4月からの制度改定で何が変わる?個別指導と集団指導のかけ合わせ支援などLITALICOジュニアがパワーアップ!

LITALICOジュニアでは、発達が気になるお子さまに最適な学びをご提供しています。

 

この度、障害福祉サービスの制度・基準変更にともない、2024年4月からLITALICOジュニアの児童発達支援・放課後等デイサービスでもサービス内容をリニューアルいたします。

 

LITALICOジュニアでは実際どんな通い方の変化があり、通うとどんなサービスが受けられるのか指導員の先生に聞いてみました!

LITALICOジュニアにおける制度改定による変更点・1日の教室の様子をご紹介

この度の障害福祉サービスの制度・基準変更にともない、2024年4月からLITALICOジュニアの児童発達支援・放課後等デイサービスのサービス内容を改定します。

 

サービス内容の改定で、LITALICOジュニアではどんな変更があるの?そもそもLITALICOジュニアではどんなことをするの?と思われる保護者さまもいらっしゃるかと思います。

 

そこで、通い方にどのような変化があるのか、LITALICOジュニアはどんなところなのか教室ルポをお届けします!

LITALICOジュニアの教室を体験!

 

今回訪問したのは児童発達支援事業をおこなうLITALICOジュニア大日教室。経験豊富なスタッフがお子さま一人ひとりに合わせて丁寧に指導していました。

 

教室は明るくカラフルで、さまざまなおもちゃが用意されており、お子さまが楽しく過ごせそうな環境が整っています。

 

体験するAくんは、言葉の遅れがあり、1語文で「ぶーぶ(車)」「わんわん(犬)」などの発語はありますが、「ちょうだい」「かして」など要求が難しい状態です。言葉で要求することができないので、お友だちの使っているおもちゃを取ってしまうこともあります。ほかにも、他人に興味がなく集団活動に参加できるか不安もあるというお母さま。

 

LITALICOジュニアに通ったらどんなふうに過ごすことになるのか、Aくんの1日体験の様子をご紹介します。

お迎えサービスがスタート

 

午後、日中に働いていらっしゃる保護者さまの負担を軽減するために、対象となる園・学校までのお迎えサービスを利用できます。

 

このお迎えサービスは今回のサービス内容の改定により新しく加わったサービスで、お迎えの際は、運転手に加え、安全確保のために教室スタッフが1名同乗してくれるのも安心です。

 

Aくんのお母さまも「子どもを連れて行くのも一苦労なのでありがたいですね!」とお迎えサービスを喜ばれていました。

 

※指導終了後は、直接保護者さまに指導の様子をフィードバックさせていただくため、お迎えは保護者さまにお願いしています。また、放課後等デイサービスの教室でお子さまお一人で通所をされる場合は、これまで通り指導終了後はご自身での帰宅となります。

自由遊び(集団の場)

 

集団は最大10名のお子さまがいらっしゃいます。自由遊びの時間は、用意された2つの遊びの中からお子さまが好きな活動を選んで参加します。

 

自由遊びの内容は、指導員がその日にいるお子さまの特性を加味して決められています。例えば、小さなお子さまがいる場合は、口に入れると危険な粘土などを避けたり、電車が好きなお子さまが多い場合は電車のおもちゃを用意するなどして、お子さまが楽しく安全に過ごせるように工夫がされています。

 

「とはいえ、学齢も困りごともばらばらなお子さまが集まっているから、他の子を叩いたり問題を起こしてしまわないか心配……」というAくんのお母さま。

 

そこで、指導員に集団活動を安全に楽しく過ごしてもらうための工夫を聞いてみました。

 

「LITALICOジュニアでは、お子さまの好き・嫌い、得意、不得意、どんな場面でどんな行動をしやすいかなど、お子さま一人ひとりを丁寧にアセスメントした上で環境設定をおこなっています。自由遊びの際も、指導員がすぐ介入できるような配置場所を考えたり、お子さまが安全に楽しく過ごせるように環境調整をしています。」

 

「また、自由遊びは必ず遊びに参加しないといけないわけではなく、休憩スペースが用意されているので、クールダウンしたり絵本を読んだり気分に合わせて休むことができます。」

 

この話を聞いてAくんのお母さまも「遊びの内容も毎回一緒じゃないんですね!先生もついてくれているなら安心かも。」とほっとされたご様子。

 

この日Aくんはブロック遊びを選びました。他人への興味が薄く、最初は一人で遊んでいましたが、お兄さんお姉さんに「一緒に遊ぼう!」と声をかけられて、場所にも慣れてきたAくんはお友だちと一緒に遊ぶ時間もありました。

 

園では一人でいることも多いというAくん。お母さまはLITALICOジュニアでの様子をみて「一緒に遊べるんだと感激しました!少し年上の子が相手だったり、これくらいの人数だと集団でも大丈夫なのかな。」とお話されていました。

 

集団活動では、Aくんのように他者意識が薄かったお子さまが、お友だちがしていることが視界の先に見えたり、お友だちから声をかけられたりすることで、他人と関わる時間が増え、他者意識が芽生えてくることも多くあるそうです。

個別指導

個別指導は30分間おこなわれます。お子さまのニーズに合わせて、手先の運動やSST(ソーシャルスキルトレーニング)など個別の課題を授業で練習します。

 

Aくんは単語をいくつか話すことはできますが、「要求が難しい」といった課題があるので、個別指導では「ちょうだい」と言葉で要求する練習をしました。

 

指導員の模倣をして「ちょうだい」といってほしいものをもらい、それができたら最初の一文字の「ち」のヒントで「ちょうだい」という練習をしました。何度か練習を繰り返すことで「ちょうだい」と言葉で要求できる場面が増えました。

 

Aくんのお母さまも「家だとわたしが意図を汲み取ってほしいものを渡してしまっていたけど、練習したらちゃんと言えるんですね」と驚いていらっしゃいました。

 

指導員によると、発語は個別指導と集団活動の両方を受けることで大きな成長につながるとのこと。お子さまの成長の様子や個別指導と集団活動両方を受けることのメリットを聞いてみました。

 

「例えば、発語の練習の段階のひとつである模倣は、個別指導のみだと限られた時間の中で練習することになりますが、加えて集団活動にも参加することで、模倣する機会や模倣する対象が多くなり、真似して言葉が出るようになり、発語がぐんと伸びたお子さまがたくさんいらっしゃいます。」

 

「発語以外の困りごとも、これまで個別指導だけでは見られなかった姿を集団の場でみることができたり、個別に練習したことを集団の場でできているか確認することができたりするようになりました。また、集団活動と合わせて利用いただくことで、よりお子さまの成長を促すことができるようになりました。」

設定保育(集団の場)

 

設定保育(集団の場)では、決められた活動にみんなで参加します。長時間の利用でも飽きることなく楽しく過ごせるように、工作のような机上課題だけではなく、パラバルーンや玉入れなど体を動かすような活動もおこなわれています。

 

Aくんも、設定保育の時間は学齢や困りごとが異なるお子さまたちと一緒にパラバルーンで楽しく遊ぶ様子がみられました。

 

さまざまな学齢のお子さまが同じ集団の中で過ごすことで、どんなメリットがあるのか指導員に聞いてみました。

 

「年長のお子さまは与えられた役割を果たしたり、年下のお子さまのモデルになることで、「役にたてた!」「お兄さん・お姉さんの行動ができた!」という成功体験を積むことができます。」

 

「反対に未就園もしくは年少のお子さまのお子さまは、お兄さんお姉さんの真似をすることで発語が促されたり、話しかけられたり関わる機会が増えることで、他者意識が強くなるといったメリットがあります。」

保護者さまへフィードバック

集団活動が終わりお迎えにいった時には、指導員から1日のお子さまの様子について説明をしてもらう時間が設けられています。お子さまについて気になることやご相談があれば聞いてもらうこともできます。

 

Aくんのお母さまも今日1日体験してみて、家ではみられなかったAくんの姿や先生の声かけや関わり方をみて発見がたくさんあったといいます。

 

「マンツーマンでしっかり授業してもらえるのもうれしいし、集団で安全面に配慮された環境でほかのお子さまと過ごす経験ができるのもいいなと思いました!」

「療育(発達支援)ってどんなところかな、うちの子でも通えるのかなと心配していましたが、先生たちがとても丁寧に子どもに関わってくれていて、指導の様子もみれたので安心でした。」

「フィードバックの時間には、家でもできそうな関わり方のヒントをもらえたのもとてもありがたかったです。」

サービス内容の変更点について

 

1回のご利用時間が3時間に

ほかにも今回のサービス改定の変更点として、1回のご利用あたりの指導時間が3時間に変更になることが挙げられます。

 

長い時間を教室で過ごすことによって、子どもの経験の機会が増えたり、保護者さまがご自身の時間を確保できるというメリットもあります。

 

※個別指導の頻度はお子さまにあわせて変更します。
※指導時間には、保護者さまへの指導フィードバックなども含みます。
※放課後等デイサービス教室では、曜日や教室によって1時間半での指導をおこなう教室もあります。詳しくは教室にお問い合わせください。

 

指導の様子をどこからでもモニタリングできる!

LITALICOジュニアでは指導の様子をリアルタイムでご確認いただけます。保護者さまが教室外で時間を過ごしていただけるようにWebカメラが導入されます。

 

お持ちのデバイス(パソコンやスマートフォン、タブレット) で指導部屋の様子を確認できるため、どこからでも指導をモニタリングすることができます。

 

 

お子さまが教室で過ごす時間が長くなり、今まで見られなかったお子さまの姿も見ることができるようになり、よりお子さまに寄り添って指導をすることができるようになりました。

 

「うちの子でも通えるかな?」「子どもの発達が気になっていて通ってみたい」など気になることがあれば無料相談も受け付けているので、お気軽にお問い合わせください。

LITALICOジュニアのサービスをご紹介

「LITALICOジュニアのことをもっとよく知りたい!」という方のために、ここからはLITALICOジュニアの特長をご紹介します!

 

LITALICOジュニアは、お子さま一人ひとりのニーズや特性に合わせて最適な学習計画をたてて授業をおこない、お子さまの成長をサポートをしています。

 

累計利用者18000名以上、全国150教室以上(※2024年3月時点)展開しているLITALICOジュニアの特長を、LITALICOジュニアの指導員に聞いてみました。

一人ひとりに合わせた最適な授業を実施

 

―LITALICOジュニアの特長はどんなところにありますか?

 

得意・不得意、好き・嫌いなどお子さまを分析し、最適な指導方法・学び方を見つけます。そうした分析の結果をもとに、取り組む課題の優先順位をつけて、短期目標・長期目標をたてています。

 

授業では、お子さまに合わせた学び方で、かつ楽しく学べるような工夫をしながら目標達成を目指します。

専門性の高い教育プログラム

専門性の高い教育プログラム

 

―お子さま一人ひとりに合わせた授業をするということでしたが、そのために使っているものなどはありますか?

 

さまざまなお子さまの特性や興味にあったプログラムを選択できるよう、これまで約1万点以上の教材を開発しています。

 

また、LITALICO ジュニアの教育プログラムや指導員の研修は発達障害児支援の専門家である井上雅彦教授(鳥取大学大学院)、田中康雄医師(北海道大学名誉教授)による監修をいただいています。また言語聴覚士や作業療法士による研修やプログラム開発もおこなっています。

充実の保護者サポート

充実の保護者サポート

 

―お子さまへの授業のほかに受けられるサービスもあるのですか?

 

LITALICOジュニアでは保護者さま向けの「ペアレントトレーニング」というプログラムを提供しています。

子育てをしていると、「何回言っても同じことを繰り返す」「危険な行動をやめさせたい」などさまざまなお悩みがあると思います。

 

ペアレントトレーニングは、このような子育ての不安やイライラを軽減し、保護者さまもお子さまも楽しく過ごせるような子育てのコツや工夫を学ぶプログラムです。

 

LITALICOジュニアでは、ご家庭に合わせて具体的な対応方法を一緒に考え、ご家庭で実践できるようにサポートしていきます。

まとめ

LITALICOジュニアは、「『自分らしく生きる力』を育み家族と共に子どもの今と未来の幸せに貢献する」をコンセプトに、お子さまの幸せのためにできることは何かを日々考え、サービスを進化させてきました。

 

この度、障害福祉サービスの制度・基準変更を受け、お子さまにとってより充実した指導内容をご提供できるよう、サービスの見直しをおこなうに至りました。

 

詳しいサービス内容や通い方は教室ごとに異なる場合があります。LITALICOジュニアのサービスが気になる方、お子さまの発達についてご相談したい方は、無料相談もおこなっていますのでお気軽にお問い合わせください。