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成長事例

0〜2歳の課題と指導事例

五感を使って学習!
遊びの中で、人と関わることの楽しさを学びます。

身体・コミュニケーション・記憶、など、目覚ましく発達する時期です。
「見る・聞く・さわる・なめる・かぐ」などの五感を使った繰り返し行動で、思考の発達や運動機能、コミュニケーション能力を高めていきます。
また、行動を一緒にしてみる、まねっこしてみるといった、「自分と他者との関わり合い」がお子さまの成長を促します。LITALICOジュニアでは、遊びの中で人と関わることの楽しさを学び、お子さまのさらなる成長へとつなげていきます。

0〜2歳児の発達の目安

0歳、1歳、2歳の乳幼児期は、日々著しく成長していくお子さまを見守る大切な時期です。
厚生労働省の保育所保育指針解説書によれば、以下のように定義づけられています。

・おおむね6ヶ月未満
表情の変化や体の動き、喃語(なんご)などで自分の欲求を表現し、これに応答的に関わる特定の大人との間に情緒的な絆が形成される

・おおむね6ヶ月から1歳3か月未満
自分の意志や欲求を身振りなどで伝えようとし、大人から自分に向けられた気持ちや簡単な言葉が分かる

・おおむね1歳3か月から2歳未満
自分の意思を親しい大人に伝えたいという欲求が高まる。指差し、身振り、片言などを盛んに使うようになり、二語文を話し始める

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LITALICOジュニアでの課題別指導例

お子さまは一人ひとりつまづくポイントや得意な学び方が異なります。
お子さまに合わせた方法で指導プランをご提案しています。

課題1

言葉が遅い

「名前を呼んでも反応がない」「話しているときに目が合わない」ような気がして、言葉も出ていないので、どのようにコミュニケーションをとればいいかわからず悩んでいます。

指導事例

パーソナルコースの指導事例

まずは他者の存在を認識したり、他者との関わりに興味を持てるような関わり合いをします。その後、お子さまの興味関心に合わせて、声を出したい、話したい意欲を高めていきます。
また、ご家庭でもできる関わり方や接し方をペアレントトレーニングで学んでいきます。

  • マンツーマン指導/毎週

    まずはお子さまの成長段階に合わせて、母子分離や知らない環境に慣れる練習をおこないます。五感を使った遊びの中で、お子さまの「好き」や興味関心を探していきます。好きな遊びをとおして、人と一緒に過ごしている世界を作り、人との関わりが楽しいと実感してもらい、「声を出したい」、「話したい」という意欲を高めていきます。

  • 家庭での学習

    お子さまが言葉で伝えたくなる環境をつくるには、保護者さまがお子さまの好き・興味を活かしながら関わることが大切です。
    パーソナルコースの指導をモニタリングしていただき、指導員と同じ声掛けや提示をご自宅でも実施しましょう。
    例えば「かして」が言えなくても、単語の一部や発声があるときには、「かしてだね」と褒めながらお子さまの要求しているものを渡します。音や言葉で伝える反復をすることで、行動の定着を促します。

ポイント

保護者さまへのサポートでは、お子さまに合わせた具体的な接し方・声かけを学びます。例えば、お子さまの好き・興味はおもちゃだけではなく、くすぐりや、一緒に歌う、おかしを食べる、などお子さまに合わせたほめシートを作成し、ご家庭での関わりに活かしましょう。

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課題2

癇癪(かんしゃく)を起こす

イヤイヤ期に入り、嫌なことがあると癇癪を起こし、床や壁に頭を打ちつけたり物を投げたりするので心配です。

指導事例

パーソナルコースの指導事例

嫌なことがあった時の、拒否の表現方法を別の行動に代替していきます。
また、ご家庭でもできる事前の工夫をペアレントトレーニングで学んでいきます。

  • マンツーマン指導/毎週

    お子さまが嫌だと感じるときはどんなときなのかを観察し、お子さまが少し嫌と感じるような環境をつくり、拒否の練習をしていきます。「絵カード」を渡す、×をジェスチャーする、首を振るなど、頭を打ちつける以外の拒否の方法を提示し、できたらご褒美としてお子さまが好きな遊びをするなどして、拒否の方法が定着するように練習していきます。

  • 家庭での学習

    お子さまが癇癪(かんしゃく)を起こしているときには、「事前の関わりの工夫」や「事後の関わりの工夫」に着目してあげることが大切です。
    パーソナルコースの指導をモニタリングしていただき、指導員と同じ声掛けや提示をご自宅でも実施しましょう。 例えば、冷蔵庫の前で欲しいものが伝わらず癇癪(かんしゃく)を起こしてしまうときには、事前に冷蔵庫に入っている物の絵カードを用意して1枚ずつ「これ?」と確認し、首を振ることで否定や肯定を表現してもらいます。首を振ることで要求が伝わるなどの経験を重ねることでかんしゃく以外の行動を知り、好ましい行動が増えやすくなります。

ポイント

保護者さまへのサポートでは、お子さまに合わせた具体的な接し方・声かけを学びます。例えば、今回のように言葉で伝えられなくて癇癪(かんしゃく)を起こしてしまうお子さまには、絵カードを用いて首振りや指差しで伝える機会を「事前の関わりの工夫」でつくります。また、一度癇癪(かんしゃく)を起こしてしまった後は、お子さまの好きな物を用いて保護者さまがお子さまの興味を他にうつすことも必要です。関わり方を指導員と一緒に考え、お子さまに合った手立てを見つけ実践していきましょう。

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課題3

指差しができない

絵本などを見て質問しても無反応で、興味のあるものに手を伸ばしては伝えようとしますが、指さしになりません。定期健診でも「指差しができていない」と指摘され心配しています。

指導事例

パーソナルコースの指導事例

指差しの発達は、この年頃のお子さまにとってコミュニケーションの土台づくりに非常に大きく影響します。
お子さまが指差しをしたくなる動機づけをおこない、指差しが自然に増えるような環境づくりをしていきます。

  • マンツーマン指導/毎週

    お子さまの興味があるおもちゃや活動を通して授業をおこないます。例えば、おもちゃを半分隠し「あれぇ~?○○はどこかなあ?」と問いかけます。もし気づきにくいようなら「あのへんにあるかもしれないねえ」と目線を投げたり、指さしをしてヒントをあたえます。 お子さまが気づいたら「○○ちゃん、見つけたら指さししてごらん」などと指さしを促したり、指さしのまねをさせたりします。お子さまがちゃんと指さしできたら、おもちゃを渡して、ご褒美として、先生と一緒に遊ぶ時間をつくります。
    指さしをすることで、楽しい経験を重ね、指差しの習慣を定着させていきます。

  • 家庭での学習

    お子さまが指差しをしたくなる環境をつくるには、保護者さまがお子さまの動きに積極的に反応してあげることが大切です。
    パーソナルコースの指導をモニタリングしていただき、指導員と同じ声掛けや提示をご自宅でも実施しましょう。
    例えば、家でお気に入りのおもちゃを半分隠して「○○はどこかなあ?」と声掛けし、おもちゃを見つけたら一緒に遊びます。反復することで「指差しをする」という行動の定着が早くなります。

ポイント

保護者さまへのサポートでは、お子さまに合わせた具体的な接し方・声かけを学びます。無理やり指を形づくらせて指さしをさせても、お子さまがその指さしの意味を理解・実感していなくては意味がありません。人形やミニカーなど、お子さまが興味を持っているおもちゃを使ってみましょう。例えば黄色いアヒルのおもちゃがお子さまのお気に入りならそのアヒルを使います。

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まとめ

厚生労働省の保育所保育指針解説書には、「(0歳、1歳、2歳という)乳幼児期は、生涯にわたる生きる力の基礎が培われる時期であり、特に身体感覚を伴う多様な経験が積み重なることにより、豊かな感性とともに好奇心、探究心や思考力が養われる。また、それらがその後の生活や学びの基礎になる」と記されています。

この時期のお子さまのコミュニケーションの基礎力を伸ばしてあげることは、これからのお子さまの健やかな成長に欠かせません。ただし、指導を強制することでお子さまの好奇心や意欲を低下させてしまうことは避けなくてはなりません。

このためLITALICOジュニアではお子さまに楽しく・自発的にコミュニケーション基礎力を伸ばしていただけるよう、指導プランの組み立てには細心の配慮を払っています。
もしお子さまの発達状態に不安を感じたら、お気軽にLITALICOジュニアにご相談ください。

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