LITALICOジュニア怪我をするほどの癇癪がほぼ0に。ジェスチャーを使ってコミュニケーションも
通塾体験談

怪我をするほどの癇癪がほぼ0に。ジェスチャーを使ってコミュニケーションも

2022年11月07日公開 | LITALICOジュニア編集部

LITALICOジュニア怪我をするほどの癇癪がほぼ0に。ジェスチャーを使ってコミュニケーションも
2歳のときに医師から発達の遅れを指摘されたRくん。当時Rくんはコミュニケーションが難しいだけでなく、癇癪も激しく、頭を壁に打ちつけて怪我をしてしまうこともあるほどだったといいます。
そんなRくんの課題を一緒に解決してもらえるかもしれないとLITALICOジュニアに通うことを決めてくださいました。
今回はLITALICOジュニアに通ってからのご両親とHくんの変化について詳しく伺いました。
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目次

プロフィール

Rくん

年齢:6歳2ヶ月

ジュニア歴:2年5ヶ月

診断名:自閉スペクトラム症、知的障害

困りごと

  • コミュニケーションが取れない
  • 椅子に座っていられない
  • 怪我をするほどの癇癪

通ってからの変化

  • 意思の疎通ができるようになった
  • 他者との関わりが増えた
  • 少し手伝うだけで洋服が着られるように

2歳で療育センターに通いはじめたのは検診で医師から発達の遅れを指摘されたから

LITALICOジュニア2歳で療育センターに通いはじめたのは検診で医師から発達の遅れを指摘されたから

未熟児で生まれた息子は定期的に大学病院で検診を受けていました。2歳になった頃、先生から「少し発達が遅れているかもしれないから療育センターに相談に行ってみる?」と言われたんです。心当たりもあったので、療育センターに通うことにしました。最初は「自閉症の疑い」と言われ、その後に「自閉症」と診断されました。

 

療育センターで出会ったお友だちはみんなLITALICOジュニアのような民間企業が運営する児童発達支援事業所にも通っていたので、息子もそういったところで学ぶ機会があった方がいいのかなと思いはじめました。

最初は家の近くのLITALICOジュニアとは別の療育施設に通いはじめたのですが、私も療育がはじめてだったので、先生がやってくださっていることにどんな目的があるのか分からなくて…。だんだんと通っている意味が分からなくなってしまいました。息子も座っていられず、ごろんと寝転がって動かなくなってしまったりと楽しそうではなかったですね。ただしんどい思いをさせているだけなのではないかと思うこともありました。

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コミュニケーションが難しく、癇癪も。課題解決のためにLITALICOジュニアへ

LITALICOジュニアコミュニケーションが難しく、癇癪も。課題解決のためにLITALICOジュニアへ

そんなときに同じ自閉症の息子さんをLITALICOジュニアに通わせている方に「親が困っていることを伝えると、それを解決する方法を考えて療育に取り入れてくれる」とLITALICOジュニアを薦めてもらいました。その頃はコミュニケーションも難しいうえに、癇癪も激しくて、地団駄を踏んだり、頭を壁に打ちつけたりして怪我をしてしまうこともあるほど…。息子にはいろいろな課題があるなと感じていたので、それを一緒に解決してもらえるかもしれないと思ったんです。実際、説明会に行ったときに先生方が息子のことをすごくきちんと分析してくれたので、ここなら安心して通わせることができるなと感じました。

 

元々息子を1人で教室に送り出すのが不安だったので、LITALICOジュニアは待合室の画面でどんなことをやっているのか、どんな様子なのか、先生がどんな対応をしてくださるのかを見られるところも安心感がありました。

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息子を理解してくれている先生方のおかげでスムーズに教室に入れるように

LITALICOジュニア息子を理解してくれている先生方のおかげでスムーズに教室に入れるように

LITALICOジュニアに通いはじめてからも慣れるまでにはずいぶん時間がかかり、なかなか教室に入れないということも…。でも先生方は辛抱強く対応してくれました。息子もだんだんと慣れてきてまずは楽しそうに過ごす様子や座って課題をやる姿を見られるようになったことが親としては本当にうれしかったです。

 

ただ、あるときに先生が変わってしまい、また行き渋るようになってしまったことがありました。そのときは先生方が「どうしたら息子がスムーズに教室に入れるか」を考えてくれました。それ以降も先生が変わることはありましたが、きちんと息子を理解してそれを引き継いでくださっているからだと思うのですが、今はどの先生でも行き渋ることなくスムーズに通えています。

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深くなった他者への信頼。自ら先生やお友だちと接するように

LITALICOジュニア深くなった他者への信頼。自ら先生やお友だちと接するように

この数年で息子も大きく成長しました。まずは意志の疎通が取れるようになったこと。通いはじめた頃はコミュニケーションが取れなかったので、先生方がジェスチャーを取り入れてくれたんです。今もまだ発語はありませんが、ジェスチャーができるようになって、相手の言っていることが分かり、自分の気持ちを伝えられるようになったからか、あんなに酷かった癇癪もぐんと減りました。

 

そして、LITALICOジュニアの先生方にたくさん遊んでいただいたからか、他者への信頼が深くなったようにも思います。LITALICOジュニアに通いはじめる前は、私たち両親やよく家に来てくれるおじいちゃんやおばあちゃんには心を開いていましたが、それ以外の人に心を許すことはありませんでした。でも、今は週に2回は幼稚園へ、3回は療育センターに通っていますが、そこで先生に自分の好きなおもちゃを持っていって「遊ぼう」という素振りを見せることもあるんです。また、お友だちにも興味が出てきたようで、絵本などを介してお友達の隣にいることも増えてきました。

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自分のペースで学べるほかにはない、ここだけの価値

LITALICOジュニア自分のペースで学べるほかにはない、ここだけの価値

幼稚園や療育センターでは息子はまわりの友だちのペースに合わせたりしながら、さまざまなことを吸収していると思います。でも、LITALICOジュニアは息子にとって自分のペースで学べる場所です。それは息子にとって、他のどこにもないLITALICOジュニアの価値なんじゃないかなと感じています。そして、私たち親にとっては、息子がより良く成長していくために何をすべきなのかを一緒に考えてもらえる場所です。

 

ジェスチャーもそうですが、息子とどうやって接していけば良いのかと考えていくなかで先生方が本当に親身に私たちの話を聞いてくれました。息子は何ができて、何ができないのか、どんなことが効果的なのかを一緒に考え、そして試してくれたんです。そのおかげで、息子との日々がより充実したものになっています。そうした毎日を通して、親としての自信を深めることができたと思います。

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人と接するのが好き。この気持ちをずっと持ち続けてほしい

LITALICOジュニア人と接するのが好き。この気持ちをずっと持ち続けてほしい

スプーンでごはんが食べられるようになったり、少し手伝うだけで洋服が着られるようになったりと、息子は今成長の真っ最中です。これから小学生になるので、自分の身の周りのことができるようになるように、私たちもサポートしていきたいと思います。もっと先には「社会に出る」ということもあるでしょう。そのためにも、それまでに生活していく上で必要なことを学べるように私たちも一緒に成長していきたいです。

 

ただ、誰かの手を借りなければいけない場面はこれからたくさん出てくると思うので、LITALICOジュニアで育んでもらった「人と接するのが好き」という気持ちをずっと持ち続けてほしいです。そして、息子自身もまわりから「手を貸したい」と思ってもらえるような、人から好かれるように成長していってもらえればと思います。

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先生からのコメント

初めてRくんがLITALICOジュニアに来てくださった頃は、コミュニケーションが取れず、こちらの働きかけにもあまり反応がない様子でした。まずは「目で見てインプットしていく」という練習を地道に続け、ジェスチャーや本人の要求を周りに伝えるという目標を立てました。
先生が変わったときに、引き継ぎがうまくいかずに本人の成功体験にならなかったことがありました。そこから関わるスタッフの数を絞り、情報共有を強化した支援をしていくように。Rくんが使用する教室は毎回同じレイアウトにするなど、本人が混乱しないように工夫を重ねました。


2年が経ち、Rくんの大きな成長を日々感じています。以前は天候によって行きしぶりが起こることもありましたが、今はまったく天候に左右されなくなりました。スプーンの練習も頑張っていて、幼稚園の遠足でスプーンを使って自分でお弁当を食べたと聞いたときは我々スタッフもとてもうれしかったです。
これからさらにRくんの世界は広がっていくでしょう。そのなかで自分らしく、楽しいもの、好きなことを見つけて良い人生を歩めるように私たちもRくんとご家族に寄り添っていければと思います。

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