小学校準備
小学校での生活に向けて、上手にお話しできるようになるために会話の練習をしたり、集団活動の中で先生の指示を聞いて行動する練習をしたり、友だちとのやり取りにおいて必要なコミュニケーションスキルを身につけます。
こんなお子さまに
- 小学校入学のイメージをつけていきたい
- 友だちとの関わり方を練習をしたい
- 自分の気持ちをうまく言葉で伝えたい
- 感情のコントロールができるようになりたい
授業の概要
小学校への入学準備を見据えた練習をおこなっていきます。お子さまの発達に応じ、豊富なプログラムと教材でサポートします。
主なテーマ
基本的な発達のサポート
- ・母子分離(強引にではなく、無理なく少しずつ実施します)
- ・発語 / 言葉の理解 / 見る / 聞く / 模倣 など
- ・「見て」「聞いて」などの簡単な指示理解
セルフコントロール
- ・感情の理解
- ・感情と行動の衝動に対してのコントロール
- ・ストレスへの対処
- ・活動への集中
1対1のやり取り
- ・他者理解(他者認識、他者の気持ち・共感)
- ・他者とのやりとり(適切な自己表現、会話、ゆずる・あいさつ)
- ・問題解決(ヘルプ要請、トラブルの解決策)
集団でのふるまい
- ・遊びの中のルール理解(おもちゃの貸し借り、順番、ゲーム参加)
- ・集団や社会のマナー(一斉指示、園生活でのマナー、公共機関での振る舞い)
- ・集団参加(協力、役割遂行、優先順位、活動の維持・活動の切替)
授業のポイント
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POINT1
学校生活に必要なスキルのサポート
集団生活に必要なスキル習得を中心に、小学校1年生をスタートさせるために必要な学習もおこないます。お子さまの発達に合わせて、まずスモールステップで目標を作り、就学に向けたカリキュラムを策定します。入学準備に最適です。
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POINT2
個別指導と集団指導のどちらでも可能
LITALICOジュニアでは、お子さまと指導員のマンツーマンで学ぶ個別指導、複数のお子さま同士が互いに関わり合いながら学ぶ集団指導があります。お子さまの発達やニーズに合わせたプランをご提案します。また、小学校生活で出やすい課題を見つけ出す「小学校ステップアッププログラム(別料金)」との併用で、より具体的な準備をおこなうこともおすすめです。
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POINT3
絵カード・ゲーム・動画など様々な手段で小学校に必要なスキルを身につける
お子さまの興味関心に沿った理解しやすい手段を用いて授業をします。集団生活のケースを動画から学んだり、絵カードやゲームをして学習したりします。小学校に必要な幅広い内容を楽しみながら学ぶことができます。
解決事例
「自己紹介ができない」
指導
ポイント
みんなの前で発表することが苦手だったため、まずは紙を見ながら短い文章で自己紹介をするところからスタートしました。そして回を重ねるにつれ、段々とハードルを高くしていく中で成功体験を積み、自信をつけていきました。最終的には1人で、自分の説明ができるまでステップアップすることができました。
※指導によるお子さまの成長やスキルの習得等には結果に個人差があります。
結果
- 「はい!」と声を出して返事をすることができるようになった
- 大きな声で簡単な自己紹介ができるようになった
「一斉指示に従うことが難しい」
指導
ポイント
当初のお子さまは、直接指示をされればすんなりと動くことができていました。しかし、集団での一斉指示となると、自分にも言われたことだと分からないと相談を受けました。そこでLITALICOジュニアの集団授業では、一斉指示と同時に絵カードも提示し、見て動く練習をしました。視覚的な補助を用いた指示により、集団への一斉指示を理解して動くということが次第に身についていきました。
※指導によるお子さまの成長やスキルの習得等には結果に個人差があります。
結果
- 集団の中で指示をされたことが自分にも言われたことだと判断し、動けるようになった。
「分からないことがあっても誰にもたずねられない」
指導
ポイント
授業中に分からないことがあったとき質問できずにいると、授業に着いていけなくなる悪循環に陥ることがあります。そうならないためにも、分からないことを他人にたずねることはとても大事です。LITALICOジュニアでは、質問が苦手なお子さまには、質問をするときに使えるフレーズを覚える、質問をするタイミングをクイズで学ぶといったプログラムがあります。プログラムを重ね、お子さまは楽しみながらコツを身につけていきました。学校でも友だちや先生に対して質問ができるようになり、授業に楽しく参加できるようになりました。
※指導によるお子さまの成長やスキルの習得等には結果に個人差があります。
結果
- 分からないことがあると、隣の友だちにたずねることができるようになった。
- 先生の話が終わった後、挙手をして質問をすることができるようになった。
授業プログラム例
ひとりで準備しよう!
朝の支度や移動教室での持ち物チェックなど、1日の流れや時間割に沿って見通しを立てながら準備・行動する練習をします。
使用する教材・プログラム
教科書やノート、筆箱などを机に入れておき、指導員が「次が国語の時間だったらどうすればいい?」と問いかけます。するとお子さまは国語の授業の準備をします。慣れてくると、ある日の時間割表を提示し、指定された曜日の時間割表を見ながら準備をおこなうなど、より実践的な練習をします。
班活動をしてみよう!
グループで活動する練習をします。先生から指示を受けて動いたり、係を決めて役割分担したりする練習をします。
使用する教材・プログラム
班活動をおこなうために、給食当番や共同制作する課題に取り組みます。自分のチームや係など、役割や所属の概念を理解することや、役割に従っておこなうべき活動を遂行するなど、複雑な行動が求められる内容になります。視覚的補助などを用いながら、自分で気づける工夫を取り入れて授業をおこないます。
おねがい名人・ていあん名人になろう!
友だちや先生に上手にお願いをして協力を依頼したり、自分の考えや要望を伝える練習をしたりします。まずは「~してちょうだい」「~してもいい?」「~するのはどうかな?」など、会話のパターンを学んでいきます。
使用する教材・プログラム
「友だちとおしゃべりしている子にお願いをしたいとき」「具合が悪いので掃除当番を代わってもらいたいとき」など状況に合わせてどのようなお願いの仕方がいいのか考え、ロールプレイを通しておねがい名人を目指します。
※プログラムは一例です。お子さまの特性を合わせて、プログラム・指導方法をご提示しています。
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LITALICOジュニアでは、お子さまにあったやり方で
お子さまのお困りごとを解決できるようアプローチしています。
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