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「アスペルガー症候群のある子どもが周りと円滑にコミュニケーションをとるポイント」

アスペルガー症候群は、自閉症スペクトラム障害の中に含まれる障害の一つです。知的な遅れや言葉の遅れはありませんが、そのコミュニケーションの仕方が独特であることから、日常生活の対人場面にて困難さを抱えるお子さまが多くいます。本記事では、アスペルガー症候群のあるお子さまがコミュニケーションをとるときに起こりがちな困難さと、円滑に周りの人とコミュニケーションをとるための工夫について紹介します。

1.「暗黙のルール」や「冗談」を理解する難しさ

1.「暗黙のルール」や「冗談」を理解する難しさ

例えば「初対面の人に込み入った話はしない」などの暗黙のルールは世の中にたくさんあります。アスペルガー症候群のあるお子さまはこのようなルールを何も言われずに理解することが難しいと言われています。お子さまと関わる中で、冗談が通じていなかったり、暗黙のルールを理解することが難しい様子が見られたら、それらを文字に書いて、意味や意図を伝える工夫をすることをおすすめします。それらを集めることにより、「暗黙のルールマニュアル」が出来上がります。
また、お子さまに悪気はなくてもストレートに物を言いすぎてしまい、相手を傷つけてしまうこともあります。そのような時は事前に伝え方を練習しておくことも1つです。

2.興味関心が限定的であることの難しさ

アスペルガー症候群のあるお子さまは、興味関心が限定的な場合が多いです。自分の興味のある話題であれば、話し始めると止まらないぐらいであり、逆に興味のない話題であれば、全く話さないこともあります。興味のある話は時間を区切る練習、興味のない話は「興味がない」とストレートに言うと相手を傷つけてしまうので、上手なかわし方を練習できるとよいでしょう。

常に自分のペースで自分の好きな話題について話せない状況だとストレスも溜まってしまうので、自分のペースで自分の好きな話題について話す時間と、周りの人に合わせて話す時間を区切ることをおすすめします。

3.急な予定やルールの変更が苦手なことの難しさ

アスペルガー症候群のあるお子さまの中には、急な変更や想定外の出来事が苦手な傾向にある方がいます。例えば予定が急に変更すると、変更をした人に対して怒りや嫌悪感をもつ可能性があります。また、「赤信号は止まる」などのルールを守っていない人がいると、怒りを感じる方もいます。
日常生活の中ではどうしても予定を変更しなければならなかったり、想定外の出来事が起きたりします。そのため、もし予定が起こったらどうするか?想定外の出来事が起こったらどうするか?を事前に一緒に確認しておくことも1つの方法です。「トラブルシューティング」のように、視覚的に事前にリスト化しておけると安心する方もいます。

本人も周りの人もコミュニケーションの特徴を理解する

最も重要なのは、上記のような難しさがあることを、ご本人も周りの人も理解をしておくことです。
コミュニケーションは双方向のものです。お互いのコミュニケーションスタイルを理解しておくことで、コミュニケーションを円滑にとることができるでしょう。

 

※「自閉症(自閉性障害)」「広汎性発達障害」「アスペルガー症候群」は、2013年に改訂された『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)で、「自閉症スペクトラム障害/自閉スペクトラム症」という診断名に統合されましたが、現在も「アスペルガー症候群」という名称が世間一般的によく使われているため、本記事でも「アスペルガー症候群」という名称を使用しています。

文責:LITALICO研究所 所長 博士(障害科学) 野口晃菜

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