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幼児(0~6歳)のお子さま

3歳の課題と指導事例

友だちとの関わりが増え、好奇心も広がる時期。
学ぶ意欲を育むとともに、ルールを守る練習を始めます。

子どもの世界が、どんどん外に広がってくるため、好奇心も高まり、人やモノへの興味関心でいっぱいです。
それに伴い自我も成長し、「なぜ?どうして?」と思うことも増えるので、一緒に図鑑を見たり、実際に確かめてみたりすることで、学ぶことへの意欲を育みます。

同年代の子ども同士の関わりや公共の場での過ごし方を学習し始めます。できていることに目を向けてたくさん褒めることで、望ましい行動を身につけていきます。

3歳児の発達の目安

言語
・簡単な動作指示に応じられる
・形容詞「きれい」「あかい」や生活動詞「飲む」「歩く」が言える

身辺自立
・トイレ座って排泄をする練習ができる

社会性
・自分の気持ちを理解し、伝える
・物を介して、友だちと遊ぶ

学習
・数唱に反応する

このような時期に表れやすい発達障害や自閉症スペクトラムの兆候としてはどのようなものがあり、課題に対してどのように対応するべきでしょうか。LITALICOジュニアでの指導事例を紹介します。
発達障害とは?

LITALICOジュニアでの課題別指導例

お子さまは一人ひとりつまづくポイントや得意な学び方がことなります。
お子さまに合わせた方法で指導プランをご提案しています。

課題1

友だちとの関わりが苦手

友だち同士でのおもちゃの貸し借りができずに、トラブルになってしまうことが多いので、友だちと仲良く遊べるようになってほしいのですが・・・。

指導事例

LITALICOジュニアの指導事例

「一緒に使う」ことから始めます。一緒に使うことに慣れてきたら、授業の中で自然と貸すことができるシチュエーションを設定し、貸せた時に褒めたり、「またやろう」と思えたりするようなポジティブな関わりを演出します。

  • 総合力アップコース
    <マンツーマン/毎週>

    遊びの中で、人との関わりへの興味を促進したり、身の回りの物や絵カード、音声などを使いながら、言葉をインプットしたり、アウトプットしたりし、言葉で伝える練習をしていきます。

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  • ソーシャルスキルアップコース
    <集団/毎週>

    ごっこ遊びやルールのある遊びを設定し、友だちと一緒に活動することで、同年代との関わり方を経験していきながら、約束を守る練習をおこなっていきます。また、パズル、おままごと、絵本などをプログラムの中で、興味のある物を共有し合ったり、みんなで一緒に使ったりしながら、集団活動の素地を身につけていきます。

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課題2

かんしゃくやパニックを起こす

落ち着きがなく、すぐ興奮して大きな声を出したり、走り回ったりします。
注意しても言うことを聞かないので、どう接したらよいのか悩んでいます。

指導事例

LITALICOジュニアの指導事例

自分でコントロールができなくなり、本人もつらくなっている可能性があります。興奮してからの調整は難しいので、まずは興奮する前の段階でクールダウンの練習をしたり、落ち着きやすい環境設定やツールなども見つけていきます。

  • 総合力アップコース
    <マンツーマン/毎週>

    興奮の度合いを観察し、興奮する手前の段階を見つけ、その時に落ち着くことができる活動を、見つけます。興奮しそうな時に、その活動ができたらご褒美でお子さまの好きな活動をする時間を作ります。それにより、お子さま自身がその活動をやりたいという意欲を高めていきます。また、興奮してしまった時は、声は聞こえない場合が多いので、「絵カード」「ジェスチャー」など目で見て分かる方法で関わり、静かに抱き上げる、背中をさする、ヘッドフォンで音楽を聞く、スマホのアプリなど、興奮状態から戻ってこられるきっかけを探していきます。

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課題3

言葉が遅い

言葉数が少なく、あまり言葉を発しようともしないので不安です。
「ワンワン、いる」などの2語文や、「パパ、あっち、行った」といった3語文など、使える言葉を増やしていきたいですが、どう教えたらいいかわかりません。

指導事例

LITALICOジュニアの指導事例

言葉の練習で重要なことは、「五感に代表されるいろいろな感覚から得られる体験」と、「その体験の際に周囲から発せられる言葉」を結びつけるということです。
LITALICOジュニアでは、動きがあるもの・音がなるもの・光るものなど、お子さまの興味をひきやすいおもちゃを使って、発語の練習をしていきます。

  • 総合力アップコース
    <マンツーマン/毎週>

    動きがあるもの・音がなるもの・光るものなど、お子さまの興味をひきやすいおもちゃを使いながら、お子さまの「要求」と「言葉」を結びつける練習をします。
    例えば、おもちゃをお子さまの目の前に置きます。お子さまが手を伸ばして「遊びたい」という要求を発したら、最初は渡して遊びます。「手を伸ばす要求」がスムーズにできるようになったら、今度はおもちゃを遠ざけて、お子さまが取れないようにします。
    その際にお子さまに対して「あ」などの音声を発し、お子さまがそれを真似るように促します。真似ができたら、おもちゃで一緒に遊びます。このように「声を出したら、おもちゃがもらえる」とお子さまが理解することで、「要求がある時には言葉を使う」という学習を定着していきます。

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ポイント

いわゆる「幼児言葉」といわれる擬音語や擬態語のほうがお子さまの耳に残りやすく真似をしやすいので、例えば「クルマ」ではなく「ブーブ」、「お母さん」ではなく「マーマ」などの言葉を選びます。
「ピカピカ」や「ドンドン」、「クルクル」など、お子さまが興味を持って真似をしてくれる言葉を探しながら、使える言葉を1つずつ増やしていきます。

まとめ

3歳といった年頃のお子さまは、幼稚園や保育園への入園に備え、徐々に社会性を身につけていく必要があります。特に3歳ともなると年少さんデビューが間近に迫ってきます。

発達のスピードには個人差があり、同じ月齢のお子さまと比較して一喜一憂する必要はありません。
しかし、他のお子さまとの集団生活を意識して、できるだけ集団の中で不自由なくのびのびと生活できるよう生活環境を整え、必要な練習もしておいてあげましょう。

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