LITALICOジュニア癇癪を起こすことが多く、学校でも孤立していた息子ー自己肯定感が高まり、明るく笑顔で過ごせるように!
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癇癪を起こすことが多く、学校でも孤立していた息子ー自己肯定感が高まり、明るく笑顔で過ごせるように!

2024年03月08日公開 | LITALICOジュニア編集部

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LITALICOジュニア癇癪を起こすことが多く、学校でも孤立していた息子ー自己肯定感が高まり、明るく笑顔で過ごせるように!
感情のコントロールが苦手で、日常的に癇癪を起こしていたというSくん。不安なことや気に入らないことがあると、乱暴な言葉を使ったり暴れたりすることも少なくなく、保護者さまは子育てに不安を感じることも多かったそうです。

7歳からLITALICOジュニアに通い始めたSくんは、先生との関わりを通じて気持ちがどんどん前向きに。今では感情のコントロールも上手になり、笑顔で過ごせる時間が増えました。今回はSくんのお母さまに、利用開始からこれまでの変化について伺いました。
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目次

プロフィール

Sくん

年齢:9歳

ジュニア歴:2年3ヶ月

困りごと

  • 癇癪を起こしやすい
  • 友だちとの関わりがあまりなく、クラスで孤立していた
  • 初めての場所が苦手
  • 学校の授業中にノートを取るのが苦手

通ってからの変化

  • 感情のコントロールが上手になった
  • 友だちと一緒に楽しく遊べるように
  • 授業中にノートを取れるように
  • 自分に自信が持てるようになり、性格も明るくなった

気に入らないことがあると、すぐに癇癪を起こしていた息子

LITALICOジュニア気に入らないことがあると、すぐに癇癪を起こしていた息子

Sくんにはどのようなお困りごとがあったのでしょうか?

息子は気に入らないことがあると癇癪を起こしやすく、以前から育てづらさを感じることがありました。負けることに対してすごく敏感で、弟とゲームで遊んで負けた時にはきょうだいゲンカになってしまうこともありました。

 

また、集団生活も苦手だったため、学校でもあまりお友だちとの関わりがなかったようです。授業参観に行った時にも、休み時間になってクラスメイトたちが一斉に遊びだす中、息子は1人で本を読んでいて、誰とも話す様子がないことが気になりました。お友だちと馴染めないこともあってか、毎週日曜日になると「学校に行きたくない」と言ってよく泣いていたので、どうすればいいのか悩んでいたんです。

LITALICOジュニアのことはどのように知りましたか?

実は、登園渋りをしていた次男のほうが先に教室に通っていたんです。次男の様子について精神内科に相談した際に、利用できる児童発達支援施設として紹介されたのがLITALICOジュニアで。

 

Sのことも同じ病院の先生に相談し、IQテストを受けたところ発達の凸凹が大きいことが分かりました。そこで、次男と同じように発達支援を受けてみることを提案していただいたんです。Sが小学校2年生の夏休み期間中に、次男と一緒にLITALICOジュニアに連れて行ってみることにしました。

初めて教室に来た時のSくんのご様子はいかがでしたか?

最初は「何で行かなきゃいけないんだよ」と、すごく嫌がりました。私が「学校では教えてくれないことを教えてくれる場所なんだよ。お母さんは勉強よりも必要なことだと思うから、Sに行ってほしいんだ」と説明し、どうにか連れてくることができたという感じで。

 

態度の悪い息子と対面した先生は「大丈夫、大丈夫」と笑顔で声をかけながら、教室に連れて行ってくださいました。きちんと授業が受けられるのかとても心配していたのですが、1回目の授業を受けた後、息子は「俺、慣れたわ」と言ったんです。初めての場所に対してとても拒否感の強い息子が、LITALICOジュニアには2回目から嫌がらずに行くようになったので驚きました。

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性格が明るくなり、笑顔が増えた!

LITALICOジュニア性格が明るくなり、笑顔が増えた!

Sくんは楽しみながら授業に参加してくださっているそうですね。

はい、教室に来るとすごく笑顔になるんですよ。最初のうちは大きな声を出して騒いだり、椅子にじっと座っていられないこともあったのですが、先生が優しく言葉をかけてくださると落ち着くようで、少しずつ気持ちが安定していきました。

 

苦手を克服しようとする時、できない部分に注目してしまいがちですよね。でも、LITALICOジュニアの先生は、まず息子ができることを見つけて褒めるということを徹底してくださっている印象があります。息子も、たくさん褒めてもらえることで「自分のことを理解してもらえている、認めてもらえている」と感じられるためか、以前よりも元気で明るい性格になりました。

教室に通い始めてから、普段の生活の中でのSくんのご様子に変化はありましたか?

学校に行くのを嫌がっていた息子が、泣きながら「学校に行きたくない」と言うことがまったくなくなりました。友だちとの関係性も次第に良くなっていき、クラスメイトや近所に住んでいる子と一緒に遊びに行くようにもなったんです。

 

それから、感情のコントロールができるようになり、何かに失敗したり、ゲームに負けたとしても「まあ、いいか」と受け止められるようになったのも成長したと思うポイントの一つです。勉強とは違って、なかなか目には見えづらい変化ではあるものの、LITALICOジュニアに通い始めてからソーシャルスキルがすごく伸びたと感じています。

以前より前向きな気持ちで過ごせるようになったのですね!学習面については、何か成長を実感されていることはありますか?

これまで書けなかった漢字を書けるようになりました。また、以前は学校の授業中に板書のスピードに追い付けなかったため、学校から支給されるiPadで黒板の写真を撮り、後からノートに書き写すことを許可してもらっていました。

 

しかし、書くスピードは遅くて字も汚いのですが、今ではその場でノートを取ることができるようになりましたし、学校の授業の内容にもついていくことができています。

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子どもを肯定することの大切さを学んだ

LITALICOジュニア子どもを肯定することの大切さを学んだ

LITALICOジュニアの先生に相談してよかった!と思ったお悩みごとはありますか?

子どもとのコミュニケーションについて相談した時に、「そうなんだ」とまずは子どもの発言を肯定して受け入れることが大切なのだと教えていただいたんです。それまでの私は、「でも」と否定から入るのがくせになってしまっていたのですが、肯定してあげることの大切さを学んでからは「でも」と言わないように気を付けるようになりました。そうするだけでも、子どもとのコミュニケーションがいい方向に変わっていったことが印象に残っています。

 

私のように発達に不安のあるお子さまを育てている保護者の方の中には、一般的な子育て論に沿った意見やアドバイスに苦しめられている方も多いと思うんです。私自身、何をすればいいのか正解が分からずに困っていたのですが、ここでは私たち親子に寄り添ってお話を聞いていただけるので、本当にありがたいと感じています。

LITALICOジュニアの利用を開始してから、お母さまやお父さまのお気持ちに変化はありましたか?

私は発達障害や療育についての知識があまりないところからのスタートだったのですが、LITALICOジュニアで先生にさまざまなことを教えていただくうちに、今までよりも息子のことを理解できるようになったと思います。

 

夫も、実際にLITALICOジュニアの授業を見た時に「すごくいい先生だね」と言ってくれて、最初は必要ないと言っていたペアレントトレーニングも一緒に受けるようになりました。

 

教わった知識をすべて実践することは簡単ではありませんが、子どもとの関わり方について知識を身につけたうえで、意識を変えるだけでも意味があると思っています。

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LITALICOジュニアは、ホッとできる場所

LITALICOジュニアLITALICOジュニアは、ホッとできる場所

Sくんやお母さまにとって、LITALICOジュニアはどのような場所ですか?

息子は、先生のことを学童の先生のように見ていると思います。遊びながら、勉強も教えてくれる場所といった感覚に近いのではないでしょうか。

 

私にとってLITALICOジュニアは安心できる場所です。今までは、息子のことや子育てに関する悩みについて理解してもらえたり、じっくりと話を聞いてもらえたりする場所がなかったんです。でも、今はここで先生とお話をすることでホッとできますし、安心して息子をお願いできるんですよ。

今後、Sくんにはどのように成長してほしいと考えていますか?

息子がこれから先も自分らしく過ごせたら、と考えています。今は、小学校を卒業した後の進路について、中学受験と高校受験のどちらを選択するべきか悩んでいるところです。どちらが向いているのかは人それぞれだと聞くので、息子に合いそうな学校や受験方法など、いろいろ情報を集めながら考えていきたいです。

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先生からのコメント

LITALICOジュニア 先生からのコメント

Sくんに初めてお会いした時の第一印象は「さまざまなことを理解しているお子さまだな」でした。一方で、頭では分かっているのに、言葉にできなかったり、動作が追い付かなかったりするギャップに苦しんでいる様子も見られました。失敗することへの恐怖心からか、利用開始当初は、新しいことに取り組むことや、人との関わりにも抵抗感があるようでした。

教室では、Sくんとの信頼関係を築くことを意識しながら、自分の気持ちを言葉で表現する練習を中心に取り組みました。すると、上手くできないことをすぐに拒否するのではなく、「ここが難しい」と言葉にして周りに助けを求められるように。現在は、学校の先生に授業を受けるうえでの困りごとや環境調整について相談できるようになりました。

発想力が豊かで、私たちには思いつかないようなアイデアをどんどん出してくれるSくん。今後も、ご自身の強みを活かしながら、自分のペースでさまざまなことにチャレンジしていってもらえたらと思います。

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