LITALICOジュニアは、お子さま一人ひとりのニーズや特性に合わせて学習やソーシャルスキルアップをメインとした授業を通して、発達が気になるお子さまをサポートしている教室です。
「気にはなっているけど、具体的にどんなことがしてもらえるか分からない」「子どもが楽しく通えるか不安」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、通塾前に利用できるLITALICOジュニアパーソナルコースの体験授業の様子をお届けします!
LITALICOジュニアパーソナルコースってどんなところ?
LITALICOジュニアパーソナルコースとは、児童発達支援や放課後等デイサービスも運営しているLITALICOジュニアが、通所受給者証がなくても通える教室として運営している教室です。
LITALICOジュニアパーソナルコースでは、お子さまの課題に合わせた9ヶ月のマンツーマン授業で短期集中的に目標達成を目指します。
豊富な知識や経験に基づき、お子さまに合ったかつ楽しく学べるような工夫をしながら授業がおこなわれています。
体験授業では、お子さまの課題や興味関心に合わせたマンツーマンでの50分授業を実際に体験いただけます。
体験授業を受けてくれるBくん(仮)のプロフィール
今回体験授業を受けてくれるのは、保育園通園中の5歳の男の子Bくん。元気いっぱいのBくんですが、保育園でお友だちに手が出てしまうことがあり、「お友だちに手を出さずに仲よく過ごせるようになってほしい」というご両親の思いから、LITALICOジュニアパーソナルコースの体験に来てくださいました。
体験授業前にお母さまにお話を伺いました。
「手が出てしまうこと以外にも、落ち着きがないところや、ほかの子より少し疲れやすく、余裕がなくなるとちょっとしたことで怒りっぽくなってしまうところもあるんです。」
「小児科の発達相談では、通所受給者証は出なさそうと言われたんですが、実際にお友だちとのトラブルが多く困っていたので、受給者証がなくても通えるコースがあると知って体験に来ました。手が出ることをやめられるようになる手だてが分かるといいなと思っています。」
LITALICOジュニアパーソナルコースの体験授業では具体的にどんなことをしてもらえるのか、Bくんご家族の1日体験の様子をご紹介します。
丁寧なヒアリングでお子さまに合わせた授業プログラムを作成!じっくりお悩み相談もできる!
体験授業を申し込むと希望の教室からお電話があり、お子さまの困りごとを先生が丁寧にヒアリングをしてくれます。
「どんなこと聞かれるんだろう?と不安な気持ちもありましたが、先生がとても優しく感じがよくて安心しました。お悩み相談ができた感じです。」とお母さまも事前のお電話で悩んでいることを話せて安心されたご様子。
体験授業までに不安なことも相談ができるとのこと。「子どもが体験に一緒に来てくれるか心配。」「子どもがはじめての場所が苦手…」など事前に相談できるのは安心ですね。
事前のお電話について先生からもお話を伺いました。
「事前のお電話では、今困っていること、どうなってほしいかという願い、体験に申し込んだきっかけなどについてお話を伺っています。」
「事前に丁寧にヒアリングすることで、お子さまの困りごとの根底にはどういった要因があるのかを分析し、ヒアリングした内容をもとにお子さまに合わせて授業のプログラムを用意します。」
「Bくんの場合は、言葉より先に手が出てしまうというお話から、言葉での発信の苦手さや相手の気持ちの理解が難しい可能性があると分析し、そのようなスキルがどれくらい獲得できていそうかを確認するためのプログラムを用意しました。」
決まったプログラムを体験するのではなく、実際の授業同様、お子さま一人ひとりに合わせた授業を受けられるのはとても贅沢ですね!
授業のプログラムは、丁寧なヒアリングと分析から組み立てられていると聞くと期待が高まります!
<事前のお電話から先生が分析されたお子さまの状況と獲得できるといいスキル>
前日にもお子さまが楽しめるように確認のお電話が!
体験授業前日には、予定している授業のプログラムについて電話で共有してもらえるとのこと。予定しているプログラムと、そのプログラムでお子さまが楽しく取り組めそうかを確認し万全の準備でお出迎えしてもらえるそうです。
「『こんなゲームやろうと思ってるんですけど楽しめそうですか?』『こういうあそびは得意ですか?』など子どもが楽しめそうかも確認してくれて、イメージしていたよりもたくさん話を聞いてくれて、すごく準備してくれるんだなと期待が持てました。」とお母さまもお話しされていました。
これだけ入念に準備された体験授業。期待が膨らみますが、当日どんな体験授業が受けられるのでしょうか?
実際に50分間の授業を体験!
今回体験授業で訪れたのは、LITALICOジュニア溝の口教室。教室は明るくカラフルで楽しそうな様子もありながら、落ち着いた雰囲気が感じられます。教室では経験豊富なスタッフがお子さま一人ひとりに合わせて丁寧に指導していました。
教室には、さまざまなおもちゃが用意されており、お子さまが楽しく過ごせそうな環境が整っていました。
ご両親と教室にやってきたBくん。最初は恥ずかしそうな様子がありましたが、楽しそうなおもちゃを発見すると、「ボールがある!これであそぶ!」と早速教室に入っていきました。
授業の最初は、Bくんの好きなキャラクターのおもちゃでやりとりしながら先生と一緒にあそびました。Bくんはすっかり先生に心を開いているようでとっても楽しそう!
あそびが一段落したところで、先生から今日のプログラムが発表されました。
・自己紹介タイム
・〇✕クイズ
・工作
まずは自己紹介タイムからです。
先生がBくんに自己紹介を促しますが、教室にあるいろいろなものが気になる様子のBくん。教室に好きなキャラクターのフィギュアを見つけると席から離れて、「○○ちょうだい!」と先生に要求。
「じゃあ好きなたべもの教えてくれたら○○あげるね」という先生の声かけで、「緑と茶色と赤と……」と好きな色を先生に伝えることができていました。
先生は「教えてくれてありがとう!」「座ってお話聞けてえらいね!」とBくんができたことを一つひとつ褒めていました!
次は、〇✕クイズです。先生から場面を聞いて、正しい気持ちのカードを選ぶクイズをしました。
「お友だちにおもちゃを取られたときどんな気持ち?」「悲しい気持ち」
「友だちに足を踏まれたときどんな気持ち?」「怒った気持ち」
「あそんでたら花瓶を割ってしまったときどんな気持ち?」「困った気持ち」
それぞれの場面を想像して気持ちを答えることができているBくん。「困った気持ちだね!」「問題答えられたね!」と先生が具体的に細かく褒めている様子が印象的でした。
<Bくんがつくった工作の作品>
次は工作の時間です。今日はぴょんと飛ぶカエルの工作にチャレンジするようです。
「のりがないから借りに行こっか!」と先生が声をかけると、「のり貸してください」と事務スペースにいる別の先生にのりを借りに行くことができました。その後も、先生のお話を聞きながら、集中して工作に取り組むことができました。
終始楽しそうな様子だったBくん。50分が経ち、最後のご挨拶「ありがとうございました!」でBくんの体験授業は終了です。
体験授業の様子はリアルタイムで視聴可能!
体験中は、教室に取り付けられているカメラで授業の様子をリアルタイムで見ることができます。(※随時各教室で高性能カメラの導入予定)
ご両親に体験授業を見た感想を伺いました。
「教室のタブレットでモニタリングしていたのですが、画面も見やすくて子どもの様子がよく分かりました!」
<実際にタブレットからみた指導の様子>
「授業を見ていて、まず、楽しそう!と思いました。あとは、新しいおもちゃが気になって気が散っているところなど『家でもこういう様子あるなぁ』と再確認する場面もありましたね。」
「家の外での子どもの様子を見られる機会ってほとんどないのでそれもよかったなと思います。」
たしかに、意外と園での様子を見る機会も少ないので、家以外の様子が分かるのも体験授業のメリットかもしれないですね。
先生にもBくんの体験授業について伺いました。
「授業のプログラムは、お子さまの好きなものを使いながら楽しく授業を受けてもらえるように工夫しています。Bくんとの授業も途中でBくんの好きなキャラクターのおもちゃであそぶ時間をつくったり、楽しく過ごせることを工夫しました。」
「Bくんの場合は、お友だちに対して言葉より先に手が出てしまうというお母さまのお話から、もしかすると言葉での発信に苦手さがあるかもしれないと分析し、どのくらいやりとりができるかを見るために自己紹介タイムの時間、指示理解がどれくらいできているのかや、どんな場面だと指示に応じづらいのかを確認するために工作の時間、相手の気持ちの理解がどれくらい分かっているのかを見るために◯✕ゲームの時間を用意しました。」
プログラムには実はこんな狙いがあったのですね!また、Bくんが楽しそうに体験授業を受けられていたのも、好きなものを事前に聞いて授業に取り入れていたからなんですね。
先生が分析された結果は、体験後のフィードバックの時間でご家族に共有されるとのこと。
体験後、分析の結果や今後の学習計画を教えてもらえる!
体験後は約1時間、授業の振り返りと今後の学習計画のご提案としてフィードバックの時間が用意されています。
まずはご両親とお子さまの体験での様子を一緒に振り返ります。
先生は「いろんなものに興味があり、お話を聞くのが難しいときもありましたが、「先生話していい?」と聞くとお話を聞くことができていました。」など、どういう対策をしたらできていたかなど、お子さまが取り組みやすい方法などもお話しされていました。
ご両親からも、フィードバックを受けての感想を伺いました。
「授業を見ていて、『楽しそうだな』とか『集中できていないな』と思ってみていましたが、先生は授業を通してしっかり分析してくださっていたんだなと驚きました。」
「たとえば、いろんなものが気になって集中が難しい場面もありましたが、気になっていたおもちゃに布をかけたらお話が聞けて集中できていたということも、フィードバックのときに聞いて、『そういう対策したら集中できたんだ!なるほど!』と思いました。」
「それを聞いて、何かに集中していると指示が通りにくいことがあるけど、気の散りやすいものを視界から除くことで指示が通りやすくなるということが分かったのがよかったですね。」
「今までなんとなく、これが苦手そうだなと思っていたことを、専門的に分析して明示してもらえて、気持ちがすっきりしました。」
「親としては、課題の話ばかりだとちょっと悲しくなってしまいますが、『こういうことは得意、こういうことは理解できている』とポジティブな視点からも伝えてくれるのもうれしいポイントでした!」
フィードバックでは、授業の振り返りでお子さまの現在の状況をしっかり把握したうえで、今後どういう支援を受ければ、必要なスキルが獲得でき、困りごとが解消できるかといった簡易的な学習計画を提案してもらえるとのこと。
<Bくんの学習計画の一部>
「何からはじめたらいいのか分からない」「どんなスキルが必要か知りたい」といった方には体験授業を受けるだけでも整理ができてよさそうですね!
実際の通塾に関しては、ご家族とご相談したうえで判断できるのも安心ですね。
体験授業を終えて
体験授業前に「手が出やすいことに対して、どうしていくのがいいのか今後の筋道が分かればいいなぁ」とお話しされていたお母さま。体験授業を受けて、「『ここをクリアすればグッと変わりそう』とどうすれば困りごとを解消できそうか手だてを教えてもらえて希望が持てました!」と喜ばれていました。
ほかにも、「第三者の専門家の目線で見てもらえてお話を聞けたのがよかったです。専門家の意見は腑に落ちるし、通塾すれば夫婦間で共通認識をもって子どもに関われるようになるだろうな、それってすごくいいことだなと思いました。」とお話しされていました。
LITALICOジュニアパーソナルコースの体験授業は、実際の授業にとても近いので、気になった方はまずは体験授業だけでも受けてみるのがいいかもしれませんね!
先生に聞く!体験授業を受けると何が分かる?
LITALICOジュニアパーソナルコースの体験授業は、通常の授業同様、お子さまの様子に合わせて授業を組み立てているので、同じ授業が一つもありません。実際の授業をリアルに体感いただけるのもいいところかなと思います。
フィードバックでは、授業を通して見えたお子さまの困りごとの根底にある要因の分析や、今後どのようなスキルを獲得できれば今ある困りごとを解消し、ご本人もご家族もより楽しく日常生活を送れるようになりそうかなどをお伝えしています。
お子さまのことを一番よく分かっていらっしゃるのはもちろんご家族ですが、ちがう視点からお子さまのことを知れるのはいい機会かもしれません。
体験授業を受けられた方からは、「今後身につけていくといいスキルが分かったり、今後どういうことをすれば困りごとが解消できそうかということが整理できて、先の見通しが持てたことがよかった」というお声をよくいただきます。
今の状況や今後何をしていけばいいのか整理できるだけでも、気持ちがすっきりするかもしれません。そのため「困ってるけど何からしていいか分からない」という方にもおすすめです。
「うちの子に必要かな?」「子どもとの関わり方に悩んでいる」「子どもへの対応これであっているかな?」など子育てをしているとさまざまなお悩みがあると思います。些細なお悩みでもぜひお気軽にご相談ください!
LITALICOジュニアパーソナルコースの体験授業のまとめ
丁寧なヒアリングをもとにした、お子さまが楽しめるオーダーメイドの体験授業が受けられるLITALICOジュニアパーソナルコース。
集団生活の中での困りごとや、学習でのつまずきなど、お子さま一人ひとりの問題点の発見・分析と、得意を活かした課題解決を目指しているパーソナルコースであれば、お子さまもご家族も日常生活が送りやすくなるサポートを受けられるかもしれませんね。
体験授業が気になった方はぜひお気軽にお問い合わせください。