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成長事例

小学1年生の課題と指導事例

「新しい環境」への適応と、学習意欲を育むサポート。

新しい場所、先生、友だち、生活リズムなど、とにかく生活は一変し、たくさんの想定外がある中で、適応が求められるのが1年生です。
遊び中心の園生活から、学び中心の学校生活になるので、ストレスもかかりやすく、その反動により行動が崩れる場面も出てきます。
そのため、学習面でも生活面でも新しい環境での「できた実感」や「楽しさ」を最も大切にしながら学習への興味関心を広げ、学習意欲を育むサポートをおこないます。

小学1年生の発達の目安

・時間割表を読むことができる

・くりあがり・くりさがりの計算をする

・主語・述語と適切な助詞を用いて一文を書くことができる

・遊びや活動の手順を理解し参加する

・周囲の状況から相手の気持ちを推測する

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LITALICOジュニアでの課題別指導例

お子さまは一人ひとりつまづくポイントや得意な学び方がことなります。
お子さまに合わせた方法で指導プランをご提案しています。

課題1

感情コントロールが難しい

気に入らないことがあると癇癪(かんしゃく)を起こします。
一度感情的になるとなかなかクールダウンができません。

指導事例

パーソナルコースの指導事例

自分で自分の感情を理解し、対処方法を学びます。
自分の感情の理解や、イライラした気持ちとうまく付き合っていく方法、気持ちを切り替える方法を学びましょう。

  • マンツーマン指導/毎週

    癇癪(かんしゃく)中のお子さまはパニックを起こしている状態に近いため、このような場面では癇癪(かんしゃく)の後の振り返りや、癇癪(かんしゃく)になる手前の段階でのストレスの発散が大切です。どんな時にイライラするのか、気持ちの状態を視覚化した絵カードなどで自分の気持ちの理解を練習していきます。
    また、スポット授業で小集団指導を受講し、マンツーマンで練習したことを試す場として活用します。勝ち負けのあるゲームなどをし、イライラしかけたときの感情の対処方法を練習します。

  • 家庭での学習

    パーソナルコースの指導をモニタリングしていただき、指導員と同じ声掛けや提示をご自宅でも実施しましょう。
    例えば、授業で使用している気持ちや表情のカードをご家庭でも使用していただくことが可能です。嫌な気持ちを上手に言葉にできないお子さまも多く、そのため発散方法が癇癪(かんしゃく)になってしまう場合もあります。ご家庭では癇癪(かんしゃく)が起きた後、クールダウンが出来たころに「どんな気持ちだったの?」と質問をしながら該当する気持ちのカードを選択してもらい、選択できたときには「教えてくれてありがとう、嫌な気持ちだったんだね」と共感などしながら受け止める関わりによって、その後の「何がいやだったのか」などの理由の説明や、「そんなときはどうやって発散するのか」を考えていくステップに繋げていくことができます。

ポイント

保護者さまへのサポートでは、お子さまに合わせた具体的な接し方・声かけを学びます。イライラしていて癇癪(かんしゃく)を起こしている間のお子さまへの積極的な声掛けや関わりは、気持ちに余裕のない状態では刺激となってしまい癇癪(かんしゃく)の時間が長引いてしまう要因になる可能性があります。
そのため、ご家庭で癇癪(かんしゃく)が起きてしまったときには、お子さまの好きなもの(動画やお菓子などのアイテム)を使用し、周りの大人がお子さまの癇癪(かんしゃく)の要因となる物や状況から気持ちを切り替えられるよう手助けしましょう。

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課題2

学校の準備ができない

時間割を見ても、それぞれの科目の準備ができなかったり、忘れ物がなくなりません…

指導事例

パーソナルコースの指導事例

最初は科目ではなく、お子さまに親しみやすい動物などを使いながら、クイズ形式で時間割特有のクロスするマスの読み方を練習します。次に曜日と科目に置き換えて、ライン引きシールをはるなどお子さまごとの「分かりやすさ」に合わせた視覚支援をし「これだと読める」工夫が見い出せたら、実際の時間割表にも取り入れます。

  • マンツーマン指導/毎週

    翌日の学校の準備が進まない、忘れものが多いお子さまの要因はさまざまなので、まず要因をさぐっていきます。
    お子さまの時間割の読み方の理解を促す練習も大切ですが、お子さまが見てわかる表に書き換える、教科ごとに必要な道具を写真をとり貼っておく、国語セット・算数セットごとにファイルを用意をしておくなど、視覚的な補助や環境設定が有効の可能性があります。
    お子さまに合わせた環境設定を探し、その環境の使い方をお子さまと一緒に練習をしていきます。

  • 家庭での学習

    お子さまの要因は他にも、時間割特有の曜日と時間がクロスするマスの読み方が難しい、目についた教科から準備をしてしまいどこまで準備をしたのかわからない、時間割の教科を見ただけでは具体的なイメージがわかず一部の物だけを入れて支度を完了してしまう、などがあります。
    パーソナルコースの指導をモニタリングしていただき、指導員と同じ声掛けや提示をご自宅でも実施しましょう。
    例えば、お子さまの様子に合わせて、支度をすべて手伝う、半分手伝う、最後のチェックだけする、声掛けだけおこなう、など手伝う度合いを指導員と相談をしながら調整していきましょう。
    徐々に大人の手伝う度合いを下げていくことで、お子さまが自立的に準備ができる状態をつくっていきます。

ポイント

保護者さまへのサポートでは、お子さまに合わせた具体的な接し方・声かけを学びます。準備が苦手なお子さまの多くが時間がかかり、時間がかかることによってお子さま自身も「めんどくさいな。。」と翌日の準備の時間に対して抵抗を感じている場合があります。その際に「まだできてないの?」「また〇〇忘れてるよ」などマイナスな声掛けをしてしまうとより抵抗感が増してしまう可能性が高くなります。準備を早く終わらせるためにも、お子さまのやる気をあげるためにも「一緒にやろう」「もう1教科分準備できたね」などプラスの声掛けを指導員と一緒に考えましょう。

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課題3

授業に集中できない

授業中、席を離れて立ち歩いたり、近くの友だちにちょっかいを出してしまう。
学習の基礎の段階で、つまずいてしまわないか心配です。

指導事例

パーソナルコースの指導事例

お子さまが、授業中に席を立つ、周囲に声をかけるなどの行動を起こすときには、必ず理由があります。
例えば、一度に複数の指示を出されると、指示を覚えることが難しく、やることが分からなくなるので、ヒマになり、立ち歩いてしまうことがあります。その場合は、やることを視覚的にひとつずつ提示することで、お子さまがやることが明確になり、集中して取り組める環境を整えて指導をおこないます。

  • マンツーマン指導/毎週

    集中力がない様子が起きている要因もさまざまあります。何をどのくらい取り組むのか見通しがない中では集中できないお子さまには授業のはじめに、「今日やることリスト」を作り、終わった課題ごとに消したり、シールを貼ったりする作業をおこないます。あとどのくらい取り組むことがあるのかが明確になることで、お子さま自身で集中力をコントロールしやすくなります。また、リストを使うことが定着してくると「これが終わったら休み時間」「休み時間の次は算数」という見通しを立てられるようになり、活動の切り替えも自立的にできるようになってきます。
    ほかにも、言葉の理解が難しく、先生の指示や教科書の内容が分からないお子さまには指示理解の練習や、分からないときの質問の仕方などを練習していくことが有効です。

  • 家庭での学習

    パーソナルコースの指導をモニタリングしていただき、指導員と同じ声掛けや提示をご自宅でも実施しましょう。
    例えば、ご家庭でも学校から帰ってきたら「やることリスト」などを作成し、授業と同じように練習を重ねることができます。
    はじめから10こや20この「やることリスト」だと、量が多く取り組み切ることが難しいことも多くあるため、はじめは簡単にやり切れる数から設定していきましょう。
    また、お子さまが苦手な理由として複数の要因が重なっていることも少なくありません。指導員と相談しながらご家庭での手立てやサポートを一緒に相談していきましょう。

ポイント

保護者さまへのサポートでは、お子さまに合わせた具体的な接し方・声かけを学びます。ここで大切なのは、褒められるという体験をたくさんすることです。
わずかな時間であっても集中して取り組めたとき、そこを褒められればお子さまの意欲につながります。席を立つ・騒ぐなどの行動に移る1歩手前の段階でお子さまを認めてあげることが、その後の行動を起こしにくくする手だての1つになります。
ご家庭や学校でも実践して定着していけるように練習していきましょう。

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まとめ

勉強や友だちとの関わり方など、環境が大きく変わる小学校生活。特に1・2年生のうちはうまく馴染めないなどの心配もありますが、不安要素を明確にしていくことで解決できることがたくさんあります。
発達障害のあるお子さまの場合は状況から判断することが難しいことも多く、わからない・理解できないといった理由から席を立って教室をうろうろするなどの行動に移ることがあります。また、先生から注意されることを注目されていると誤解して、行動がエスカレートすることもあります。

大人はつい起こしてしまった結果にばかり目がいってしまい、すぐに注意してしまいがちですが、原因から改善していかなければ解決にはつながりにくいものです。
根本的な原因を見極め、その行動に移りそうな手前でお子さまが適切な判断をしやすいような環境設定をしていきましょう。そのためには、禁止よりもお子さまに自信がつく言葉がけを心がけ、できることの幅を広げてあげることが大切となります。そして、できるようになったこと、今できていることに十分目を向けて、褒めてあげてください。
また、学校の先生と情報を共有することも快適な学校生活を送る手助けとなるので、少しでも気になることがあれば相談し、お子さまの特性や効果的な手法なども伝えていきましょう。

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