LITALICOジュニア人と関わることへの意欲が低かった娘ー共感してもらえる喜びを知り、積極的に気持ちを言葉にするように!
通塾体験談

人と関わることへの意欲が低かった娘ー共感してもらえる喜びを知り、積極的に気持ちを言葉にするように!

2024年03月27日公開 | LITALICOジュニア編集部

LITALICOジュニア人と関わることへの意欲が低かった娘ー共感してもらえる喜びを知り、積極的に気持ちを言葉にするように!
周りの人への関心が薄く、自分の意思を言葉で伝えたり、人と目を合わせたりすることがほとんどなかったAちゃん。慣れない環境では、活動に難しさを感じることも多く、新しい課題に直面すると、かんしゃくを起こしてしまうこともあったと言います。
2歳からLITALICOジュニアに通い始めたAちゃんは、あそびを取り入れた授業を通じて、人と関わることに喜びを感じるように。今では自分の要求を言葉で伝えたり、自らあいさつをするようになるまで成長しました。
今回は、Aちゃんのお父さまとお母さまに、教室に通い始めた当時のご様子や、これまでの成長の過程についてお話を伺いました。
資料・体験授業のお問い合わせ

目次

プロフィール

Aちゃん

年齢:4歳

ジュニア歴:1年10ヶ月

困りごと

  • 言葉を使ったコミュニケーションができなかった
  • 人と目を合わせることがなかった
  • 難しい課題に直面すると、かんしゃくを起こすことがあった

通ってからの変化

  • 名前を呼ばれたら振り返ったり、リアクションしたりするようになった
  • 絵本の中の絵を指差しで示せるようになった
  • 自分の要求を言葉で伝えられるようになった
  • 自分からあいさつをしようとするようになった

人と目を合わせることがなかった娘

LITALICOジュニア人と目を合わせることがなかった娘

LITALICOジュニアに通い始める前、Aちゃんにはどのようなお困りごとがあったのでしょうか?

お母さま:幼稚園に入園する前の年、娘をプレ幼稚園に通わせ始めました。しかし、当時の娘は言葉を使ったコミュニケーションがまったくできなかったうえに、人と目も合わせられなかったんです。

幼稚園の年少に進級した後の生活を考えると、もっといろいろとできるようにならなきゃいけないと焦る気持ちが募る反面、初めての育児ということもあり、何から手をつけていいのかが分からなくて。親として何をするべきか悩んでいる時に見つけたのがLITALICOジュニアでした。

 

お父さま:ちょうど娘が生まれた時期がコロナ禍と重なったこともあり、これまで我々以外の誰かと関わる時間が足りていなかったことも、気になっていたんです。まずは周りの人への関心や、コミュニケーションに対する意欲を引き出せたら…という思いもあり、体験授業に行きました。

体験に来ていただいた時の印象はいかがでしたか?

お母さま:「こんなにしっかり娘のことを分析してくれるんだ」と思いました。授業での娘の様子や、アンケートへの回答内容を分析したデータをもとに、家庭でできることについて詳しいアドバイスをいただけたのがありがたかったです。アドバイスの内容は腑に落ちるものでしたし、先生とお話する中で、何からどのように取り組めばいいのかが整理されるような感覚がありました。

 

当日のAちゃんのご様子は?

お父さま:教室に入ると、まず先生方がすっとしゃがんで娘に目線を合わせ、「こんにちは」とあいさつしてくださったんです。娘は「あら?私ってお姫さまなのかしら?」と思ったようで、最初から上機嫌で踊っていました。(笑)

 

授業が始まると、先生が次々にいろいろなおもちゃを出してくれるので、楽しそうにしていました。先生が娘のペースに合わせながらも、本人に必要な刺激を与えてくださっていたのが印象的でしたね。娘は、合わない環境ではよくかんしゃくを起こすのですが、この日はストレスを感じることなく過ごしていたと思います。

 

お母さま:これまで周りの人に目を向けることのなかった娘ですが、授業が終わる頃には先生の動きを目で追うようになっていたんですよ。その様子に驚かされました。

資料・体験授業のお問い合わせ

先生との関わり合いを通じて、コミュニケーションへの意欲が生まれた

LITALICOジュニア先生との関わり合いを通じて、コミュニケーションへの意欲が生まれた

教室に通い始めてから、どんなことに取り組んだのでしょうか?

お母さま:まずは人と目を合わせる練習から始めました。娘の目線の範囲におもちゃを持っていって、注意を引く。おもちゃを見てくれるようになったら、今度は物ではなく、人に目線を向ける練習をする。こんな感じで、少しずつ授業を進めてくださいました。

 

お父さま:先生は、娘の様子を見ながら、その時々で必要なプログラムを提案してくださり、娘のペースに合わせて進めてくださるんです。先生たちがあたたかく見守ってくださることで、すぐに娘は先生に心を許すようになりました。

Aちゃんは前向きな姿勢で授業に参加しているのですね。

教室で先生と会話のやりとりをしたり、おもちゃであそぶ時間は、彼女にとって週に一度の楽しみになりました。教室で過ごせる時間には限りがあるからこそ、「またここに来よう」「次は〇〇がしてみたい」といった前向きな気持ちが育っていったんじゃないかな、と思います。

利用開始後、Aちゃんのご様子にどのような変化が見られましたか?

お母さま:以前の娘は誰かとコミュニケーションを取ることに対するモチベーションが低かったんです。「本当はできるけど、やらなくていいんだったらやらない」という感じで。

 

でも、今では名前を呼ばれたら振り向いたり、相手の言うことに何かリアクションをしたり、カードに描かれた物の名前を言ったりするようになりました。自分の要求を言葉にしたり、自分からあいさつをする時もあり、コミュニケーションへの意欲や自発性が育ってきていると感じます。

 

また、教室に通うまでは、こちらの伝えたいことがなかなか娘に伝わらないことが多く、「ダメでしょ」などネガティブな言葉を口にしては後でモヤモヤとした気持ちになってしまうことを繰り返す日々でした。

 

でも、先生からのフィードバックやペアレントトレーニングで学んだ伝え方・褒め方を実践するうちに、表情やボディーランゲージで伝えたいことが伝わるようになったんです。そのおかげで気持ちがとても楽になりました。

資料・体験授業のお問い合わせ

LITALICOジュニアは、娘にとって「安心できる場所」

LITALICOジュニアLITALICOジュニアは、娘にとって「安心できる場所」

Aちゃんだけではなく、お母さまの気持ちにもいい変化があったのですね。

お母さま:そうですね。娘は一定のスピードで成長したわけではなく、伸びる時期と行き詰まる時期を繰り返していたんです。伸びる時期には、壁を一枚破ったように突然いろいろなことができるようになるのですが、行き詰まる時期に入ると、やはり親としては不安になってしまうもので…。

 

でも、負の感情のループに陥ってしまった時に先生に相談すると、取り組むべきことが見えてきて、考えや気持ちがリセットされるんです。教室に来るまで悩んでいたのが嘘のように、すっきりとした気持ちで帰れるんですよ。

それは何よりです。では、お父さまが「LITALICOジュニアに通わせて良かった」と思うポイントはありますか?

お父さま:良かったと思うことがたくさんありすぎて……。でも一番良かったと思うのは、子どもに配慮された空間の中で丁寧に接していただけるところですね。先生方はとにかく娘の集中が途切れないように、工夫しながら授業を進めてくださいます。

 

自宅では、なかなかここまで徹底した環境のコントロールは難しいので、とても助かっています。

Aちゃんにとって、LITALICOジュニアはどんな場所だと思われますか。

お父さま:安心できる場所だと思います。ここに来るようになって初めて、娘は親以外の人に自分の気持ちを理解してもらえる体験をしました。

 

幼稚園に入園した後も、娘はLITALICOジュニアで身につけたスキルを使いながら、友だちとの関わりを楽しみ、集団の中で成長し続けてきます。LITALICOジュニアがなければ、今のような園生活を送るのは難しかったと思っています。

資料・体験授業のお問い合わせ

子育てに悩み、途方に暮れている方に利用してほしい

LITALICOジュニア子育てに悩み、途方に暮れている方に利用してほしい

Оちゃんは、1年前からスタンダードコースの授業にも参加されているそうですね。お父さま・お母さまから見て、パーソナルコースとスタンダードコースの両方に通うメリットはどんなところにありますか?

お母さま:2つのコースには違った特長があると考えています。パーソナルコースでは、娘にとって最適な環境を用意していただきながら、集中的に課題に取り組むことができます。スタンダードコースでは、友だちと共通のテーマについて学びながら、集団行動の経験も積んでいけます。

 

娘の場合、まずはパーソナルコースの授業で丁寧にスキルの土台を築き、集団で受けるスタンダードコースの中で活用できる状態にするという流れが合っていると感じています。

スタンダードコースとパーソナルコースのどちらに通うべきか悩まれる方に向けて、「こんな方にはパーソナルコースがおすすめ」といったアドバイスがあればお伺いしたいです。

お母さま:あくまで私の感覚ではありますが、パーソナルコースは「コミュニケーションスキルを伸ばす場所」、スタンダードコースは「トイレや服の着脱など、日常生活に必要な基本動作やルールを学ぶ場所」だと考えています。パーソナルコースは、9ヶ月という短期間で課題に取り組めるので、困りごとがはっきりしている場合は、パーソナルコースがおすすめかな?

 

お父さま:僕は、何から手をつけるべきかが分からずに、途方に暮れている保護者の方にこそパーソナルコースをおすすめしたいです。パーソナルコースの先生に相談をすれば、課題と目標を整理したうえで、1週間ごとに「今週はこれに取り組みましょう」という具体的な取り組み内容を提案していただけます。

 

仮にアドバイス通りに取り組んでみて上手くいかなかったとしても、先生は必ず「次はこうしてみましょう」としっかり次のアプローチを考えてくださるはずです。パーソナルコースは子どもだけではなく、親にとっても学びの場であり、心の支えにもなる場所だと思いますよ。

最後に、教室に通わせるかどうか悩んでいる読者の方にメッセージをお願いいたします。

お母さま:悩んでいる方は、まず体験授業だけでも行ってみるといいのではないかなと思います。こちらの話を丁寧に聞いて困りごとを整理していただいたうえで、きっとすぐに家に持ち帰って実践したくなるような情報をいただけると思いますよ。

 

たくさんの発見があると思うので、何から手をつけていいのか分からない時には、ぜひ気軽な気持ちで体験授業に行ってみてください。

 

お父さま:子どもの特性に関して「何でこうなったんだろう」「何でできないんだろう」と悩んでいても、その悩みを周りに理解してもらえる機会って、あまりないと思うんです。でも、LITALICOジュニアは、私たち保護者に寄り添ってくれる場所です。

 

先生に悩みを相談すれば、きっとお子さんに合った取り組みを一緒に考えてくれるはずです。困っている方は、ぜひ一度体験してみることをおすすめします。

資料・体験授業のお問い合わせ

先生からのコメント

LITALICOジュニア 先生からのコメント

初めて教室に来た時、他者に対して意識を向けることがなかったAちゃん。最初は目を合わせたり、声を出したりすることもなく、コミュニケーションを取るのが難しい状況でした。

そのため、まずはAちゃんが関心を持ちそうなあそびを探しながら、授業を楽しめる状況を目指しました。Aちゃんが最初に興味を持ってくれたのは、ホワイトボードのペン。紙の上でのお絵描きから始めて、そこから荷物の梱包に使うプチプチの上に絵を描くあそびに展開させるなど、少しずつあそびの幅を広げていきました。

以前は言葉を話さなかったAちゃんですが、今では2語文、3語文が出るようになり、自分の要求を相手に伝えられるまでに成長しました。最近では、私の質問に答えてくれる様子も見られます。

今後は、もっとAちゃんからの発信を増やしたり、小学校進学を見据えた学習にも取り組んだりしながら、お父さま・お母さまと共に成長を見守っていきたいです。

資料・体験授業のお問い合わせ

通っていた教室

学習塾・幼児教室

LITALICOジュニア
三軒茶屋教室

三軒茶屋教室
好きを活かして子どもの成長を促す教室

そのひとりのストーリー

そのひとりのストーリーを見る