Close

Close

小学生以上のお子さま

小学校3・4年生の課題と指導事例

小学校3・4年生の不安と課題

小学校生活にも慣れ、活動範囲や友だちとの関わりも広がる小学校3・4年生。自我が確立されはじめ、自分でやってみたい・自分1人でできるといった気持ちを持つようになり、自立に向けた1歩を踏み出す時期です。
同時に自他の意識も芽生え、自分と他者との違いを理解できるようになるため、友だち付き合いが増え、集団で行動することも多くなります。学習面では物の名前や生活習慣に関する具体的なものから、人の気持ちや公式を使った計算など目に見えない抽象的なものへと広がり、自分で考える力や調べる力を育む内容に移行していきます。
友だちとのトラブルや勉強の理解度など、保護者さまが不安に感じる事柄も具体的になっていきます。

小学校3・4年生での課題は、友だちとの距離感を保つ、集団の中でのルールを守るといった社会性や、思い通りにいかないときなどの感情のコントロール、学習面では抽象的な内容から推測して答えを導き出したり、いくつかの事柄を組み合わせて筋道を立てたりする思考が主になります。
社会性や感情のコントロールは人との関わりの中で育まれ、学習面ではイメージする力を育むことで出題の意図を汲み取れるようになっていきます。高学年での交友関係や学習意欲へとつながる移行期なので、自身の得意分野と苦手分野をそれぞれ理解し、得意分野は伸ばすための、苦手分野は克服するための対処法や複数の解決策を身につけていくことが大切になります。

小学校3年生の発達の目安

・今日の予定を意識して行動する

・あまりのあるわり算ができる

・絵や写真を説明する文章を書くことができる

・ルールや手順が複雑な活動を理解し参加することができる

・周囲の状況からそれぞれの感情を推測してふるまいを変えられる

小学校4年生の発達の目安

・時計を見ながら、時間を逆算して行動に移せる

・わり算の筆算ができる

・自らの体験について200文字程度で書くことができる

・話しあいで、他者の意見を同調したり反対意見を伝えたりできる

・他者の表情やしぐさを見て、相手の言葉に表れない気持ちを読み取る

人間関係や複雑な学習内容の土台作りとなる時期。自立しはじめたお子さまの課題や、保護者さまが感じやすい不安を、LITALICOジュニアでどのような指導を通してご紹介します。

発達障害とは?

LITALICOジュニアでの指導事例

課題 1

「集団の遊びの中でルールが守れない」

友だちとの交流が盛んになってくると、集団の中でのルールやマナーを理解して守ることが円滑なコミュニケーションに必要となります。
ただ、コミュニケーションは抽象的な事柄が多く、どうしてダメなのか・何がいけないのかを理解し判断するのも難しいものです。
そのため、集団行動が苦手なお子さまの場合、傍からみると自分勝手と思われがちな行動に出てしまい、友だちとのトラブルにつながることも少なくありません。

相手の気持ちを汲み取るのが苦手なお子さまの場合は、コミュニケーションがうまく図れずにケンカとなり、孤立してしまうことも。自他の意識も芽生えてくる時期だけに、トラブルが続くことにより劣等感や不登校につながってしまうこともあります。

指導事例

LITALICOジュニアの指導事例

ルールが守れないお子さまの場合

視覚化でルールを理解し、具体的な手法でスキルを身につける。集団生活の中で友だちとトラブルになることは決して珍しいことではなく、誰もが経験することです。そこから集団のルールを学び、適切な言動を身につけるチャンスでもあります。
ところがルールの理解がしづらいことにより、トラブルの原因や解決策がわからずに混乱したり、誤った方法で学習し不適切な行動として出たりと、活動への参加が難しくなる場合があります。

LITALICOジュニアではモデリング(いい見本、悪い見本をみて認識する)→ワーク(よくしていくための知識を学ぶ)→リハーサル(実践して身につける)→フィードバック(振り返る)という4つのステップで状況を理解する力と対応する力を育み、定着を促していきます。
今回の事例の場合、まずはモデリングでいい見本と悪い見本とを動画で見比べてもらい、いいと感じるところ・よくないと感じるところをそれぞれ見つけてもらいます。
次にワークでいい見本と悪い見本の違いを明確にしていき、ルールの必要性とどうすればよくなるかをディスカッションします。出た意見やポイントは理解しやすいように書き出しておきます。
このとき、ただ漠然と「なんでだと思う?」「どうしたらいいだろう?」と問いかけても、手だてのレパートリーが少ないお子さまの場合には答えに詰まってしまいます。そのため、動画の中から登場人物の喜ぶシーンを見つけてもらったり、指導員が具体的な言動をいくつか提示して選んでもらったりしながら、ルールの必要性や適切な行動の理解を促していきます。その後、いいと感じた言動をリハーサルで実践し、状況に応じて使い分ける練習を重ねて定着に導きます。
また、身の回りのルールを文字やイラストにして見えるところに貼っておいたり、1冊の本にまとめて持ち歩けるルールブックをつくったりすることで、継続的なスキル練習にもつながります。

ポイント

ここで大切なのは、成功した・やってよかったと思えるスキルを身につけることです。具体的な解決策であっても失敗につながるのではと思えば、その事柄を回避するために不適切な行動につながってしまいます。
そのお子さまの特性に合った方法を一緒に考え、解決できる行動へと丁寧に導くことが重要になります。自宅や学校でも繰り返し実践して定着していけるように、レッスンの最後には保護者さまへのフィードバックもおこなっています。

LITALICOジュニアの授業を体験してみませんか?

教室の雰囲気や授業の進め方などを実際に体験できる体験授業をおこなっています。
事前にお子さまの様子をお聞きした上で、お子さまに合わせた授業を体験していただけます。

体験授業の流れ

課題 2

「我慢ができない、
感情を抑えられず爆発してしまう」

集団の中では自分の思い通りに行動できない状況もしばしば訪れます。そのような場面で適切な対処法がわからないお子さまの場合、かんしゃくを起こしたり強い言葉で相手を責めたりしてしまうことがあります。また、自身で感情のコントロールが難しいお子さまの場合、突然怒りを爆発させてしまうこともあります。

根底にあるのは、友だちの考えやルール、トラブルの解決策などが分からないという気持ちです。状況を理解するスキルとともに、自身の気持ちの変化に気づき、沸点に達する手前で抑えられる・発散をする手だてを知ることで、感情をコントロールするスキルを身につけていくことができます。

指導事例

LITALICOジュニアの指導事例

感情をコントロールできないお子さまの場合

今回の事例では、興奮している・楽しい・普通・モヤモヤしている・爆発など感情の変化を5段階で表し、今の自分がどこに当てはまるかを可視化します。
楽しいから興奮、モヤモヤから爆発に移行するきっかけにはどんなことがあるか、また身体的にどのような変化が現れるのかを個別にヒアリングし、どのような対処法をとり入れれば感情が移行する前に普通(落ち着いた状態)へ戻れるかを一緒に考えていきます。
兆候が見受けられたときは指導員から声をかけ、感情が変化する前に対策を取る習慣をつけていきます。これらを授業中の課題に織り交ぜながら爆発する前に抑えられた・楽になった・すっきりしたという成功体験を積み重ねることで、次第に指導員から言われなくても自ら実践できるようになっていきます。

また、1つの感情や事柄にもあらゆるパターンがあることを理解するために、1つの物事に対してたくさんの表現を知るためのワークもおこなっています。例えば 「バナナ」であれば、黄色い・柔らかい・皮をむくなどイメージを膨らませて言語化し、表現の幅を広げていきます。語彙を増やすことにもつながるので、作文や文章問題など抽象的な学習への理解にもつながります。

ポイント

自身の感情の変化とリラックス方法を知り、イメージする力を育むことがポイントです。

LITALICOジュニアの授業を体験してみませんか?

教室の雰囲気や授業の進め方などを実際に体験できる体験授業をおこなっています。
事前にお子さまの様子をお聞きした上で、お子さまに合わせた授業を体験していただけます。

体験授業の流れ

まとめ

友だちと自分の関係に意識が向きやすい小学校3・4年生は、自他の違いが浮き彫りとなる時期です。コミュニケーションの幅や言葉のレパートリーが増えていく中で、もともとの苦手分野が表面化して、自分なりの解決策を模索し始めるときでもあります。

スムーズに集団生活を送るためにも、苦手とすることの背景要因を見極めて抽象的な物事への理解を具体化していくとともに、解決策へつなげていく視点をもつことが大切です。
そのためには、まず大人が適切な対処法を提示してお子さま自身が自分に合ったものを選べる環境を設定し、状況に応じた言動のレパートリーを増やしていきましょう。
また、先生や保護者など周囲の大人が情報を共有して、お子さまに気づきを促す言葉がけをするなど、できた・成功したという経験を積み重ねていけるよう導いていきましょう。

他の学年の課題と指導事例を見る

お近くの教室を探す

LITALICOジュニアの教室紹介です。教室見学や体験授業もおこなっていますのでまずはお気軽にお問い合わせください。

  • 東京
  • 神奈川
  • 埼玉
  • 千葉
  • 大阪
  • 兵庫
  • 無料でパンフレットをお送りします。
    まずはお気軽にお問い合わせください。

    無料個別相談・見学・体験授業の
    お申込みはこちらから

    資料請求&授業体験
    のお申込み(無料)

    このページに関連する
    おすすめコンテンツ

    ページトップへ