LITALICOジュニア会話にフラストレーションを感じていたのが遠い過去のようー9ヶ月の通塾で、挑戦しようという気持ちが育ち、コミュニケーションがスムーズに。
通塾体験談

会話にフラストレーションを感じていたのが遠い過去のようー9ヶ月の通塾で、挑戦しようという気持ちが育ち、コミュニケーションがスムーズに。

2023年08月17日公開 | LITALICOジュニア編集部

LITALICOジュニア会話にフラストレーションを感じていたのが遠い過去のようー9ヶ月の通塾で、挑戦しようという気持ちが育ち、コミュニケーションがスムーズに。
アメリカ人と日本人のミックスでもある Eくん。家庭での第一言語は英語であるため、日本語の進度が遅れていることが気がかりのひとつでした。自分からのコミュニケーションを避ける傾向があり、言いたいことを言葉にできずに悔しそうにする場面も多かったそうです。
LITALICOジュニアでの通塾で、すっかりおしゃべりへの抵抗感がなくなったEくんの様子に、お母さまは「前はどうだったっけ?と思うくらい」と微笑みます。9ヶ月の通塾でのEくんの成長ぶり、おうちでの取り組みなどをお母さまに伺いました。
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目次

プロフィール

Eくん

年齢:5歳

ジュニア歴:9ヶ月

困りごと

  • 保育園での一斉指示が理解しづらい
  • 注意があちこちにそれやすい
  • 気持ちが伝えられないフラストレーションが強い

通ってからの変化

  • 言葉で気持ちを伝えるのがじょうずに
  • わからない指示があっても、聞けるように
  • 自分からの発信が増えた

「どうせ伝わらない」話すことへの抵抗感が強かった

LITALICOジュニア「どうせ伝わらない」話すことへの抵抗感が強かった

LITALICOジュニアに通うきっかけから教えてください。

当時通っていた保育園の先生から発達の遅れについての指摘があったことが、いちばんのきっかけです。一斉指示の理解が難しいほか、先生がお話をしているときにもふと目に入ったものに気を取られてしまうなど、注意散漫な様子も見られるとのことでした。また、父がアメリカ人で、家での両親の会話は英語が中心。日本語の会話に慣れていないため、相手の言うことを理解できなかったり、いいたいことをうまく伝えられなかったりと、お互いにフラストレーションが高い状態が続いていたことも、通塾を考えるようになった理由です。

ご家庭での会話は英語中心ということもあって、おしゃべりが苦手な様子があったのですね。

そうですね。そもそも言葉を発すること自体に葛藤があったようです。うまく喋れるかなという不安が強かったのかもしれません。発語は、こちらから問いかければ何か答えるかな、というくらい。自分から積極的に話すということはほとんどありませんでした。伝えたいことを言葉にできなくて「うー!」と感情を昂らせて悔しがることもしょっちゅう。また、何か言いかけても伝わらないと感じると、話すこと自体を諦めてしまうようなところもありました。

LITALICOジュニアへの通塾の決め手はなんでしたか?

まずはWebサイトの情報が体系づけられていて、とてもわかりやすかったことです。また体験授業を息子がとても楽しんでいたこと、先生が私の不安な気持ちにも寄り添ってくださったことが大きかったですね。

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コミュニケーションに自信をつけて大きく成長!

LITALICOジュニアコミュニケーションに自信をつけて大きく成長!

LITALICOジュニアに通い始めて、お子さまの変化を感じる部分はありますか?

言いたいことが言えないもどかしさから、感情を昂らせることがなくなりました。授業で、困ったときには「○○だから××して」という風にお願いすればいいんだ、と学んできたことが身についてきたと感じます。話せば伝わるという経験を積んでいるので、1回であきらめてしまうこともありませんし、相手のいうことが理解できなかったときは「わからないから教えて」と自分で解決する言葉を持っています。あまりの変化に「前はどんなだったかな?」と、会話にフラストレーションを感じていたのが遠い過去のように思えるほど。LITALICOの授業で学んだことがふだんの生活にいきています。

保育園での様子はいかがですか?

引越しで保育園を転園したのですが、新しい園ではとくに気になる様子はないようです。一斉指示も理解できているようで、先生から特別に指導を受けることもないですね。おそらくわからないことがあったら、直接先生に聞いているのではないか、と思います。困ったときにどうしたらいいかが身について、自分から発信ができるようになったことは大きな成長だと感じます。

ご自宅で意識した声かけや働きかけはありますか?

気づいたときに実践できるようにと、ペアレントトレーニングで学んだこと、フォローアップしていただいたことを冷蔵庫に貼っています。今、意識しているのは、次の行動に移る前に、本人に何をやるのかを考えさせる、ということです。以前は、「次は歯磨きだよ」「着替えだよ」と私が主導して生活をコントロールしていたんですよね。今はなるべく彼の自主性をのばすために「次は何をやるんだっけ?」という問いかけを心がけています。

 

〈どんなときに褒めるか、どうやって褒めるかなどが記載されたご家庭にあわせたペアトレワークシート〉

お子さまから「次はこれをする」と言えるように待つのって、実はなかなか難しいですよね。

そうなんです、もう息子というよりは、私の問題です。出産までバリバリ仕事をしてきたせいか、家庭でもパワープレイで子どもをコントロールしようとしてしまうところがあったと思うんです。LITALICOの先生方を見ていると、子どもに対するリスペクトを持って、忍耐強く見守っていらっしゃる。授業をモニターしていると毎回身につまされて、息子の授業ですが、私の勉強にもなっていると感じます。

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積極的な発信、関わりができるように

LITALICOジュニア積極的な発信、関わりができるように

Eくんから「次はこれをする」と答えてくれることもふえていますか?

はい、教えてくれることもだいぶふえています。また、私が台所にいると、「お手伝いする!」とサッとエプロンをかけて来てくれることもあるんですよ。簡単なことでもいっしょにやってもらうと、本当にうれしそうにするんですよね。それをほめると、さらに喜んでパアッと目を輝かせるので、私もすごくうれしくて。ひとりでやるより時間はかかりますが、こうした時間も大事にしたいな、と思います。

素晴らしいですね。お母さまもご自身の変化を感じていらっしゃるのですね。

そうですね、子どもを褒めることも、だいぶ板についてきたように思います。先生方の関わり方を見て、なんでもない日常の場面にも褒めることってこんなにもたくさんあるんだ、と気づかされました。何か伝えてくれたときに、「教えてくれてありがとう」「話してくれてありがとう」といった言葉も自然と出るように。そうした私の言葉から「話してもいいんだ」と感じ取っているのかもしれません。お話してくれることもだいぶふえましたね。

 

弟が2人いて3人きょうだいなのですが、私の褒める言葉がふえたことで、弟たちに対してもいい影響が出ているようです。先日は、真ん中の子に注意をしたら、「教えてくれてありがとー」って。そんなこと言われたら、もうそれ以上強く言えないですね(笑)。

EくんにとってLITALICOジュニアはどんな場所だと思われますか?

いろんなおもちゃがあって、先生たちが温かく迎えてくれて、彼にとっては遊園地のような楽しい場所だと思います。実は、転園前には保育園に行き渋る期間が長くありました。そんなときも、LITALICOジュニアの先生方には心を許して、楽しく過ごせていたんです。自分の話を真剣に聞いてくれる人がいて、たくさん褒めてもらえる。授業もいきいきと受けていました。

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子育ての基本姿勢を見直す機会にも

LITALICOジュニア子育ての基本姿勢を見直す機会にも

お母さまにとってのLITALICOジュニアはどんな存在ですか?

子どもはもちろんですが、私にとっての学びの場だったとつくづく思います。子どもの尊厳を大切にすることを教えてくれる場所で、ここに来ると毎回気づきがあります。親はつい子どもに多くを望みすぎてしまうのですが、先生はいつも今の息子の発達に合わせた目標を提案してくださることもありがたいですね。毎週、「こんな場面ではこうしよう」という具体的な声かけや働きかけのアドバイスがあるから、家庭でも実践しやすかったです。

LITALICOジュニアに通ってみて、いちばんよかったと思うポイントを教えてください。

通塾前は、息子は言葉にできない生きづらさを抱えていたと思います。それを解消する方法を学んだことで、毎日を楽しそうに過ごす姿を見られるようになったことが、親としていちばんうれしいことです。以前に比べると、「挑戦しよう」という気持ちが出てきているのが分かるし、コミュニケーションもスムーズにとれるようになっています。

 

先日、パパの実家があるアメリカのフロリダ州に里帰りしたのですが、親戚に囲まれても臆せずにコミュニケーションをとる姿がありました。自分に自信がついて、周りに対しても心を開けるようになったことに、頼もしさを感じます。

9ヶ月間の通塾を振り返って、今の思いをお聞かせください。

最初は自分と先生の対応の違いに打ちのめされることばかりでしたが、それもやはり通るべき道だったと思います。子どもをコントロールしようとしていた自分に気づいて、見つめ直すことができたことが、最大の収穫ではないかと思います。それがめぐりめぐって、親子関係はもちろん、夫婦関係にもいい影響を与えていると感じます。

 

次男はASDの診断を受けているのですが、長男が卒業後は次男が通塾をスタートする予定です。彼も、私といっしょにお兄ちゃんの授業の様子をみていて、いつも「僕も行くー!」と一緒に行きたがっていたので、きっと楽しんで通ってくれると思います。

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先生からのコメント

LITALICOジュニア 先生からのコメント

Eくんが入塾したのは、お母さまが3人目のお子さまを出産されてまもない頃。ご家庭でもできるかぎりの働きかけをしたいと頑張るお母さまに対しては、1日中意識をするのではなく、たとえば夕食後の30分だけなど、時間を決めて取り組んでみることをご提案しました。LITALICOジュニアで練習していることは、お子さまにとっては少し背伸びして頑張る行動。それをおうちでもずっと意識するとなると、お子さまも保護者さまも疲れてしまいます。おうちは安心できる場所であるようにバランスをとりながら、無理せずに取り組んでいただけるようにと計画を立てました。

入塾当初のEくんは、戦いごっこに夢中になると周りの声が耳に入らなくなったりする様子がみられました。必ず「Eくん」と目を合わせてから話しかけ、しっかり気持ちを向けてから課題に取り組むように心がけました。
Eくんはユーモアたっぷりで、自分が好きなことを誰かといっしょに楽しみたい、わかり合いたいという気持ちを持っています。その気持ちをじょうずにお友だちに伝えることができるようになりましたね。

Eくんの成長を目の当たりした9ヶ月、私もEくんからたくさんのエネルギーをもらいました。お母さまも、Eくんができるようになったこと、がんばっていることを見つけるのがとても上手で、ご家庭でも前向きに取り組んでくださったことは、私たちにとっても励みになりました。Eくんが持ち前のユーモアをそのままに、小学校にあがっても、お友だちと楽しく過ごせるようにと応援しています!

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