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成長事例

ADHD(注意欠陥・多動性障害)のお子さま(7歳/小2)の成長の様子「気持ちのコントロールをしてみよう」

小学校2年生のゆうきくん(仮)への指導の様子をご紹介します。
ゆうきくんは人懐っこく、お話が大好きなADHDのお子さまです。

ゆうきくんの困りごと

ゆうきくんの困りごと

ゆうきくんは6歳のときにADHD(注意欠陥多動性障害)の診断を受けました。
ADHDのお子さまによく見られる特徴として、以下のような行動面や、コミュニケーション面での障害があります。

衝動性による症状から、「気に障ることがあったら乱暴になってしまう」「他の人の邪魔をしたり、さえぎって自分がやったりする」といった行動が見られる場面があります。
また多動性や不注意による症状から忘れ物が多かったり、落ち着いてじっと座っていられないなどが困りごととして挙がることが多いです。

ゆうきくんにも同様の特徴や行動がよく見られていました。
例えば、ご家庭でゲームの点数がうまくとれずに、衝動的に壁やドアを蹴ったり殴ったりしてしまい、保護者さまも困っていました。

また他の塾で、学習の指導の時に、先生ができないことをくり返し注意したため、ゆうきくんがかんしゃくをおこしてしまい、それから行き渋りになってしまうようなことがあったそうです。

保護者さまは、このような困りごとが週に数回起こっていたため、支援を受けられる場所を探していました。
また、ゆうきくん本人も、衝動的に行動してしまうため、どうにかしたいと思っていました。

ゆうきくんの特徴

ゆうきくんはお話することがとても好きで、授業に来るたび、
「今日は学校で◯◯くんと鬼ごっこしてね~・・・」
「このゲームの難しいところは、高得点が出せないところなんだよね・・!」
と、指導員に、自分の知っている知識や、その日の出来事を楽しくお話している姿が印象的なお子さまでした。

また、言葉を聞いて行動するよりも、イラストや色のある情報を見たほうが行動しやすい特徴がありました。

LITALICOジュニアが安心して通える場所になるように

まずは、LITALICOジュニアが安心して通える場になるように、好きなゲームについて話してもらったり、一緒にカードゲームをしたりして、お子さまと信頼関係を築けるようアプローチをおこないました。

はじめは、ソワソワしたり、質問への返答が曖昧になったり、テーマと関係無い話を一方的にしたりするなどの様子が見られましたが、2回目、3回目と指導を重ねる内に、笑顔で「次はなにするの??」「この前のゲームは先生が上手すぎたね!」と、安心している様子が見られるようになりました。

気持ちをコントロールできるようにアプローチ

気持ちをコントロールできるようにアプローチ

次に、本来のねらいであった、「気持ちのコントロール」や「叩かないで違う方法で伝えること」に取り組みました。

「気持ちのコントロール」に役立つ教材として、「気持ちの温度計」を使用しました。
この教材は、自分の気持ちの高まりや落ち込みを段階的にとらえ、表現することを練習できます。

ゆうきくんと、どんなときに自分の気持ちがあがってしまうのか、また今の気持ちがどれくらいの温度なのかを一緒に確認していきました。

気持ちは目に見えないので、自分の気持ちがどれくらいなのか、とらえることが難しいのですが、ゆうきくんが自分の気持ちをとらえられるように「気持ちの温度計」に当てはめながら練習しました。

「ものを叩く」という行動を「言葉で伝える」行動に

これまでゆうきくんは、「イライラする」→「ものを叩く」→「周りから怒られる」→「自分でも嫌になる」という行動パターンがあったそうです。
そこで、LITALICOジュニアでは「ものを叩く」という行動を「自分の気持ちを言葉で伝える」という行動に変えるアプローチを始めました。

ロールプレイを通して要求を「言葉で伝える」練習をおこないます。
例えば、「問題がわからないから教えてほしいです」と言えるように、指導員が促します。ゆうきくんが「言葉で伝えた」時には、たくさん褒めたり、一緒にゲームをしたりすることで、「言葉で伝える」行動を引き出しやすくし、定着させていきます。

こうした指導を通して、ゆうきくんは、通い始めた当時のような落ち着きのなさがなくなり、ご家庭で具体的に言葉で伝えられるようになってきたそうです。

ご家庭でのアプローチも効果的

ゆうきくんの望ましい行動が増えた背景として、ご家庭でのアプローチも効果的でした。

LITALICOジュニアの指導だけではお子さまにアプローチできる時間に限りがあるため、ゆうきくんの保護者さまに、ペアレントトレーニングを通して、褒めるポイントや伝え方のコツをお伝えしました。
ペアレントトレーニングを受けていただいた後は、ご家庭で学んだ内容を実践いただき、授業のたびに、ご家庭でのアプローチについて指導員と振り返りをおこないました。
その結果、ゆうきくんはご家庭でもLITALICOジュニアでも褒められる場面が増えて、自信をつけられたように感じます。

ITALICOジュニアでは、今までたくさんの発達障害の子どもの指導例があります。
お子さまの発達でお困りのことは、まずお気軽に相談してください。

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