LITALICOジュニアゲームに負けると怒って大爆発、口より先に手が出てしまう。8歳息子が集団行動ができるようになるまで
通塾体験談

ゲームに負けると怒って大爆発、口より先に手が出てしまう。8歳息子が集団行動ができるようになるまで

2024年02月07日公開 | LITALICOジュニア編集部

LITALICOジュニアゲームに負けると怒って大爆発、口より先に手が出てしまう。8歳息子が集団行動ができるようになるまで
集団行動が苦手で、保育園のクラスメートとのコミュニケーションにも難しさがあったHくん。LITALICOジュニアに通い始めた4歳の時には、思い通りにならないことがあると、授業の継続が難しいほどに泣いてしまうこともありました。そんなHくんも、今では小学校2年生。学校生活はもちろん、習い事でも仲間と協力する競技に取り組むまでに成長しました。Hくんの成長の軌跡を、お母さまと共に振り返ります。
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目次

プロフィール

Hくん

年齢:8歳

ジュニア歴:4年

困りごと

  • 保育園での集団行動が苦手
  • 言葉より先に手が出てしまう
  • 気持ちの切り替えが苦手

通ってからの変化

  • 自分の気持ちを説明できるようになった
  • 集団行動に参加できるように
  • 負けを認めて、再挑戦できるように

集団行動ができない息子にモヤモヤ

LITALICOジュニア集団行動ができない息子にモヤモヤ

LITALICOジュニアに通い始めたのは、何歳頃ですか?

4歳の夏からです。1歳から保育園に通っていたのですが、2歳頃から集団行動の苦手さが顕著になって、お散歩やホールでのイベントにも参加できないことが続いていました。

 

4歳になり、就学を見据えた時に「このままでは困る」という焦りもあって、保育園の園長先生が紹介してくださったクリニックを受診しました。そこでLITALICOジュニアのことを耳にしたのが、通塾のきっかけです。

園生活での困りごとが強く出ていたのですね。ご家庭での様子はいかがでしたか?

家でも、切り替えは苦手でしたね。遊びを切り上げてご飯にするのは毎日ひと苦労でしたし、家族でゲームをしていても、負けると怒って大爆発。ただ、それは彼の個性だと思っていて、困りごととしては捉えていなかったんです。

 

当時は、私の中でも困りごとが具体的になっていなくて、モヤモヤしている状態だったと思います。「なんでみんなと一緒にお散歩に行かなかったの?」「どうして一人で教室に残っているの?」とつい責めるような言葉をかけてしまうこともありました。

LITALICOジュニアを利用することにした決め手を教えてください。

親とはいえ、子育てのプロではありません。必要ならば専門家にサポートをしていただくのが理にかなっている、というのが私たち夫婦に共通の考えでした。

 

今でも覚えているのが、体験授業の時にいただいた「疲れやすいのは、体幹の弱さも関係していると思う」という指摘。保育園で散歩に行きたがらない理由には、集団行動への拒否感だけでなく、疲れやすいことも影響しているのか、と目から鱗でした。このような理由は、やはり教えていただかないと気付けないことだったなと思います。

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LITALICOジュニアと保育園の連携で成長を後押し

LITALICOジュニアLITALICOジュニアと保育園の連携で成長を後押し

LITALICOジュニアに通う中で、Hくんに見られた変化を教えてください。

1年くらいで、保育園でもお友だちの輪に入れるようになったり、イライラして爆発する頻度が減ったりと、目に見えて成長を感じられるようになりました。とくに、自分の感情を伝える力は、母である私から見てもすごく伸びました。

 

LITALICOジュニアの授業で、相手の気持ちを考えたり、自分の気持ちを説明する練習を重ねたおかげですね。家だと、ちゃんと言葉にしなくても親がやってあげてしまうことも多いですから。

当初の課題だった、保育園での様子にも大きな成長がみられたのですね。

そうなんです。LITALICOジュニアの授業は、先生とのマンツーマン。大人との関わりはうまくできるようになっても、元々抱えていた集団行動での悩みは解決できるのか、という心配もありました。

 

そこで、LITALICOジュニアの先生が保育園を訪問してくださるサービスを利用。保育園の担任の先生とアセスメントを共有し、息子の成長に合わせて園でも柔軟な対応をしてもらえたことも、非常にありがたかったです。

LITALICOジュニアと保育園、家庭の三者連携を密に、Hくんの成長をサポートしてこられたのですね。

ええ。LITALICOジュニアの先生が保育園に来られた日に、息子がお友だちとケンカをしている場面をご覧になったそうなんです。息子が大好きなLITALICOの先生に気づいて走り寄ると、先生は「こうしたほうがいいんじゃない?」とポジティブな提案をしてくださいました。それで、息子から謝ることができたんですね。

 

ケンカしてはいけないことを怒るより、よりよい改善行動を一緒に考え、提案するような働きかけは、日常的にも応用できますよね。こうしたフィードバックと連携のおかげもあり、園生活も徐々に円滑になっていきました。

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手術を乗り越え、飛躍的に成長!

LITALICOジュニア手術を乗り越え、飛躍的に成長!

通塾スタートから1年ほどで、確かな成長を実感できるようになったのですね。

実は、息子が5歳の時に脳の病気が見つかり、手術を受けています。脳にある先天性のこぶのようなものの影響で、成長ホルモンが過剰に分泌されたり、てんかん発作が起きたり、発達遅延にもつながる病気です。最初にてんかんが起きた時には、原因が分からなくて……。発作が起きると、疲れて眠ってしまう。それでもLITALICOジュニアは「継続して通って大丈夫」と受け入れてくださいました。

 

その後、先天性の「視床下部過誤腫」だと判明。手術で治ることが分かり手術をしました。約1ヶ月の入院治療を経て、完治しました。LITALICOジュニアへの通塾を再開すると、さらにぐっとできることが増えました。

ご病気が分かった時は、ご両親もHくんも不安だったのでは?

LITALICOジュニアに通っていたことが、支えになったと感じています。病気のことをいろいろ調べられたのも、自分自身も前向きに学んでいこうと思えたのも、元を辿ればLITALICOジュニアとの出会いが大きいと思うんです。手術後、私自身もコーチングの勉強をし、子どもとの関わり方をさらに見直してきました。コーチングの学びで得たものは、仕事でも役立っていますね。

お子さまとの関わりで、一番変化したと感じられる部分はどこですか?

あまり怒らなくなったことですね。前は、できないことにフォーカスしてイライラしてばかりだったんですよね。今は、息子のネガティブな感情も「いやだよね」「くやしいよね」と一度受け止められるように。そうすると、子どもも安心して、次の言葉が出やすくなるんですよね。

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課題をひとつずつクリアして

LITALICOジュニア課題をひとつずつクリアして

今、Hくんは小学校2年生。学校生活での困りごとはありませんか?

小学校に入ってさらに成長し、今は日常で困ることはほとんどありません。気持ちの切り替えも上手になり、ゲームやスポーツで負けてもぐっとこらえることができるようになりましたね。習い事では団体競技にも取り組んでいます。

 

4歳の頃には、習い事を楽しんでいる姿なんて想像もできませんでした。LITALICOジュニアの授業の中でネガティブな気持ちになった時、自分に合った対処法を学んできた成果だと思います。

小学校2年生の9月まで、4年間にわたっての通塾。HくんにとってLITALICOジュニアはどんな場所だったと思いますか?

息子にとっては、楽しくて安心できる場所。とくに小学校入学という大きな環境の変化がある時に、LITALICOジュニアという場所があったことは、彼にとって大きな安心材料だったと思います。

お母さまにとってのLITALICOジュニアはどんな場所ですか?

不安や悩みを相談できて、成長を一緒に喜べる人がいる、大事な場所です。LITALICOジュニアに通う前は、何が問題かも分からない中で、漠然とした不安に駆られていました。でも、LITALICOジュニアでは課題が一つずつ可視化されて、それをクリアしていく手応えがあったんですね。

 

例えば、言葉で説明するのが苦手で、つい手が出てしまうのであれば、自分の気持ちを説明する練習をしていこう。耳からの情報より目からの情報処理のほうが得意ならば、イラストやカードを使って練習をしよう。こんなふうに、一つずつ課題が明確になるだけでも、安心感が違いました。家での関わりのヒントもたくさんいただけたことにも感謝しています。

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先生からのコメント

LITALICOジュニア 先生からのコメント

通い始めた当初は、自分の思い通りに行かないことがあると大きな声を出したり、手が出てしまったり、という行動が目立ったHくん。授業では、気持ちの切り替えを大きなテーマとして、長く取り組んできました。まずは、さまざまな表情のイラストを見て「この人はどんな気持ちかな?」と考える練習からスタート。「こんなことがあったら、どんな気持ちになるかな」と予測したり、「イライラしたらどうやって気持ちをしずめようか」と話し合ったりと、自分ごとに置き換える練習も取り入れました。

そして、実際に勝ち負けのつくゲームなどで、気持ちの切り替えを実践。深呼吸をしたり、少しの間教室のすみっこにいってリフレッシュするなど、Hくんなりのクールダウンの方法を見つけてきました。卒業する頃には、すっかり自分の気持ちの言語化も上手になり、ネガティブな状況も受け止められるようになりましたね。
苦手な場面での行動によって周囲に誤解されてしまうことも多かったHくん。相手に分かり安く発信できるようになったことで、本来のやさしさが伝わるようになりましたね。これからますます楽しいと思えることが増えていくはず。自信をもって、充実した学校生活を送ってくださいね。

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