学習障害(LD)のお子さま(7歳/小2)の成長の様子 「 字の読み書きが困難な学習障害のお子さま 」
利用教室:LITALICOジュニア大井町教室(パーソナルコース)
※学習障害は現在、「SLD(限局性学習症)」という診断名となっていますが、最新版DSM-5-TR以前の診断名である「LD(学習障害)」といわれることが多くあるため、ここでは「LD(学習障害)」と表記します。
ひらがなを勉強中、小学2年生のLD(学習障害)のお子さま
小学2年のかなちゃん(仮)の例をお話しいたします。
かなちゃんはLD(学習障害)の中でも、読んだり、書いたりすることが困難。
特別支援学級に在籍しており学校では、かなちゃんのペースでゆっくり読み書きの勉強をしています。
LD(学習障害)の子どもの特徴と困り感
LD(学習障害)とは、知的な遅れがなく、読む・書く・計算するなどの内の特定のスキルの獲得が難しい状態のことです。
LD(学習障害)は主に以下の3つの種類に分類されます。
・読字障害(ディスクレシア:読みの困難)
・書字表出障害(ディスグラフィア:書きの困難)
・算数障害(ディスカリキュア:算数、推論の困難)
かなちゃんの場合は、LD(学習障害)の中でも、読みとることが困難です。
小学1年生の時点で読めるひらがなは簡単な名前だけ。小学2年生の現在もひらがなの読みと書きを練習中です。学校や家でもかなちゃんのペースでひらがなの読み書きを頑張っていましたが、もっとできることはないか、もっとかなちゃんにとってよい方法がないかとLITALICOジュニアに通い始めました。
学習指導の様子
かなちゃんは、工作や手芸やかわいいものが大好きです。そこでLITALICOジュニアでは、まずはひらがなの形をどう捉えられるか、と考えた時に、かわいいカラフルな毛糸やビーズを用意しました。
大きなひらがなの文字を指導員が紙に書いておき、かなちゃんはその文字の上に毛糸を貼っていったり、ビーズをつけていったり。カラフルなひらがなの文字を作りました。
この作業に夢中になってからは、「今日は“う”を作ろう!」と自らすすんでひらがな作りに取り組んでいきました。
1文字1文字、形をとらえて作ることができたら、その上を指でなぞる、マーカーペンでなぞるといったステップで、ひらがなに慣れていきました。
かなちゃんの好きなものを使って学習に取り組む。これがかなちゃんにとっては嫌な気持ちにならずに取り組める方法でした。
このように、まずはひらがなの形を認識するために、本人が楽しめる工作から始めています。「これならできる! もっとやりたい!」と思ってから、学校での読み書きに合わせていけるように練習することで、抵抗感なく学習に取り組むことができるようになります。
LD(学習障害)の子どもは、過去の失敗の積み重ねから、学習に対して苦手意識を持ってしまいっている事があります。子どもにとって、読み、書き、算数、のどこが苦手なのかを分析し、まずは子どもにとって楽しくはじめられる手だてを見つけること大切です。
LITALICOジュニアでは、LD(学習障害)をはじめ、今までたくさんの発達障害がある子どもの指導例があります。
お子さまの発達でお困りのことは、まずお気軽に相談してください。
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LITALICOジュニアでは、一人ひとりのお子さまの得意や苦手を見つけ、その子にあった教育を実践しています。
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