十分に理解して行動に移せるよう、一人ひとりの状況に寄り添ったケアが必要となります。

指導事例

LITALICOジュニアの指導事例

友だち付き合いのマナーが守れない
お子さまの場合

表情のイラストで相手の感情を理解する
友達付き合いのマナーは、相手の気持ちを汲み取るのが難しいお子さまにとっては困難な課題の1つです。そこで、まずは自分と相手はそれぞれ違った感情を抱くものということを、視覚的に知るところから始めます。
楽しい・普通・困っている・悲しい・イライラしているといった感情をあらわす表情のイラストをみて、自分がその顔になるのはどんなときか、何があったらその気分になるのかなどをディスカッションし、みんなの意見をまとめます。

ロールプレイでは、お話好きで一方的に話してしまうお子さまの場合、相手が「楽しい」表情から「困っている」表情に変わったら話をストップするといったように、極端に差がある表情のイラストを用いながら、1対1の会話や遊びを通して相手がどんな気持ちなのかを汲み取る練習をします。
そうした理解が深まったら、どうすれば「楽しい」表情に戻れるかを考え、謝る / お礼を言う / 許す / 協力するなど、相手を気遣い、コミュニケーションが図れるようになる方法を習得していきます。

ポイント

自身の感情がコントロールできず、怒ったり暴力をふるったりしてしまうお子さまの場合、嫌な気分になるきっかけを探り、感情が爆発する手前で抑えられるような手だてを考えることも大切です。
水を飲む、その場を離れるなど、いくつかの方法を実践して、お子さま自身に合ったクールダウン法を一緒に見つけていきましょう。

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教室の雰囲気や授業の進め方などを実際に体験できる体験授業をおこなっています。
事前にお子さまの様子をお聞きした上で、お子さまに合わせた授業を体験していただけます。

体験授業の流れ

まとめ

勉強や友だちとの関わり方など、環境が大きく変わる小学校生活。特に1・2年生のうちはうまく馴染めないなどの心配もありますが、不安要素を明確にしていくことで解決できることがたくさんあります。
発達障害のあるお子さまの場合は状況から判断することが難しいことも多く、わからない・理解できないといった理由から席を立って教室をうろうろするなどの行動に移ることがあります。また、先生から注意されることを注目されていると誤解して、行動がエスカレートすることもあります。

大人はつい起こしてしまった結果にばかり目がいってしまい、すぐに注意してしまいがちですが、原因から改善していかなければ解決にはつながりにくいものです。
根本的な原因を見極め、その行動に移りそうな手前でお子さまが適切な判断をしやすいような環境設定をしていきましょう。そのためには、禁止よりもお子さまに自信がつく言葉がけを心がけ、できることの幅を広げてあげることが大切となります。そして、できるようになったこと、今できていることに十分目を向けて、褒めてあげてください。
また、学校の先生と情報を共有することも快適な学校生活を送る手助けとなるので、少しでも気になることがあれば相談し、お子さまの特性や効果的な手法なども伝えていきましょう。

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