LITALICOジュニア言葉がなかなか出てこず、集団行動も苦手だった息子—今では日常会話や、保育園行事も楽しめるように!
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言葉がなかなか出てこず、集団行動も苦手だった息子—今では日常会話や、保育園行事も楽しめるように!

2024年01月30日公開 | LITALICOジュニア編集部

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LITALICOジュニア言葉がなかなか出てこず、集団行動も苦手だった息子—今では日常会話や、保育園行事も楽しめるように!
2歳児健診で「発語に遅れがみられる」という指摘を受けたNくん。日常生活で言葉を発することがほとんどなく、自分の気持ちをうまく周りの人に伝えられないからか、癇癪を起こすことも少なくありませんでした。また、知らない場所や初めてのことへの拒否感も強く、通っている保育園ではお友達と一緒に集団行動を取ることも難しかったといいます。

そんなNくんがLITALICOジュニアの利用を開始してからもうすぐ3年。今では、周りの人との会話を楽しんだり、運動会などの保育園行事へも参加できるようにまで成長しました。今回はNくんのお父さまに、利用開始からこれまでの変化について伺いました。
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目次

プロフィール

Nくん

年齢:4歳

ジュニア歴:1年11か月

困りごと

  • 発語に遅れがみられ、なかなか言葉が出てこなかった
  • 自分の意思を押し通そうとして、癇癪を起こすことが多い
  • 気持ちの切り替えが苦手
  • 保育園で集団に参加することが難しい

通ってからの変化

  • 自分の気持ちを言葉にできるようになり、意思疎通がスムーズに
  • 見通しを持つことで、気持ちの切り替えができるように
  • 保育園行事にも参加できるようになった

気持ちを言葉にすることができず、癇癪を起こすことが多かった

LITALICOジュニア気持ちを言葉にすることができず、癇癪を起こすことが多かった

LITALICOジュニアに通い始めたきっかけはありますか?

2歳児健診を受けた時に、発語について指摘を受けたのがきっかけです。その後、病院で発達検査を受けたのですが、やはり言語の発達に遅れがあるようでした。

 

区の担当者の方と受給者証を取得するべきなのか、地域でどのような発達支援が受けられるのかを相談しながら、近くで通えそうな療育施設を調べていたところLITALICOジュニアにたどり着きました。空き枠があるパーソナルコースであればすぐに通い始められると伺い、まずは教室を見学することに。息子が楽しそうに体験授業に参加している様子を見て、通わせることに決めました。

教室に通い始める前、ご家庭ではどんな困りごとがありましたか?

言葉がなかなか出てこないことから、息子が何を伝えたいのかを理解するのに苦労していました。また、私たちが「これを取ってきて」と伝えても、行動できないことがありました。その原因が言葉自体を理解していないことにあるのか、言葉を理解したうえで嫌がっているのかが判断できず、困った経験もあります。

 

自分の思い通りにならない時に、すぐ癇癪を起こすことも気がかりの一つでした。例えば、家族で出かけた時に駅のホームで目的地に向かう電車とは別の電車に乗りたがり、大きな声で騒いでしまうこともありました。気持ちの切り替えも苦手なので、一度「嫌」という反応が出ると、その後切り替えられず大変でした。

そうだったのですね。通塾開始後、まずはどのようなことに取り組まれましたのでしょうか?

言葉に関しては、「どうぞ」「貸して」のような日常的なやりとりの練習から始めて、少しずつ話せる言葉の種類を増やしていきました。

 

また、先の見通しを持つことで、スムーズに気持ちを切り替えるトレーニングもしました。授業が始まると、先生はまず取り組む内容を順番に説明してくださいます。

 

最初の頃は教室のおもちゃで遊んでいる時、先生が「次はこれをやるよ」と声をかけても「嫌だ」と言っていました。練習を開始後、あらかじめ今日は何をやるのかを知っておくことで、次に取り組むことへの拒否感が少しずつなくなり、徐々に気持ちを切り替えるのが上手になっていきました。

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言葉が増え、保育園行事にも参加できるように!

LITALICOジュニア言葉が増え、保育園行事にも参加できるように!

最初は発語がなかったとのことですが、現在のNくんのご様子はいかがですか?

教室に通い始めてからは息子の言葉がどんどん増えて、私たちによくおしゃべりをしてくれるようになりました。それと同時に、言葉を理解する力が伸びたことで、私たちの話す内容がスムーズに伝わるようにもなりました。意志疎通がうまくできるようになってきたと感じています。

 

また、通い始めて1年くらい経った頃から癇癪を起こすことも本当に少なくなりました。

家族のコミュニケーションがスムーズになったのですね!

はい、スムーズに会話ができるようになったのは本当に大きな成長だと思っています。

 

LITALICOジュニアの先生は、家庭での取り組みや息子との関わり方についてアドバイスをくださるだけでなく、保育園の先生とも積極的に連携してくださいました。保育園の先生方もとても協力的で、先生からアドバイスいただいたことを園でも取り入れようとしてくださいました。

 

このような恵まれた環境にいたからこそ、息子がここまで大きく成長できたのだと感じています。保育園の先生たちも息子の成長をすごく喜んでくれています。お迎えに行くと、今日息子ができたことをうれしそうに報告してくださるんですよ。

保育園では集団行動を取るのが苦手だったとのことですが、現在はいかがですか?

最初は運動会などのイベントに参加することも難しかった息子ですが、昨年の運動会では練習の段階から少しずつ周りのお友達と一緒に行動することができました。

 

前年は何もできなくて泣いていた息子。運動会当日は、徒競走に参加したり、みんなと一緒にダンスを踊ったりすることができました。その成長ぶりにとても驚きました。

 

近々、保育園の発表会で劇とハンドベルの演奏をする予定です。この行事も昨年は参加できなかったので、今から当日をとても楽しみにしています。

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楽しみながら成長できるから、通い続けられる

LITALICOジュニア楽しみながら成長できるから、通い続けられる

「LITALICOジュニアに通ってよかった!」と思うポイントはありますか?

本人が楽しそうに過ごしているのが何よりもよかったと思うことですね。息子は先生のことが大好きで、とても信頼しているんですよ。また、遊びの要素を取り入れながら、自然と知識や習慣を身に着けていくような授業の進め方も本人に合っているのかなと思います。

 

息子は、自分が何のためにLITALICOジュニアに通っているのかをまだちゃんと理解していないようで、教室に行く時には「先生のところに行く」と言うんです。きっと本人にとって教室は先生と遊べる場所なのだと思います。

 

だからこそ、ここに来ることを嫌がることなく通い続けているのかもしれないですね。これからも楽しみながら少しずついろいろなことを吸収し、成長してもらえたらいいなと思っています。

お父さまやお母さまにとって、LITALICOジュニアの先生はどのような存在ですか?

息子だけでなく、私や妻も先生のことを信頼しています。息子の状況に合わせて、次に何をしていくべきかを真剣に考えてくださる先生なので、何でも話しやすいんですよ。

 

週に一度、授業でお会いする時には1週間の出来事や息子のマイブーム、家でこんな言葉を使うようになったといったことも細かく共有させていただいています。また、保育園の先生から伺った園での様子についてもお伝えするようにしています。

 

私たち両親の希望によく耳を傾けてくださり、授業の内容に反映してくださるのもありがたいです。最近は「ひらがなが少しずつ読めるようになってきたので、小学校入学に向けて文字の読み書きの練習もしていきたいです」とお伝えしたところ、さっそく授業のなかでひらがなを覚えるための取り組みをしていただきました。

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息子が楽しく元気で過ごしていけるように、サポートをしていきたい

LITALICOジュニア息子が楽しく元気で過ごしていけるように、サポートをしていきたい

最近のNくんは、どのようなことに取り組んでいるのでしょうか?

数字が少しずつ分かるようになってきたので、時計を見ながら先の見通しを持つことができるように練習をしています。まだ「〇時」という概念の理解は難しいので、「時計の針がここまできたら、次はこれをするよ」のような形で時間の感覚を教えていただいているようです。

 

最近は、息子が自分から「時計の針が〇にきたよ」と先生や周りの人に呼びかける様子も見られるようになって、だいぶ感覚が身に付いてきていると感じます。

今後、Nくんにどのように成長していってほしいと考えていますか?

元気に楽しく過ごしてくれたらそれでいいと思っています。親としては、本人が自分の特性によって苦しむことがないように手伝ってあげなきゃいけないな、と。LITALICOジュニアに通わせることも、私たちが息子にしてあげられることの一つだと考えています。

最後に、LITALICOジュニアに通うかどうか悩んでいる方に向けてメッセージをお願いいたします。

幼い子どもは、本人がやりたいことを自ら判断したり言葉にすることが難しいため、親である私たちが何をさせるべきかを判断しなければいけません。

 

私たちの場合、「LITALICOジュニアに通わなかったことで後悔したら嫌だな」という気持ちから、できることをやってみることにしました。結果的に今は息子を通わせてよかったと思えています。もし今当時の私たちと同じように悩んでいる方がいれば、「あの時やっておけばよかった」と思わないためにも、一度通ってみるのがいいのではないかと思います。

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先生からのコメント

LITALICOジュニア 先生からのコメント

自分の意思を言葉で表現することができなかったNくん。最初は気持ちがなかなか伝わらないもどかしさから、泣いたり「わあー!」と大声を出すことも少なくありませんでした。また、Nくんは見通しのつかないことや、やり方が分からないこと、自分が興味を持てないことに対してやや拒否感があるお子さまでもありました。そのことから、どんな場所なのか分からないところへ出かけることや集団参加も難しいようでした。

Nくんの発語を増やしていくために、教室ではまず日常的に使う表現を覚えていくことから始めました。例えば「ちょうだい」という言葉であれば、「ち」「よ」「う」「だ」「い」のように一文字ずつゆっくりと声に出していきます。

また、Nくんが抱く物事への不安や拒否感を和らげるために、ご両親や保育園の先生方にもご協力いただきながら、先の見通しを持てるような視覚的アプローチも行いました。園でのプール遊びに参加するのを嫌がるというご相談をいただいた時には、「やってみようよ」と無理に参加させるのではなく、まずは遠くからお友達が遊ぶ様子を見せてあげるように園の先生にお願いしました。その結果、Nくんはお友達の様子を見ながら楽しく水遊びに参加できるようになったと伺っています。教室だけではなく、ご家庭や保育園でも「やってみたら楽しかった」というNくんの成功体験をつくってくださっていることに感謝しています。

Nくんと出会った頃は、興味を示すものが少なく、周りと関わることへの興味も薄い様子がありました。しかし、今では何かができた時に周りの人に「見て」と言うようになったり、ちょっとした冗談を言ったりもしてくれるようになりました。小学校に進学すると、さらにいろいろな世界に触れていくことになると思いますが、これからもNくんが笑顔で生活できるように手助けできたらうれしいです。

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