成長事例

「 【成長の様子】発語がないお子さまへの支援(2歳,3歳,4歳) 」

お子さまの様子

発語がないお子さまには、お子さまごとに様々な要因が存在していることがあり、以下のようなご様子、お悩みでご相談いただくこともあります。


(1) 気持ちを言葉で伝えられない

何か伝えたいときは、大人の手を引いてその場所まで連れていく(※「クレーン現象」と言われます)。
思いを伝える手段がなく、癇癪になりやすい。
一人遊びを好む。

(2) 子ども同士でのかかわりが難しい
大人とは、アイコンタクトもできて表情豊かにコミュニケーションを取れるが、子ども同士でのかかわりが難しい。
子ども同士で遊んだ際にトラブルが起きやすい。

(3) 低年齢
低年齢(0~2歳など)である。

支援では発語を促すとき、まずは意味のある発語を促す前に、意味はなくても声を出す「発声」を促していきます。

発声には「自然な発声」と「意図的な発声」があります。それぞれ支援の方法が異なります。まずは自然な発声から見ていきましょう。

自然な発声を促す支援のステップ

ステップ1
まずは、お子さまがどうしてもほしいもの、やりたいこと、好きなことは何かを確認します。

ステップ2
ステップ1でわかった、お子さまの夢中になることをもとに、お子さまがうっかり声を出して笑ってしまうくらい一緒に遊びます。お子さまの好きなもので遊ぶことで、楽しい気持ちから自然に声が出てしまうことをねらいます。

ステップ3
お子さまが何か声を発したら、「楽しいね!」「『あはは』って声が聞こえたよ」など、すぐにポジティブなフィードバックを行います。このように、「発声をすると褒められる」という環境をつくることで、お子さまの自然な発声を促していきます。お子さまの自己肯定感の向上にもつながり、「もっと話したい!」という気持ちも生まれます。

意図的な発声を促す支援のステップ

意図的な発声を促す支援のステップ

ステップ1
まずは、お子さまの「やりたい」「欲しい」と思えるような夢中になることを活用し、遊ぶ環境をつくります。お子さまの夢中になることを中心に支援を行うことで、意図的な発声を促していきます。

ステップ2
遊ぶなかで、お子さまの手が伸びたときに、「ちょうだい」「やって」など、場に合った言葉を指導員が伝えます。

ステップ3
お子さまが何か声を発した際に、すぐにおもちゃを渡したり、たくさん褒めたりします。「だ」や「ちょー」など、一部だけでも言えたら前向きな声かけをしていきます。お子さまが「声を出すことで気持ちが伝わった」と思えるようにします。

ステップ4
その後「お話で教えてくれたね」など、お子さまの言動を具体的にフィードバックします。お子さまは褒めてもらえたことで、自己肯定感の向上にもつながり、「話したい!」という気持ちも生まれます。

LITALICOジュニアでの指導とご家庭での働きかけで、発語が増え、通い始めて半年たつ頃には、自分の要求を言葉で伝えることができるようになったお子さまもいらっしゃいます。

LITALICOジュニアでは実際の授業を体験することもできます。子どもの言葉の遅れが気になる方は、ぜひ一度お問い合わせください。

ご心配な場合はご相談を

お子さまの発語の発達に不安を感じる保護者さまは多くいらっしゃいます。しかし、子どもの発達には個人差があります。発語の発達にも個人差があるため、焦らずゆっくり見守ることが大切です。

「発語以外にも子どもの発達で気になることがある」「子育てで悩んでいる」など、心配なことがある場合は、かかりつけ医で相談することをお勧めいたします。

※あくまで支援の例になります。利用教室、利用される枠、個別支援計画書の内容等によって支援内容が異なる場合がございます。

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