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成長事例

LD(学習障害)の子ども(6歳/小1)の指導事例 「 くりあがりはさくらんぼ計算じゃなきゃいけないの? 」

利用教室:LITALICOジュニア所沢教室

※学習障害は現在、「SLD(限局性学習症)」という診断名となっていますが、最新版DSM-5-TR以前の診断名である「LD(学習障害)」といわれることが多くあるため、ここでは「LD(学習障害」と表記します。

数列を数える小学1年生のお子さま

いつもニコニコ、やさしい笑顔で教室に来てくれる小学1年生のさとし君(仮名)。
人懐っこくてみんなから好かれているさとし君は、小学校に入る前に学習障害と診断されました。

LD(学習障害)の子どもの特徴と困り感

一口に学習障害と言っても子どもの困り感は様々です。

さとし君は学習障害の中でも算数障害(ディスカリキュア/算数、推理の困難)の傾向が強く、数字を正確に数えたり、物の数と数字を一致させたりすることが苦手です。

幼稚園の頃からみんなと仲良く遊び、よく話すさとし君。ひらがなの読み書きも上手でしたが、数を数えることだけはうまくいきません。先生から「つみき3つとって」と言われても、渡す積み木は1つだけだったり、手元の積み木がなくなるまで渡し続けたりしてしまいます。

他のことが上手にできるので、周りの大人からは「なんで数だけできないのだろう?」「数字の勉強がたらないのではないか?」と不思議がられていました。
学習障害の特徴とよく見られる行動リストはこちら

学習塾での学習指導の様子

学習塾での学習指導の様子

お母さまより「さくらんぼ算が理解できないので教えて欲しい」とのご相談をいただき、さとし君はLITALICOジュニアの体験授業に来てくれました。一緒に計算をしていると指導員はさとし君のある特徴に気付きました。

さとし君はたし算、ひき算をする際ノートや教科書に印刷してある1から10までの数字を数えながら上手に計算しています。反対に目の前に数字がないと「わからない」と言ったり、計算間違いの頻度が高くなったりしてしまいます。

どうやら、さとし君は数を量として捉えているのではなく、数字の列として捉えている様子です。そこで指導員はさとし君へ合った計算方法として「足した数だけ数字を数える方法(9+4なら9の次から4つ「10,11,12,13」と数える)を提案し、数字を正確に数える練習から始めました。

通塾当初は計算を見せるだけで困った顔をしていたさとし君ですが、数唱(口で順番に数える)を繰り返したところ、くりあがりの計算を暗算でできるようになりました。

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