お子さま（4歳）の成長の様子 「 かんしゃくが減って、指示が聞けるようになりました！ 」
お子さまの特性
・言葉で気持ちを伝えるのが苦手
・嫌なことや自分の思い通りにならないことがあるとかんしゃくを起こし、大声を出す、床に寝転がるなどの行動をしてしまう
・かんしゃくが増え、お母さまが育児に疲れてしまっている
手だてと目標
ペアレントトレーニングの中で、今までのお母さまの対応を振り返ってみた際に、「○○したら、××してあげる」とごほうびをあげることで、お子さまの欲求を抑えていたため、ごほうびがないとかんしゃくがおさまらなくなっていたことに気づきました。
そこで、事前に具体的な声かけをすることと、少しでも声かけをしたことができたらすぐにほめるということを目標にし、ほめ方のトレーニングをおこないました。
学校・ご家庭での対応
お子さまはエレベーターのボタンを押すことにこだわりがあったため、事前に「エレベーターのボタン、お友だちに譲ってあげたら、お姉ちゃんだね！」と具体的な約束をして、エレベーターに乗る直前にも声かけをすることにしました。
始めはしぶしぶと我慢して譲ることができました。その際に、お母さまが「我慢して譲れてえらいね！」と声をかけるととてもうれしそうに笑って、得意げな様子でした。
ほめることを繰り返すうちに、今では自分から譲ることができるようになりました。
成長の様子
行動する前の指示を具体的にすることで、かんしゃくを起こさずにいられる場面が増えました。また、ほめられる場面が増えたことにより、他の指示も聞き入れやすくなりました。お母さまも育児のストレスが減り、よりお子さまにプラスになる関わり方ができるようになりました。関わり方が改善した結果、さらにお子さまが落ち着く、というプラスの循環をつくることができました。
癇癪（かんしゃく）・パニックを起こす原因やアドバイスをご紹介
※教育によるお子さまの成長やスキルの習得等には結果に個人差があります。
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