LITALICOジュニアコミュニケーションに自信が持てず、高校を休みがちだった娘ー自分の気持ちを言語化できるようになった今、社会人として奮闘中!
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コミュニケーションに自信が持てず、高校を休みがちだった娘ー自分の気持ちを言語化できるようになった今、社会人として奮闘中!

2024年03月25日公開 | LITALICOジュニア編集部

LITALICOジュニアコミュニケーションに自信が持てず、高校を休みがちだった娘ー自分の気持ちを言語化できるようになった今、社会人として奮闘中!
幼い頃から周りのお友だちとのコミュニケーションに苦手意識があったというHさん。学校生活の中では、友人関係に悩むことも少なくありませんでした。また、気持ちの浮き沈みも激しく、気分が沈んでいる日には学校に行くことができなかったといいます。
そんなHさんは、特別支援学校高等部3年生からLITALICOジュニアの利用を開始。コミュニケーションや思考転換のスキルを磨くトレーニングに取り組むと、すぐに周りの人との関わり方や物事の捉え方に変化が現れます。現在は就職という大きな目標を叶え、社会人として奮闘しているHさんのこれまでの成長過程について、お母さまにお話を伺いました。
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目次

プロフィール

Hさん

年齢:20歳

ジュニア歴:1年10ヶ月

困りごと

  • 雑談が苦手で、友だちと何を話していいのか分からない
  • 相手や場面に合わせた言葉の使い分けができない
  • 感情のコントロールが苦手で、気持ちが不安定になりやすい
  • 気分が落ち込んだ日には学校に行けない

通ってからの変化

  • 自分から友だちに話しかけられるように
  • 自分の気持ちを言語化できるように
  • ネガティブな思考をポジティブに転換できるようになった
  • 目標としていた企業への就職が叶った

クラスメイトとの会話に自信が持てなかった娘

LITALICOジュニアクラスメイトとの会話に自信が持てなかった娘

LITALICOジュニアに通い始めるまでのHさんのご様子について教えてください。

娘は、周りの人との関わり合いに対して苦手意識や不安感が強い子でした。そのため、学校生活では、友だちとの会話や関係性に悩むことも少なくなかったんです。クラスメイトと学校から家まで一緒に歩いて帰る時に、何を話せばいいのか分からなくて困ってしまったり、無意識のうちに相手が傷付く言葉をかけてしまったりと、トラブルになったりすることもありました。

 

友だちとのコミュニケーションがうまくいかないことから、次第に学校も休みがちになり、気持ちも不安定に。気分が沈んでいる時に、自分がなぜ落ち込んでいるのかを言語化することもできなかったため、私は娘の気持ちを完全に理解することができず、親子で長い間つらい時間を過ごしていました。

 

心理カウンセラーの先生に相談すると、お友だちとのコミュニケーションを改善していくためのソーシャルスキルトレーニングを提案していただき、受けてみることにしました。しかし、頻度が2ヶ月に一度と少なく、これでは足りないんじゃないかなと思っていたんです。それで、LITALICOジュニアに通うことを検討し始めました。

そうだったのですね。LITALICOジュニアに通おうと思った決め手はありますか?

実は、娘がまだ小学生の頃に、LITALICOジュニアの前身であるLeafに通っていたんです。一度通ったことがある場所という安心感もあり、まずは体験授業に行くことにしました。授業が終わった後、娘の指導計画について先生からお話しいただいたのですが、その説明がとても具体的で。

 

娘の困りごとを解消するために必要なスキルを細かく分析いただいたうえで、授業で取り組むべきトレーニング内容を提案してくださいました。娘の困りごとについて、ここまで具体的なアドバイスをいただいた経験は今までなかったですし、とても説得力があったので、LITALICOジュニアに通うことにしたんです。

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授業で学んだことを実践し、早いスピードで成長!

LITALICOジュニア授業で学んだことを実践し、早いスピードで成長!

教室では、どのようなことに取り組まれましたか?

お友だちとの会話を楽しめるように、どんな話題を選べばいいのか、どんな風に話しかけたらいいのかを教えていただくことから始めました。

 

それから、学校でお友だちとどんなやりとりをしたのかを「いつ・どこで・誰が・どうした」という形で具体的に振り返る練習にも継続的に取り組みました。さらに、何がよかったのか、何ができなかったのか、うまくできなかった場合はなぜできなかったのか、どうすればよかったのかを考え、日記に記録していました。

自分自身の行動を振り返り、整理する習慣を付けていったのですね。

そうなんです。対人関係がうまくいかずに悩む娘に対して、先生は「どうすればいいのかを考えてみよう」と改善策を考えるように声をかけてくださいます。そうすると、娘は「そういう性格の人なのだと思えば気にならないかも」「その人のいいところを探す」と、前向きな解決策を挙げるんです。

 

このような思考転換のトレーニングを続けたことで、だんだんと状況を冷静に分析して、建設的な解決策を考えられるようになりました。この習慣が身に付いたことで、感情的にならずに自分の気持ちを相手に伝えることもできるようになっていきました。

授業での取り組みを経て、Hさんのご様子に変化はありましたか?

LITALICOジュニアに通い始めてから数ヶ月も経たない間に、学校で自分からクラスメイトに話しかけられるようになりましたすごいスピードで成長したので、私も驚いたんですよ。話を聞いてみると、授業中に練習したことをすぐに学校でも実践したようなんです。

 

娘はもともと素直な性格なので、人から言われたことをすぐに実行できるタイプではあるのですが、先生との相性がよかったことも大きいと思います。娘は、人の好き嫌いが結構激しいほうで、心を開いていない相手に対しては冷たい態度をとったり、ケンカ腰になったりすることもあるんです。そんな娘ですが、通塾当初から担当いただいた先生のことはとても信頼していましたし、相性がばっちり合っている様子でした。そのおかげでここまで早いスピードで成長できたのだと思います。

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授業とペアトレで、親子のコミュニケーションもスムーズに

LITALICOジュニア授業とペアトレで、親子のコミュニケーションもスムーズに

お母さまから見て、Hさんが一番成長したと思うのはどんな点ですか?

気持ちが不安定になった時に、ネガティブな気持ちを言語化して周囲に伝えられるようになったことです。今までは自分がなぜ悲しい気持ちになっているのかを言葉にできず、ただ感情的になるだけでしたが、今では不安なことや悲しいことがあった時は私に相談してくれるようになりました。

 

私はペアレントトレーニングで、どのように声をかければ子どもが安心するのかを教えていただいていたので、娘の話を聞きながら「それは疲れているんじゃない?」「明日のことが心配なんじゃない?」と、状況に合わせた言葉をかけることができました。

お母さまは、積極的に授業を見学してくださったり、ペアレントトレーニングに参加してくださっていましたよね。お母さま自身がLITALICOジュニアでお子さまとの関わり方を学んだことで、Hさんとの関係性に変化はありましたか?

教室で先生がおっしゃる言葉の一つひとつが私にとっては大きな学びでした。娘とはケンカをする日もありますが、LITALICOジュニアに通い始める前までと比べてすぐに仲直りできるようにもなったと思います。

 

また、娘は、不安な気持ちになると「お母さん私のこと好き?」と聞いてくることがあるんです。以前はこの質問に戸惑っていたのですが、先生に相談をしたところ、「好きだよ」と伝えてあげてくださいとアドバイスをいただいて。最初は「好きだよ」と答えることに照れくささもありましたが、今では娘をハグしながら心を込めて「好きだよ」と伝えられるようになりました。

 

<お母さまが授業をモニタリングしながらとってくださったメモの一部>

「LITALICOジュニアを利用して良かった」と思うポイントはありますか?

担当の先生は、娘のことを真剣に考えながら授業の計画を立てて、スキルを伸ばすためのトレーニングを実践してくださいました。

 

教室では、いつも娘ができたことに対して心から褒めてくださいますし、私の相談にも丁寧に耳を傾け、励ましてくださいます。先生は私たち親子にとって心の支えのような存在になっているので、通ってよかったと思います。

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教室は、充電ステーションのような場所

LITALICOジュニア教室は、充電ステーションのような場所

Hさんは就職という大きな目標を叶え、今は社会人としてお仕事をがんばっているそうですね。

はい。LITALICOジュニアでは社会人として必要なスキルを学ぶための授業計画を立ててくださったので本当に助かりました。初めて仕事に行った日、娘は大泣きしていましたが、この1年間なんとか仕事をやめずに続けることができたんですよ。

教室で学んだことは、職場でのコミュニケーションにも活きているのでしょうか?

授業の中で、今日の出来事を振り返る習慣を身に付けたおかげで、職場の先輩や上司との会話の内容をちゃんと記憶して、今後に活かそうと思えるようになったようです。

 

それから、仕事でうまくいかないことがあって落ち込んだ時も、自分の気持ちを整理したうえで上司に相談できるようになりました。娘には、会社を辞めるかどうか本気で悩んでいた時期もあったのですが、その時も自ら上司に面談を依頼し、会社を辞めたいと思っていることについて相談したようなんです。

 

その場で上司から「辞めてもいいけど、もったいないと思うよ」という言葉と、前向きなアドバイスをいただき、気持ちがすっきりしたようです。上司に相談をした話は、私もLITALICOジュニアの先生もあとから聞いたのでびっくりしました。自分の力で気持ちを整理して上司に伝えることができたことは、大きな成長だと思っています。

HさんにとってLITALICOはどんな場所なのでしょうか?

ネガティブな気持ちを吐き出して、ポジティブな気持ちで心を満杯にできる、充電ステーションのような場所だったと思います。ここで何か困っていることについて相談すると、先生から具体的なアドバイスや励ましの言葉をいただけます。アドバイスの内容を実践して困りごとが解消されれば毎回達成感を得られますし、それを先生に報告するとたくさん褒めてもらえる。だから娘は喜びを感じながらがんばることができるんです。

 

私も、娘ががんばっている様子を見たり、先生から褒めてもらえたりすると、うれしくなります。だから、子どもだけではなく、親にとってもポジティブな気持ちをチャージできるような場所ですね。

最後に、LITALICOジュニアを利用するかどうか迷われている方にメッセージをお願いいたします。

悩んでいるのであれば、ぜひ一度相談してみることをおすすめします。LITALICOジュニアには、さまざまな特性のあるお子さんと関わっているプロの先生方がいらっしゃいます。今抱えている悩みを相談することで、こうしたら改善するかもしれないというアドバイスを必ずいただけると思うので、それを聞くだけでも参考になりますよ。

 

娘は18歳になってから教室に通い始めましたが、それでも短い間に大きく成長しました。まだ小さいお子さんであれば、ここに通えばもっと大きな変化が感じられるんじゃないかな、と思うので、ぜひ多くの方に利用してもらいたいなと思います。

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先生からのコメント

LITALICOジュニア 先生からのコメント

教室に通い始めてくださった当初のHさんは、ご自身のコミュニケーションに不安があり、周りの人との会話に自信が持てない状況でした。実際にHさんとお話しをしてみると、お話が好きではあるようでしたが、相手の話に対してリアクションを返さない、話を広げられず途中で会話が終わってしまう、敬語が正しく使えない様子が見られました。

授業では、カードゲームを取り入れながら自然な会話の流れや相づちなどを学んでいきました。また、嫌な出来事があった時に、自分自身の気持ちと向き合い、前向きに改善策を考える習慣を身に付けられるようなトレーニングにも取り組みました。

教室に通ってくださるうちに、Hさんは私の話したことに対して共感をしてくれたり、話の中で気になったことを質問することで話を広げることができるように。また、気持ちの切り替えも上手になり、気分の浮き沈みが少なくなってきたのも大きな成長だと思います。
現在、社会人として仕事を頑張っているHさん。とても素直な心の持ち主なので、今後どんなことがあってもきっと乗り越えていけると信じています。

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