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成長事例

ASD(自閉スペクトラム症)のお子さま(5歳/年長) 「 【成長の様子】「こだわりが強く負けると癇癪を起こす」 」

「ゲームに負けると癇癪を起こす」「こだわりが強く思い通りにならないと癇癪を起こす」というようにお子さまの癇癪にお悩みの保護者さまは多くいらっしゃるかと思います。
なかなか泣き止まなかったり、公共の場で癇癪が起こると保護者さまも困ってしまいますよね。

本記事では、負けると癇癪を起こしていたゆうた君がLITALICOジュニア(発達支援の教室)を利用してからの成長の様子をご紹介します。指導内容はお子さまによってもさまざまですが、お子さまの癇癪でお悩みの方はぜひご覧ください。

通う前のゆうたくん(5歳/自閉スペクトラム症)「負けると癇癪を起こす」

・ゲームやじゃんけんで負けたり、1番になれなかったときに、癇癪を起こして大声を出したり壁を蹴る。

・欲しいものが買ってもらえないと、癇癪を起こして床にひっくり返る。

・「いやだ」など言葉で自分の感情を伝えられない

 

そんな様子のゆうたくんに対して、お母さまはどのように声をかけたり、接すればよいかわからず、いつも癇癪が落ち着くまで待つしかない状態でした。
そんな中、幼稚園の先生からも「勝つことへのこだわりが強くて、負けたり1番じゃなかったりすると泣き叫んでしまう」と聞き、「来年から小学生に入るのにこのままで大丈夫かしら…」とお母さまは心配していました。

LITALICOジュニアに通ってからのゆうたくん(5歳/自閉スペクトラム症)の様子

LITALICOジュニアに通う前のゆうたくんは、上記でお伝えしたような様子がみられていましたが、LITALICOジュニアに通って大きな成長をとげました。LITALICOジュニアの授業を通して、ゆうたくんができるようになったことをご紹介します。

・癇癪(かんしゃく)を起こす前に「いやだ!」と言葉で気持ちを伝えられるようになった

・癇癪の頻度が減った

お母さまが困っていた癇癪がなぜ減ったのか、LITALICOジュニアでどんな授業をおこなったのかをご紹介します。

言葉で気持ちを伝えられず悔しいときに泣き叫ぶお子さまへのアプローチ方法は?LITALICOジュニアの指導内容をご紹介!

アセスメント(行動分析)の結果、ゆうたくんの癇癪は先の見通しがつかないときに起こりやすいことがわかりました。
そこで、LITALICOジュニアでは、個別と集団の授業を隔週交互に受けそれぞれの指導での得意分野にあわせて、目標の達成を目指すことになりました。

個別の指導の目標:「見通しを持つこと」と「感情を言葉にして伝えること」

集団授業の目標:他の友だちと一緒ゲームをする中で、個別の授業で習得した「気持ちを自分の言葉で伝えること」と、「気持ちを整理すること」を実践すること

ポイント1.事前にスケジュールを伝えることで、見通しをもつ練習

 

個別の授業では、毎回あらかじめ「今日は最初に●●のゲームをして、次に▲▲の勉強、最後に■■の遊びをするよ。長い針がここまで来たら今日はおしまいだよ」とやることをホワイトボードに書いておくことで見通しを持ってもらいました。

ASD(自閉スペクトラム症)の特性のひとつとして、先を見通して、状況に応じて臨機応変に対応するのが苦手ということがあります。また、特定の感覚の過敏さから、特定の行動パターンや環境へこだわりがあることもあります。そうした場合に、事前に見通しをもつことで、こだわりが和らぎ、パターンの変化にも、柔軟な対応ができるようになっていくことがあります。

ポイント2.視覚的に気持ちを把握して、感情を言葉にして伝える練習

 

個別の授業中に、指導員との勝敗のあるゲームやじゃんけんで負けたときに「気持ちの温度計」を使い、「今の気持ちはどこに当てはまる?」と指導員が聞き、指さしで今の気持ちを自分で把握できるよう促しました。

ゆうたくんが指さしたイラストをみて「今は少しイライラしてるんだね」と指導員が感情を言葉に置き換えることで、ゆうたくんは周りの人が気持ちを理解してくれると気付くことができました。

また、「我慢できないときは『我慢できない』って言って大丈夫だからね」と指導員が伝えてからは、癇癪(かんしゃく)を起こす前に「いやだ!」と言葉で気持ちを伝えられるようになりました。

ポイント3.友だちとゲームしているときに気持ちを言葉で表す実践練習

集団の授業は個別授業で学んだことを実践する場としました。個別授業で指導員と練習してきたように、ゲームをして負けてイライラしたときに「いやだ」と言葉で伝えるということが友だちとのゲーム中でもできる回数が増えました。

 

 

また、指導員が「言葉で伝えてくれてありがとう」と声をかけることによって、「言葉で伝えたほうが自分の気持ちが伝わりやすいんだ」という、成功経験を積むことができました。

ポイント4.癇癪(かんしゃく)の代替行動を見つける

ゆうたくんは「あらかじめ見通しを持つ」「言葉で伝える」というスキルを付けたことで癇癪(かんしゃく)の回数が減りました。

次のステップとして、どうしても我慢できないときの対処方法も増やしていきました。

 

 

「イライラしたらどうする?」とゆうたくんと相談し、本人もできそうと言った「クレヨンで紙に殴り書きをする」という約束ごとを決めました。そして、イライラしたときには約束事を思い出し、「癇癪」を「クレヨンで描く」という行動に置き換えることで癇癪(かんしゃく)の頻度が減りました。

ポイント5.家庭での関わり方の変化「褒めるハードルを下げる」「具体的に指示や質問をする」

ゆうたくん自身のスキルの習得と並行し、お母さんとお父さんはペアレントトレーニングを受講し、ゆうたくんとの関わり方について学び、家庭でも実践してくださいました。

指導員からのアドバイス通り、「日常的に具体的な指示や質問をすること」、「褒めるハードルを下げること」で保護者さまの育児のストレスも軽減されました。

ゆうたくん(5歳/自閉スペクトラム症)の成長の様子のまとめ

小学校に上がる前には、ゆうたくんは「いやだ!僕はこうしてほしい。」と拒否に加えて要求も言葉で伝えられるようになりました。お母さんは「小学生に上がる前にかんしゃくの頻度が減ってよかった。家での声のかけ方も少し工夫するだけで育児のストレスが減りました」とお話されています。

このようにゆうたくんが成長されたのは、ゆうたくんに今どんなスキルが必要かを見極め、ゆうたくんも楽しく取り組めるように授業を組み立てて、指導をおこなったからといえるでしょう。また、授業の中だけではなく、保護者さまもご家庭でできることを実践してくださったこともゆうたくんの成長を促す大きな手助けとなっています。

LITALICOジュニアではお子さまの得意不得意や必要なスキルを見極める丁寧なアセスメント(行動分析)のもと、お子さま一人ひとりにあわせた授業をおこなっています。また保護者さま向けのペアレントトレーニングも用意しており、お子さまとの関わり方のヒントをお伝えするなど育児のストレス解消をサポートするプログラムもおこなっております。

「困っているけど何からはじめたらいいかわからない」「うちの子はなんで癇癪がひどいんだろう…」「どうやって子どもとか変わればいいかわからない」などのお悩みがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

実際の授業が体験できる体験授業や適切なサービスをご提案する無料相談も実施しています。

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