LITALICOジュニア「授業が分からない、でもなにが分からないか説明できない」学校がつらい場所になってしまった息子ーLITALICOジュニア通塾で「見違えるような変化」がありました
通塾体験談

「授業が分からない、でもなにが分からないか説明できない」学校がつらい場所になってしまった息子ーLITALICOジュニア通塾で「見違えるような変化」がありました

2023年09月08日公開 | LITALICOジュニア編集部

LITALICOジュニア「授業が分からない、でもなにが分からないか説明できない」学校がつらい場所になってしまった息子ーLITALICOジュニア通塾で「見違えるような変化」がありました
小学校5年生になった頃から、学校に行き渋るようになったというHくん。分からないことを「分からない」と言い出せず、授業でも、友だちとの会話でもフラストレーションがたまっていたのではないか、とご両親は振り返ります。LITALICOジュニアでは、「ヘルプ要求」や「5W1Hに沿った文章の組み立て」などを重点的に学習。教材の工夫や自己肯定感を高める関わり、声かけなどで、Hくんはご両親も驚くほどイキイキした表情を見せるようになったといいます。9ヶ月間のコースの修了を控えたHくんの現在と通塾中の取り組みを、ご両親にうかがいました。
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目次

プロフィール

Hくん

年齢:11歳

ジュニア歴:8ヶ月

困りごと

  • 学校を休みがちになった
  • クラスメートの会話スピードについていけない
  • 言葉で説明するのが苦手

通ってからの変化

  • 学校に行ける日がふえた
  • 自分の希望や要求を伝えられるようになった
  • 自分から意欲的に行動することがふえた

周りと自分との違いに気づき始め不登校に

LITALICOジュニア周りと自分との違いに気づき始め不登校に

LITALICO入塾前のお子さまの様子で、ご両親が気になっていたことを教えてください。

お母さま:5年生になった頃から、学校に行くのがしんどそうな様子が出てきました。勉強も難しくなってきて、友だちとの会話でもついていけないことがふえてきたのかもしれません。疲れた様子で、朝もなかなかすっきり起きられなくなっていました。

 

お父さま:求められることと自分にできることのギャップや、周りの子と自分との違いなどに気づき始めたのだと思います。でも、たとえば勉強にしても「分からない」と言うと、「何が分からないの?」と聞かれてしまう。うまく説明することができない息子は、だったら言わないでおこう、なんとか自分で解決しようとして、しんどくなってしまっていたのではないかと思います。

言葉で説明するのはあまり得意ではなかったのですね?

お母さま:そうですね。うまく言葉が出ないことも多かったですね。年頃なのか、親への反発もあり、家でもあまり喋ってくれませんでした。学校に行きたくないというのも、当初はストレートには言ってくれず、「足が痛い」「頭が痛い」と訴えるんです。「足が痛いなら休もうか」と休ませると、その2時間後には元気にぴょんぴょん飛び跳ねたりしていて。「 足が痛くないなら学校に行こう?」と半ば責めるような言葉もかけてしまっていました。

 

お父さま:追い詰めてはいけないと思いながらも、何が学校に行きたくない原因なのかがわからないから親としてはモヤモヤしていました。でも、きっと本人のなかでは、自分の気持ちを伝えたところで「大丈夫だよ」と言われてしまうのではないか、という思いもあったのかなと思います。

 

お母さま:大人の感覚では、「とりあえず学校に行って、適当に過ごしていれば1日終わるのに」なんて思ってしまいがちですが、本人からしたらきっとすごく長くて、苦痛だったのでしょう。適当になんてできない、と感じていたのだと思います。

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自分のすべてを肯定して、受け止めてくれる場所

LITALICOジュニア自分のすべてを肯定して、受け止めてくれる場所

LITALICOジュニアに通うようになったきっかけを教えてください。

お母さま:藁にもすがるつもりでインターネットから問い合わせをし、オンラインで説明を受けました。そこでパーソナルクラスをご紹介いただき、体験授業を受けてみることにしました。本人は乗り気ではなかったのですが、終わってみたら「楽しかった!」と目を輝かせて。私たち親も見たことがないような様子で、「この子ってこんなに自分のことを話せるんだ」と驚いたくらいです。「また行く! 明日も行く!」と前のめりで、久々に彼の口から「やりたい」「行きたい」という意欲のある言葉を聞けたことがうれしかったですね。

 

お父さま:「何か好きなことが見つかれば」と習い事もいろいろしていたのですが、上達や成長を期待するからこそ、叱咤されることもありますよね。でも息子は、怒られたということにフォーカスしてしまい、「もうやだ、行きたくない」と気持ちが滅入ってしまっていました。でも、LITALICOジュニアではまず自分のすべてを肯定して、受け止めてくれる。ここが自分のホームだ、と思ったようです。

入塾当初、LITALICOジュニアにはどんなことを期待していましたか?

お母さま:まずは毎日元気に学校に行けるようになったらいいな、ということですね。学校でやっていることがわからないまま、モヤモヤして帰ってくることが多かったので、「わかりません」という発信をできるようになったら、本人にとっても先生にとってもいいのではないかな、と考えていました。

 

お父さま:LITALICOジュニアの授業では、最初に「ヘルプ出し」の練習をしていました。カードゲームを使って相手に質問をする練習をしたり、恐竜など本人が好きなものを交えて、助けて、教えて、といったヘルプを要求するというトレーニングです。

好きなことを交えながら、楽しく学べているようですね。

お父さま:先日は、「先生にめっちゃ説明上手だね、って言われた! そんなこと今まで言われたことなかった!」と大興奮で帰ってきました。

 

お母さま:家庭でも褒めることは意識していたつもりですが、家族以外から褒められると、目の輝きが全然違いますね。本当にびっくりしました。客観的な評価だと感じられたからかもしれませんね。

 

<LITALICOジュニアでの楽しそうなHくんの様子を語るお父さま>

日常生活でも変化を感じることはありますか?

お母さま:学校ではまだ課題もたくさんあるとは思いますが、たとえば算数は個別でも対応してもらえるなど、先生との連携もとれるようになりました。本人が素直になり、「こうしたい」という要求を聞き出せるようになって、先生にも伝えやすくなりました。以前は、「学校に行く」「休む」の二択でしたが、今は時間割をみて「ここからだったら行ける」と自分で決めて行ける日もふえています。途中から行ってもいいんだ、ということがわかって、気持ちがラクになったようです。

 

お父さま:すごくまじめな性格なので、本当は行きたいし、みんなと同じようにやりたい。でも、気持ちと体と、いろいろと歯車が噛み合わないところがあります。

 

「今日はどうする?」と聞いたときに、本人が「休みたい」「休もうかな」と言った場合でも、本当は行きたいという気持ちも隠れていたりします。その気持ちを尊重して、「そっか、今日は休もうか。明日、行けそうだったら行ってみよう」と話しをします。明日のために、今日はゆっくり休もうという感じですね。学校に行きづらくならないような声かけを意識しています。

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褒める関わりで息子との会話が増えた!

LITALICOジュニア褒める関わりで息子との会話が増えた!

途中からでも行っていいと気づけたことや、それを受け入れてもらっていることは、お子さまの安心感につながりますね。

お父さま:「この科目は好きだけど、これは好きじゃない」といったことも、素直に話してくれるようになりました。LITALICOジュニアの授業を見学したり、ペアレントトレーニングを受けたりして、私たちも「そっかー」と共感して聞けるようになったことも、息子との会話が増えた理由かなと思います。先生の返答、声かけは、本当に参考になりますね。

 

お母さま:褒めるときは、その場ですぐに「今のよかったね」「できてたね」とすかさず声をかけるようになりましたね。それが本人の自信になると聞いて、実践しています。

お父さま:反対に好ましくない行動は、指摘しない、伝えない。彼が自分で自制していくように待つことが大事と教えていただき、心がけています。なんといっても本人に人の言葉を素直に聞ける余裕が出てきたことは大きいですね。

お子さまの変化が感じられるようになったのは、通い始めてからどのくらいしてからですか?

お母さま:2〜3カ月経った頃からだと思います。LITALICOジュニアにくると、家とは違う彼が見られて、帰り道ではすごく気分よくいろいろな話をしてくれるようになって。じわじわ変わっていった感じがあります。また、私たちも息子のできることのほうに目を向けるように、意識が変わってきました。毎日学校に行かなくてもいい、やりたいことをできるように頑張れるように応援しよう、というスタンスになったかな、と思います。

LITALICOジュニアへの通塾を振り返って、今の思いを教えてください。

お母さま:違う視点で気づかせてもらえることがたくさんありました。「先生に見せるんだ!」と、パソコンで資料をつくったり、クイズを考えたり、自ら意欲的に行動することも。以前は、親が「やってみれば?」と促しても動かなかったことを考えると、見違えるような変化です。できることなら、もっと早く出あいたかった!

 

お父さま:褒めてもらえる、認めてもらえることが、モチベーションになっています。できることが本当にふえて、息子のいきいきした表情をたくさん見られるようになりました。子どもへの接し方のヒントも教えていただき、先生に感謝しています。

 

<困ったときにどうするかを考える授業で使用したオリジナル教材>

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先生からのコメント

Hくんの入塾時の目標は、「分からないこと、困ったことがあったときに、他者に具体的なヘルプ発信をすることができる」「学校の発表時や感想文を書くときに、時系列で話したり、他者の発表に対して意見をできる」「今後起こりそうな場面を想定し、事前に解決策を立てることができる」の3つ。

Hくんは、言葉で説明することに苦手意識を持っていました。それは、主語を抜かしたり、時系列がバラバラだったりするために、相手に伝わりづらい話し方になっていたことも一因です。授業では、5W1Hを意識した文章の組み立て、主語の使い分けなどの課題に取り組んできました。また、クイズでわからないところは「ヒントをください!」と聞くなど、楽しくヘルプ要求ができるような教材も活用しましたね。
恐竜、深海魚、昆虫、ゲーム、ポケモンなど、好きなこと、得意なことが多いHくん。授業中にHくんの話を聞くことが、私もとても楽しかったし、勉強になりました。

ご両親はずっとHくんを第一にした関わりをしてこられて、指導員にはない視点からの相談、質問、提案は、私にとっても学びでした。Hくんには、「完璧にやりたい」という気持ちが強いところがあるので、ご両親にはあえて失敗したことや妥協したことも話してもらうように、お話ししました。大人でも完璧ではない、全部きっちりできなくても大丈夫、といったことが発信できるといいかな、と思っています。

もうすぐ1期が修了しますが、毎回、授業を楽しみに通ってくれるHくんの姿に、私もたくさんエネルギーをもらっています。自分の好きなことや、挑戦してみたいという気持ちを大事に、これからも楽しく学び続けていってほしいなと思います。

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