LITALICOジュニア言葉で気持ちを伝えるのが難しく、癇癪を起こしていた娘ーコミュニケーション能力が上がり、癇癪がほぼなくなった!
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言葉で気持ちを伝えるのが難しく、癇癪を起こしていた娘ーコミュニケーション能力が上がり、癇癪がほぼなくなった!

2025年03月29日公開 | LITALICOジュニア編集部

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LITALICOジュニア言葉で気持ちを伝えるのが難しく、癇癪を起こしていた娘ーコミュニケーション能力が上がり、癇癪がほぼなくなった!
言葉で自分の気持ちを伝えるのが苦手で、友だちの輪にうまく入れないことがあったSちゃん。表現したい気持ちは強いのに、気持ちを他人に伝えるのが難しいため、癇癪を起こしてしまうこともありました。
そんなSちゃんは、小学校1年生の9月からLITALICOジュニアのパーソナルコースの利用を開始。遊びの中にコミュニケーションの練習を取り入れた授業を重ねるうち、Sちゃんは言語化能力を身につけていきます。
今回はSちゃんのお父さまとお母さまに、ご家族のこれまでの変化について伺いました。
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目次

プロフィール

Sちゃん

年齢:8歳

困りごと

  • 言葉で気持ちを伝えるのが苦手
  • 友だちの輪にうまく入れないことがあった
  • 癇癪を起こしてしまう
  • 基本的な生活習慣の自立ができていなかった

通ってからの変化

  • コミュニケーションのレベルが格段に上がった
  • 友だちとうまくコミュニケーションがとれるようになった
  • 癇癪がほぼなくなった
  • 基本的な生活習慣動作がひと通りできるようになった

表現したい気持ちは強いのに、それを他人に伝えることが難しかった

LITALICOジュニア表現したい気持ちは強いのに、それを他人に伝えることが難しかった

LITALICOジュニアに通うようになったきっかけを教えてください。

お父さま:最初のきっかけは、娘が保育園の年長に上がる頃、お友だちの遊びの輪の中に入れていない場面を見かけるようになったことです。「表現したい」という気持ちは強いのに、それを他の人に伝えるのが難しそうで、癇癪を起こしたりしていました。

 

お母さま:同年代の子どもと比べて、言葉で自分の気持ちを伝えるのが苦手な様子が気になっていました。でもお友だちと仲良く遊べている時もあるので、本人はそんなに困ってはいなかったんです。

 

だけど小学校に入ると、娘の学校での様子がわからなくなったので、友だち関係がうまくいっているのか不安でした。私が先生や周りのお母さんたちとお話しできる機会がほぼなくなり、娘に様子を聞いてもあまり答えてくれなかったんです。

 

それに宿題の音読も娘は苦手で、すごくゆっくり1文字1文字読んでいました。

 

お父さま:私たちに対しても、怒ってしまうことがよくありました。

 

お母さま:何かのきっかけで娘が怒って、私が「何が嫌だったの?」と聞いても、泣いて「もう!」とか「ねえ!」しか言葉が出ない。

学校の疲れもあったのか、1学期は学校から帰ってきた後に怒ることが多くて大変でした。 

Sちゃんは外で頑張っていたんですね。お父さまとお母さまは、どのように対処されたのですか?

お父さま:お友だちと比べて「できないこと」が目についてしまい、つい怒ってしまうこともありました。かといって「どうすればできるようになるのか」ということもわからず、娘とのコミュニケーションの取り方が難しいと感じていました。

 

お母さま:それでいろいろ調べたのですが、すぐ繋がれそうな支援サービスがなかったんです。

学校や学童の先生に相談しても「特に問題ない」と言われるし、放課後等デイサービスに行くほどの困り具合でもない。病院受診や検査をしても、おそらくグレーゾーンで診断がつくレベルではないのかなと感じていました。

 

でもこのままだとこの先、本人が困ることが出てくる気がして、「今、何かをやってあげたい」と思いました。

 

親だけで療育をするのは無理だと思ったんですが、LITALICOジュニアなら、言葉の発達を促すような支援を個別にやってもらえるのかなと思いました。それで8月に体験授業を受けて、9月から通塾がスタートしました。

 

LITALICOジュニアの教室では、どのようなことに取り組まれましたか?

お母さま:最初のアセスメントでは、先生から「理解は割としていますね」というお話がありました。

言葉が出にくい理由が、話す練習や語彙の不足なのか、ほかの要因なのかはまだわからないので、「話す練習をしていきましょう」ということになりました。

 

お父さま:先生から、相手の気持ちを尊重しつつ、自分の気持ちを表現する「アサーティブコミュニケーション」ができるようになることを目指してやっていきましょう、というゴールが示されました。

具体的な目標だと、大きな領域のキーワードを5W1Hで説明できることや、相槌が打てることなどです。

 

お母さま:授業は遊び中心で、娘のやりたいことにあわせてくださっています。絵カードを使ったりして、娘が話す場面をたくさんつくってくださったり。

 

「療育の教材は使わないのかな」とか「勉強の要素は入れてもらえないのかな」と思った時期もありました。

でも先生が、Sちゃんは「『やること』を与えられるより、その場にあるおもちゃや工作などの『やりたいこと』をやりながら、それにあわせた練習をする方がうまくいく子ですよ」とおっしゃって、確かにそうだなと思いました。

「楽しいこと」をやりながら、さりげなくコミュニケーションなどの練習が入っている授業なんですね。

お母さま:「今日はSちゃんが先生です」という授業では、すごく成長を感じましたね。

娘が「まず何々をやります」などとホワイトボードに書いたりと、先生役が割とできていて、「こんなことができるんだ」という発見がありました。 「役割を与えて、話をさせる」というコミュニケーションの練習方法もあるんだなと思いましたね。

 

お父さま:親子間のコミュニケーションだと、子どもがどうしてもわがままになってしまう部分もありますが、授業を見学することで「娘が先生という第三者と、どういうコミュニケーションを取るのか」という点を客観的に見ることができました。

 

「アサーティブコミュニケーションができるようになる」というゴールを見つつ、「どこまでできたのか」「どこをまだ伸ばした方がいいのか」という点を、授業の様子を見ながら探っていった感じですね。

 

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ペアレントトレーニングで、娘を前向きに見られるように

LITALICOジュニアペアレントトレーニングで、娘を前向きに見られるように

Sちゃんが教室に通い始めて、お父さま・お母さまのSちゃんとの関わり方に変化はありましたか?

お父さま:ペアレントトレーニングで「褒める」というお話を聞いて、「できなかったところ」ではなく「できているところ」に気づいてあげるという視点を得たことが大きな変化でした。娘を前向きに見られるようになりましたね。

 

「長所をどう伸ばすか」ということを、先生の娘とのコミュニケーションのやり方を見て、学んで、家でも取り入れるうちに、私たちの視点も変わってきました。

 

お母さま:できているところを褒めると喜ぶ娘の様子を見て、「伸びていく子だ」ということはわかっていたのに、「褒めて伸ばす」ということができていなかったなと思いました。

 

お父さま: そこで、気づいた部分は褒めるようにしました。最初はすごく些細な「褒めポイント」を探して、「息できてるね!」ぐらいのレベルから入っていきましたね。

 

そして徐々に「褒めポイント」のレベルを上げていきました。授業での指導結果などの先生からのフィードバックも参考にしながら、「次は褒めポイントをここにつくろう」というふうに、先生と娘と目線を合わせて、自然にやってこれた感じがします。

 

LITALICOジュニアに通い始めて、Sちゃんの様子に変化はありましたか?

お母さま:だいぶ自信がついてきました。1学期は娘が「私は音読が苦手」「公文に通ってる子はできる」などと言って、他人と比べて落ち込んでいる様子があったんです。

 

お父さま:もともと自己肯定感がちょっと低かったので、LITALICOジュニアに通う前から、成功体験をつくって自信を持たせることを意識していました。

そして小学校に入って、グラウンドに雲梯(うんてい)があるのですが、雲梯は成果が目に見えてわかりやすいんですね。今は雲梯が大好きで、お友だちに教えたりしているうち、他者に伝える能力も伸びていったようです。

 

最初は、自分が雲梯ができているのを「見て見て!」「ママ来て!」などの言葉でしか伝えられなかったのが、「見て」以外の言葉でも伝えられるようになってきました。

 

お母さま:娘は雲梯が得意なので、友だちに教えるようになり、それがきっかけでとても仲の良い友だちができました。

 

雲梯は小学校入学後からコツコツと頑張っていたので、その成長と、LITALICOジュニアに通い始めて変わった部分とが合わさって、自信がついてきたんだと思います。 

 

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コミュニケーションのレベルが格段に上がった

LITALICOジュニアコミュニケーションのレベルが格段に上がった

お父さま・お母さまからみて、Sちゃんが「一番成長した」と思われる点はどこでしょうか?

お父さま:他人とのコミュニケーションのレベルが、格段に上がりました。

以前は相槌もあまり打たず、何を考えているのかわからなかったんですが、適切なタイミングで自然に相槌を打つようになりました。

 

そこも「褒めポイント」をつくって、相槌ができたら「ナイス相槌!」と褒めて、ペアレントトレーニングで聞いた「ポイント制」も使って、伸ばしていきました。

質問への答え方も自然で、もう違和感はありません。当初感じていたコミュニケーションに関する不安は、だいぶ薄らぎました。

 

お母さま:ペアレントトレーニングの「整え上手」という項目で教えてもらったポイント制度を、おうちで導入したんです。

基本的な生活習慣がまだ1人でできなかったのが、「歯磨きをする、何ポイント」などと「できたこと」にポイントをつけるとモチベーションが上がったようで、割とできるようになりました。

 

そして「ナイス相槌ができたら何ポイント」など、覚えてほしい行動や好ましい行動にもポイントをつけていきました。

 

でももう2ヶ月ぐらい実践しているので飽きてきた感じがあり、ポイントの効果は薄れてきました。今はもう、ポイント制度なしでも基本的な生活習慣はひと通りできるようになってきています。

 

お父さま:ポイントが消費できないぐらい貯まってしまって、インフレを起こしているので、設計を見直す時期に来ていますね。

ポイントがインフレを起こすほど、Sちゃんが頑張ったのですね。癇癪に変化はありましたか?

お母さま:癇癪も、ほとんどなくなっています。怒ったら「珍しいな」と思うほどです。

それでもこの間、久しぶりに癇癪を起こしてしまったことがありました。

 

ペアレントトレーニングの「整え上手」で、「怒り始めた時点で気持ちを言語化させ、怒りが頂点に達する前に子どもの気持ちを親が整えて、癇癪が起こらない環境をつくるのも大事ですよ」と教えていただいていたので、そこが今後取り組むべき点ですね。

 

お父さま:一方でそういう時にも、言語化能力は以前より高まっているので、「これは問題だ」というレベルではもうなくなっていると感じますね。

 

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LITALICOジュニアは「伝わる」という体験ができる場

LITALICOジュニアLITALICOジュニアは「伝わる」という体験ができる場

Sちゃんも、コミュニケーションの手ごたえを感じているのかもしれませんね。

お母さま:「言葉で伝えた方がメリットがある」とわかったのだと思います。語彙も、成長と共に増えている部分もあるし、LITALICOジュニアでの先生とのやり取りの中でも身につけてきたのだと思います。

 

お父さま:もともと伝えたい気持ちは人一倍強かったところに、「きちんと話せば、ちゃんと伝わる」と理解できたのだと思います。

 

LITALICOジュニアの先生はそういうコミュニケーションの方法を取ってくれるので、LITALICOジュニアは「伝わる」という体験ができる場だったのかもしれません。

 

今通っている学童でも、コミュニケーションスキルをお友だちとの間で実践できているようで、「家庭・LITALICO・学童・社会」といういいサイクルにはまった感じがあります。

 

SちゃんがLITALICOジュニアに通い始めて、お父さま・お母さまに変化はありましたか?

お母さま:以前は手詰まり感がありましたが、家族では解決できなくて。

私たちは二人とも仕事をしていて、娘との向き合い方について二人で話す時間もなかなか取れなかったんです。そこに第三者が入ってくれて、毎週相談できることがすごく良かったです。

 

毎週同じ先生が担当してくださり、「今週のSちゃんの様子はどうでした?」と聞いてくださる。気になっていることを言ったら「授業でそれとなく聞いてみますね」とおっしゃり、授業後にフィードバックしてくださる。それで私たちも状況を客観的に見られて、やるべきことが具体的にわかりました。

 

お父さま:本を読むと「やるべきこと」がたくさん書いてあるのですが、一気に実践するのは無理だし、「じゃあどこから始めればいいのか」と思っても、その話は本には載っていないんです。

だから、「やるべきこと」がわかるようになったのは大きいですね。

最後に、LITALICOジュニアの利用を検討されている方にメッセージがあれば、お願いいたします。

お母さま:おすすめしたいですね。ただ料金など一定のハードルはありますが、家庭で解決しようとしている時の手詰まり状態から抜け出せるので、いいと思います。

 

お父さま:どこから始めればいいのかわからなかったり、子どもがどの段階にあるのかを知りたかったりする場合は、子どもの状態を客観視できるようになるので、状況を扱いやすくなります。

手詰まり感を感じておられるのなら、おすすめしたいですね。

 

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先生からのコメント

LITALICOジュニア 先生からのコメント

教室に通い始めてくださった当初は、こちらの質問にもあまり答えてくれなかったSちゃん。自己肯定感の低さが垣間見えたので、授業では信頼関係を築くことを意識し、基本的にすべてSちゃんの好きなようにやってもらいました。

できていることを全部褒めていると、「書くのは得意じゃない」と言っていたのに、ある日自分から辞書を持ってきて、ホワイトボードに漢字をたくさん書いてくれました。言葉でちゃんと伝えようとしてくれている場面でも細かく褒めていると、やがて自分から話してくれるようになり、「学校どうなの?」という質問にも普通に答えてくれるようになりました。

Sちゃんの進歩が早かったのは、ペアレントトレーニングの効果が大きかったと思います。1〜2回ですでにSちゃんがだいぶ変わり、その後も「望ましくない行動」が激減していきました。
お父さま・お母さまが授業のモニタリングで「こうすれば、できる」というやり方を実際に見てくださり、ペアレントトレーニングの内容とも繋げておうちで熱心に実践してくださったので、これだけ早くSちゃんが変わっていったのだと思います。

SちゃんがLITALICOジュニアに楽しく通ってくれたこと、そしてお父さま・お母さまとご一緒にSちゃんの成長を見守り、伴走していけたことに本当に感謝をしております。

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