LITALICOジュニアいくらがんばっても勉強をしては忘れての繰り返しー通い始めて半年後には名前と住所が書けるように
通塾体験談

いくらがんばっても勉強をしては忘れての繰り返しー通い始めて半年後には名前と住所が書けるように

2023年07月26日公開 | LITALICOジュニア編集部

LITALICOジュニアいくらがんばっても勉強をしては忘れての繰り返しー通い始めて半年後には名前と住所が書けるように
幼少期から文字を書くこと、読むことにむずかしさを感じていたTくん。お母さまが学校や自宅以外で学習のサポートが受けられる場所を探していたときに出会ったのがLITALICOジュニアでした。中学1年生の頃から利用を開始されたTくんは現在高校3年生です。
お母さまとTくんに、LITALICOジュニアを利用されるまでの経緯とこれまでの変化についてお話を伺いました。
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目次

プロフィール

Tくん

年齢:18歳

困りごと

  • ひらがな、漢字を書くのが苦手
  • 文章の読み書きが困難だった
  • 人と会話をすることに苦手意識がある

通ってからの変化

  • 自分の名前や住所を決まったスペースに記入できるように
  • ひらがな、日常生活で使う漢字の読み書きができるように
  • 先生やお友達とリラックスして会話を楽しめるように

個別に学習をサポートしてくれる環境が必要だった

LITALICOジュニア個別に学習をサポートしてくれる環境が必要だった

はじめに、LITALICOジュニアを利用するようになった経緯を教えてください。

息子は幼少期から読み書きが苦手でした。小学生の頃は、通っていた学校の生徒数が少なかったこともあり、1対1で息子の苦手なことを丁寧に教えていただいていたんです。でも中学校に入学してからは、学校で個別指導を受ける時間が減り、書く力が下がってしまいました。それがきっかけで、学習をサポートしてくださるLITALICOジュニアに通うことにしました。

お母さまもご自宅でTくんの勉強を見られていたそうですね。

はい。小学生の頃は、読み書きが少しでもできるようになればと思い、漢字を書く練習をさせたり、音読をさせたりしていました。当時は、勉強をしては忘れて…の繰り返しだったので、「何でできないんだろう」と悩み、疲れてしまうこともありました。

息子が小学6年生になった頃の様子を見て、日常生活で最低限必要なことに絞った学習に切り替えた方がいいのかな、と考えるようになったんですよ。これ以上いろいろと詰め込もうと無理をして、お互いにつらい思いをするのもよくないですし、ここが気持ちを切り替えるべき1つのタイミングなのかな、と。

 

Tくんの学習面でのお困りごとと真剣に向き合い、出された結論だったのですね。LITALICOジュニアを選んだ決め手はありますか?

子どもにこんなことができるようになってほしい、という親の要望を丁寧に聞いてくださり、一緒に個別の学習目標をたてていただけるような教室がLITALICOジュニア以外に見つからなかったんです。だから通うことを決めました。

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通い始めて半年後には、名前と住所が書けるように

LITALICOジュニア通い始めて半年後には、名前と住所が書けるように

LITALICOジュニアに通い始めた頃、Tくんは書くことがどれくらい苦手だったのでしょうか?

漢字については、小学校1~2年生が学習する程度の数しか覚えていませんでした。書く練習をいくらがんばっても、覚えては全部忘れることを繰り返していたので、Tはだんだんと「やっぱり自分は文字が書けないんだ」と落ち込んだ様子も見せるようになりました。

LITALICOジュニアでは、どんな学習から始めましたか?

入会したとき、先生に「息子は字を書くことが苦手だから、せめて自分の名前を書けるように学習のサポートをしてほしい」とお願いしました。日常生活のなかで、書類に自分の住所や名前を書く機会は多いので、そのときに決まったスペースからはみ出すことなく書けるようになってほしいと思ったんです。

そこで、最初の1年間は「決まったマス目の中に自分の名前と住所を書けるようになる」を目標に、学習に取り組むことになりました。私は「ちゃんと書けるようになるかな?」と心配していましたが、通い始めて半年過ぎたあたりから、ちゃんと自分の名前や住所を書けるようになったので驚きました。

予定よりも早く目標を達成したので、その後はTが興味を持っているパソコンを使った学習にもチャレンジするようになりました。今思えば、苦手なことばかりではなく、本人が好きなことも授業に取り入れていただいたから長く通い続けられたのだと思います。

通塾を開始された当初のTくんのご様子はいかがでしたか?

「休みたい」と言ったり、通うのを嫌がったりする様子は全然なかったです。Tのなかで教室に行くのが週1回の習慣として自然と定着していったようでした。

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心地よい親子の距離感が取れるように

LITALICOジュニア心地よい親子の距離感が取れるように

LITALICOジュニアにお子さまを通わせてから、お母さま自身が感じた変化はありますか?

気持ちが少し楽になりました。TはLITALICOジュニアの先生のことを心から信頼しているので、私も「先生ならお任せして大丈夫」と思えました。自分以外の第三者の方に息子のことを見てもらえている安心感ってやっぱり大きいんですよね。それに、自分の時間が作れるようになったことで精神的な余裕も生まれました。

 

息子は1人で教室に通っているのですが、授業が終わった後は先生が電話やLINEで今日取り組んだことや授業のフィードバックを連絡してくださるので、とても助かっています。

 

中学生にもなると、親がずっと子どもに付きっきりでいるわけにもいかないし、あの子が親から離れる時間もちゃんと作りたいと考えていたんです。LITALICOジュニアに通うことで、親子の距離感のバランスが上手に取れるようになったとも思います。

それは何よりです。日頃のお子さまとのコミュニケーションのなかで、何か変わったことはありますか?

LITALICOジュニアで、ペアレントトレーニングを何度か受けたことがあるのですが、そこで子どもへの具体的な声かけの仕方を学ぶことができました。それまでは、息子が話してくれることに対して、適切な返し方が1パターンしか思いつかないことがあったんです。でも、トレーニングを受けてからは声かけのバリエーションが増えました。親子で過ごす時間は長いので、いろいろな声かけの仕方を学べたのはよかったです。

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LITALICOジュニアは親子の相談窓口

LITALICOジュニアLITALICOジュニアは親子の相談窓口

LITALICOジュニアはTくんにとってどんな場所になっているでしょうか?

何でも話せる相談場所になっているんじゃないでしょうか。苦手なことの相談、趣味の話、人に話しづらい相談事も、先生がまんべんなく聞いてくださるので、本人も安心できるんだと思います。

Tくんが先生にどのような相談をされているかはご存じですか?

たとえば、学校で起きたトラブルについて相談させていただいたことがあります。Tは自分の身に起こった出来事や気持ちを言葉にするのが苦手なんです。それに、優しい性格なので、私に心配をかけないためにあえて話をしないこともあると思うんですよ。私が「今日、学校はどうだった?」と聞いても「今日はあんまりよくなかった」としか言わないこともあって。でも、息子から話を聞いたLITALICOジュニアの先生が「学校でこんなトラブルがあったみたいです」と伝えてくださったことがありました。教室では、何気ない会話のなかでポロっと本音が出るみたいですね。先生も、息子の話を整理しながらじっくりと聞いてくださったんだと思います。

お母さまにとってLITALICOジュニアはどんな場所ですか?

私にとっても、相談窓口になっています。息子と長い間接してくださっている方じゃないとわからないこともあると思うので、頼りにしています。

Tが中学校3年のときには、進路選択について先生に話を聞いていただきました。Tは、私に「お母さんがいいと思う学校でいいよ」と言うのですが、本心からそう言っているのかどうかがわからなかったんです。先生に「Tはどこに行きたいと言っていますか?」とお尋ねすると、Tさんはこう言っていました」と伝えてくださったので助かりました。

 

障害のある子どもを育てるお母さんが「こんなときは、どうしたらいいですか?」と気軽に相談できる場所ってなかなかないんです。「本当にこれでいいのだろうか」と悩んでいるお母さんは、私以外にもきっとたくさんいると思います。そんなときに、ここで専門的な知識がある第三者の方に相談ができると、子どもとのかかわり方をより深く学べる気がします。とても心強い存在ですね。

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Tくんへのインタビュー

LITALICOジュニアTくんへのインタビュー

最初に教室を見学したときの印象は覚えていますか?

はい、覚えています。初めて教室に行ったときは「いろんな人がいるな」「なんかいい雰囲気だな」と思いました。

そうだったんですね。教室ではどんな学習をしていますか?

漢字の練習から始めて、少しずつ他にもいろいろなことをするようになりました。新聞を作って貼り出したり、3択クイズを作ったりもしました。クイズ作りは自分から「こういうのを授業でやるのはどうですか」と提案したことだったので、やっていて楽しかったです。

ご自身で授業内容を提案されたんですね!先生とは勉強以外のことをお話しすることもありましたか?

そうですね。学校であったことの相談とか、趣味の話もしていました。お互いにアニメが好きだったので、「このアニメおすすめだよ」みたいな話をすることもありました。教室で先生と話すことに慣れてからは、雑談をたくさんしました。

お友達みたいにいろいろと話せる雰囲気なんですね。

はい。好きなものの話をしながら、授業もするという感じなんです。

 

授業のなかで特に印象に残っていることはありますか?

新聞を作ったとき、先生たちががんばってイラストを描いてくれたのが印象に残っています。新聞の内容をわかりやすくするために描いてもらったんです。

楽しそうですね。LITALICOジュニアには長く通ってくださっていますが、ご自身が一番成長したと思うことはありますか?

通い始めたときは、コミュニケーションというか、誰かと気楽に話すことがむずかしいと思っていたのですが、それがだんだんと話せるようになったことです。

 

TさんにとってLITALICOジュニアはどんな場所ですか?

LITALICOジュニアに通い始めてからはもう7年くらいになりますが、いい雰囲気のなかで気軽に相談できる場所だと思っています。いろいろな人とコミュニケーションを取って仲よくできて、将来のことも相談できる、そんな場所です。

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先生からのコメント

LITALICOジュニア 先生からのコメント

通い始めた頃は、ひらがなの読み書きが苦手だったTくん。一生懸命がんばった結果、今は日常生活で使う漢字の読み書きまでできるようになりました。
また、当初は自分を守るためか、人と距離を取ろうとするような様子も見られたTくんでしたが、今では困ったことを一番に相談してくれたり、私のことを気遣ってくれたりするようになりました。Tくんがよく口にしてくれる「先生は仲間だから」という言葉がとても嬉しいです。
これからの人生では、選択に悩むこともたくさんあると思いますが、Tくんが大切にしたいと思うことを忘れずに、今後のことを決めてもらえたらいいなと思います。

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