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成長事例

年長(6歳)の課題と指導事例

小学生まであと1年!
「できた」の積み重ねで、自律心や自信を育みます。

小学生までいよいよあと1年。この時期は、勉強を含め、学ぶことの楽しさや意欲が芽生え始めたり、お兄さんお姉さんとしてのふるまいをすることで、自律心や自信をつけるチャンスです。
勉強面でも、コミュニケーション面でも周りの期待が高まり、出される課題が難しくなるので、「できない経験」が増えやすく、意欲も低下しやすい時期です。「できて楽しい!」という経験を多く積める工夫しながら授業を進めます。
お子さまも不安や疲れが出ることがありますので、優先順位をつけて取り組んでいきます。

年長(6歳)の発達の目安

言語
・5W1Hが分かり、状況によって使える
・物の用途を説明する
・経験したことを感想も交えて話す
・クイズを出したり、答えたりする

身辺自立
・衣類をたたむ
・自分のかばんの中のものを、指示どおり、出し入れできる
・一人で食事の動作ができる

社会性
・複数の一斉指示に対して行動する
・活動の切り替えをする
・やっていいことと悪いことについて、判断し始める
・友だちと協力し始める

学習
・「合わせていくつ」「のこりはいくつ」を答える
・時刻を読む(1時間読み)
・自分の名前をプリントに書く
・「誰が何をした」を一文で書く

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LITALICOジュニアでの課題別指導例

お子さまは一人ひとりつまづくポイントや得意な学び方がことなります。
お子さまに合わせた方法で指導プランをご提案しています。

課題1

集団活動が苦手

集団参加しづらい要因を分析しながら、見通しの理解や集団参加のルール、気持ちを切り替える方法などを学びます。

指導事例

スタンダードコースの指導事例

自分で自分の感情を理解し、対処方法を学びます。
自分の感情の理解や、イライラした気持ちとうまく付き合っていく方法、気持ちを切り替える方法を学びましょう。

  • ペア指導/毎週

    より少ない人数で指示を聞く練習や見通しに沿った活動、お友だちや先生への声の掛け方を練習します。運筆のプログラムで鉛筆とプリントに慣れながら、ひらがなを書くことの練習や、10までの数の概念の理解など、国語と算数の基礎になる部分を学びます。

  • 集団指導

    全体への指示を聞いたり、わからないときに発信するスキル、参加が難しいときに休憩するスキルなどを実践的に学びます。「先生」と呼ぶことや、挙手をして「話してもいいですか?」など授業中に話したいことがあるときのふるまいについて学びます。
    小学校の生活に向けて、持ち物管理や係活動の練習をします。

保育所等
訪問支援

定期的に園を訪問させていただき、お子さまの様子を観察します。
ご家庭やLITALICOジュニアでできていることと照らし合わせながら、環境が変わってもお子さまが持っているスキルを発揮できるよう、集めた情報をもとに園と協議しながら環境調整をします。

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課題2

小学校の学習準備をしておきたい

小学校入学に向けて学習の準備がしたいのですが、子どもの学習意欲が低く困っています。

指導事例

パーソナルコースの指導事例

学習は今のお子さまの興味関心や、理解していることに合わせたところからスタートします。
無理に小学校で学習する内容に合わせていくのではなく、まずは、お子さまの「できた!」「楽しい!」を学習の中で作っていくことが、それ以降の学力に繋がっていきます。

  • マンツーマン指導/毎週

    好きな絵本を使って、文字を読むことに親しんだり、内容を聞いて感想を言うことで、国語に必要な文章の理解を進めていきます。また、ブロックやプリントなどを使いながら、合わせるや減るという概念をゲームなどを通しながら理解していき、小学校になってからの足し算・引き算などの計算をおこなう際の概念を学びます。
    また、スポット授業で集団指導を受講し、マンツーマンで練習したことを試す場として活用します。集団活動の中で実践し、小学校での集団授業に慣れていきます。

  • 家庭での学習

    お子さまのモチベーションや、自信がつくまでは家では無理のないように過ごすことも大切です。お子さまが「難しい」「楽しくない」と思うことに対し、行動したくなる環境をつくるには、保護者さまがまずお子さまの自信をつけ、やってみたいと思えるような関わりをすることが大切です。
    パーソナルコースの指導をモニタリングしていただき、指導員と同じ声掛けや提示をご自宅でも実施しましょう。 まずは授業の中でお子さまのハードルに合わせて練習をはじめ、成功体験をつんでいきましょう。授業後には教室で練習した成果物を保護者さまにお渡し、思う存分「上手だね!」と褒めてあげてください。それを繰り返す中で、お子さまは授業内の課題に自信がつき、少しずつ学習への意欲や苦手意識の改善が見え、教室の宿題を家で取り組めるようにステップアップしていきましょう。

ポイント

保護者さまへのサポートでは、お子さまに合わせた具体的な接し方・声かけを学びます。 はじめめからプリントなど、学習の印象が強い教材を使用するのではなくブロックなどを使用したり、プリント学習をおこなうときにはクレヨンや、床で寝転がりながらおこなうなど、教材や学習環境などを調整しながら、少しでもお子さまが取り組みやすい環境を探していきましょう。

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課題3

手先が不器用/文字が書けない

手先を使った細かい作業や、文字を書くことが苦手。
幼稚園・保育園で、のりやはさみ、テープなどの道具を使った複雑な工作も、思ったようにできない状態に、子どもが自信を失っているようです。

指導事例

パーソナルコースの指導事例

LITALICOジュニアでは、お子さまが複雑な課題に取り組む場合はスモールステップを推奨しています。
何が原因でできないのかを明らかにし、できるまでひとつずつ順にステップを積み重ねることで「できない」を少しずつ「できた」に変えていきます。

  • マンツーマン指導/毎週

    お子さまがたくさんの「できた!」喜びを感じ、意欲を向上させるために、ひとつの行動も細分化した課題にして、細かな成功体験を積み重ねます。例えばはさみの使い方。初めははさみの動かし方、次は紙の動かし方、直線で切る練習などスモールステップを作ることで、成功のしやすさ、達成感の醸成と同時に、はさみを使うスキルを獲得していきます。
    また、スポット授業で集団指導を受講し、マンツーマンで練習したことを試す場として活用します。集団活動で、例えば複数のお子さまで一つの作品を作るように分担し、お子さまにはさみで切る役割を与えます。指導員は様子を見守りながら、必要なときにフォローをおこないます。授業の中ではさみの使い方を実践しながら、集団で役割を果たすことの楽しさも学ぶことができます。

  • 家庭での学習

    お子さまが苦手意識のある活動でも、「もっとやりたい!」「できる!」とモチベーションをあげるためには、上手に道具や手先が扱えず作品や文字がうまく書けなかったとしてもお子さまが頑張っていることを褒めていくことがとても大切です。「失敗してしまった」という結果や気持ちがあると、練習する機会をつくることも難易度があがってしまいます。
    パーソナルコースの指導をモニタリングしていただき、指導員と同じ声掛けや提示をご自宅でも実施ていただくことでお子さまの自信をつけていきましょう。 例えば、1回はさみを握るだけで切り終わるパーツを組み合わせて完成する工作は達成感が得やすく、のりは塗るところに事前に色や数字を書くことでわかりやすくなります。テープには切りやすいように切り込みを入れ引っ張りさえすれば切れるようにしたり、扱いやすい大きさに事前に切っておき貼ることだけに集中できる環境に整えておくなどお子さまが楽しさを見つけられるステップから練習をおこない少しずつステップアップしていきましょう。

ポイント

保護者さまへのサポートでは、お子さまに合わせた具体的な接し方・声かけを学びます。 どんな切り方をしても失敗にはならないよう、それなりの形に作ることができ、その形を楽しめるような工作の課題を選ぶようにしましょう。
お子さまが課題に前向きに取り組み、楽しみながら上達していける環境を整えることが重要です。
お子さまに合わせた手立ては、難易度の調整や、出来たという周りからの褒めなど様々なので一緒に見つけていきましょう。

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まとめ

6歳(年長)は集団生活になじみ、集団の中での自分を意識し始める年頃です。
自立心が芽生え、周囲の物事に関心を示して積極的に関わっていこうとします。自意識が高まり、他の子どもと自分を比べることもし始めます。時にはできる / できないを通じて葛藤を感じることもありますが、それもまた成長を促進する大切な要素です。
そのような年頃だけに、言葉によるコミュニケーションの不自由や、手先や体が思うようにコントロールできないというもどかしさは本人にとって大きなストレスになるかもしれません。またそれが他の子に対する劣等感や苦手意識につながっても困ります。
お子さまの「できない」を「できる」に変えていけるようLITALICOジュニアはサポートします。

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