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Q&A

未就学(0~6歳)
家族や先生とは話せるのですが、同年代の友だちの前だと話せないことが多いです。

相手が大人であれば話し、子ども同士では話せないというのはよくあることです。同世代と話さないお子さまの場合、過去に頑張って話しかけたけれど、うまく伝わらず失敗体験となってしまった可能性があります。まずは、指導員が一緒に友だちの輪に入り、話の聞き方や、話の切り出し方、話の中で生まれた不満をどう伝えたらいいかなど、コミュニケーションの方法を学んでいきます。小さな成功を積み重ね、徐々に自信をつけていきながら、お子さまのコミュニケーション力を高めていきます。

こだわりが強く、思い通りにできないと怒りだしてしまいます。

こだわりは本人に「こうしたい」というしっかりとした意識や興味があることでもあります。その興味や意識を、場面に応じて変えられたり、自分で「この順番でいきたい!」「エレベーターのボタンを押したい!」など前もって伝えられたりできると、周囲の納得のもと自身のこだわりも通すことができます。
LITALICOジュニアではこだわりとの付き合い方を練習していきます。興味の幅が広がっていくにつれこだわりが薄くなったり変化していくことも多くあります。

ハサミやノリを使うのがとても苦手で、工作が嫌いです。

まずは手先の不器用なお子さまの、現状できることを確認します。
微細活動通して、指先の動かし方、力の入れ方、手首の使い方などお子さまに必要な手先の強化に努めます。ビー玉やおはじきを押して入れる活動や、輪ゴムを伸ばして引っかける活動など手先の動きができるようになったら、バネつきのハサミなどを使い少しずつステップを踏んでいきます。
工作嫌いについては、ものづくりが楽しいと思える体験を積みましょう。完成したときの達成感、作ったものをプレゼントして喜んでもらえた経験などをさせてあげるといいでしょう。

集団で体操をするときに1人だけ固まってしまったり、わざと違う動きをします。

みんなと一緒に行動するとき、失敗してしまうことを恐れるあまり、初めから違う動きをしようとするお子さまがいます。「失敗したら怒られる」「褒めてもらえない」といった強い不安や自信の無さなどが要因にあるかもしれません。まずはスモールステップでお子さまの成功体験を増やしていきましょう。集団行動の際、最初は同じ空間にいるだけでOKなど、はじめはハードルを低くした段階設定をするといいでしょう。

机に登る、口にものをいれる、奇声を発するなど問題行動に困っています。

問題行動は、自分を見て欲しい、かまって欲しいという気持ちの表れです。過去に同じ行動で、先生やご家族が近寄ってきてくれた成功体験があるのかもしれません。人の迷惑にならず注意を引くにはどのような方法があるか、お子さまに合ったパターンを見つけ練習しましょう。「せんせーい」と手を上げる、「みてみて」と肩をトントンするなど、さまざまなパターンを練習していけるといいでしょう。問題行動では注意を引くことはできないと本人が理解することも大切です。問題行動が起きたときは反応せず、本人が落ち着いてきたタイミングで、「こうするといいよ」と適切な方法を教えてあげましょう。そして、それができたときは大きく褒めてあげましょう。

朝何かに失敗すると1日引きずってしまい、気持ちの切り替えができません。

完璧を求める気持ちが強い傾向のお子さまのようです。失敗したくない気持ちが強いからこそ、失敗してしまったときに大きなショックが生まれるのかもしれません。「まあ、いいか」と少し息を抜くことも覚えていきたいですね。

切り替え方法は、お子さまによってさまざまです。LITALICOジュニアでは、「こんな時どうする?」といった生活場面のロールプレイを通して、気持ちの切り替え方を学びます。

泣きながら自分の頭を打ちつける、自分の顔を叩くという行動をする時があります。どうしたらいいでしょうか。

泣くということは、何か伝えたいことがある証拠です。お子さま自身が楽に伝えられる方法を見つけ、練習していく必要があります。
最初はジェスチャーや単語など、簡単な表現からはじめましょう。泣く・頭を打つの行動に出る前に、ジェスチャーや声を発するよう誘導します。うまくできたときは「ちゃんとつたわったよ!」と、本人の希望が届いたことを伝えましょう。その方法が定着してきたら、周囲に分かりやすい伝え方で意思表示ができるように促していきましょう。表現を練習している間は、保護者さまや周りの大人がお子さまの気持ちを代弁してあげるのもお子さまの安心をつくるのに重要です。お子さまが獲得するスキルと周りの大人ができる対応について、両方の観点からサポートできるといいでしょう。

「今日何したの?」と聞くと「電車」と単語で返答します。なにをどうしたのかを話せません。

「電車」と返答することはできているので、お子さま自身が単語でもコミュニケーションが成立してしまうため、「何をした」などの動作語を使用する必要性に気づいていないかもしれません。「電車」と返答があった際に、一度保護者さまはお子さまの返答をあいづちなどで受け止めていただき、その後「電車をどうしたの?」などと2語目にあたる部分について再度質問をしていただきながら、2語文でお話する練習を重ねていく手立ても有効かもしれません。

言葉の始めの1語しか言えず、バスなら「ば」、ママなら「ま」しか言えないのですがどうしたらいいでしょうか。

1音でも言葉が合っているということは「バス」や「ママ」を単語として把握して、意味の理解ができていることが考えられます。
まずは「ママ」「パパ」「もも」など連続音から練習すると進みやすくなります。手拍子や机をトントンすることで楽しく音を繋げていくと出やすくなります。LITALICOジュニアでは様々な方法を試し、2音目が出ない理由を探します。一緒にお子さまに合った練習方法を見つけましょう。

広汎性発達障害(PDD)の診断を受けました。相手の気持ちを読み取ることが苦手で、本人も自信をなくしています。

LITALICOジュニアでは、ソーシャルスキルのプログラムを通して、気持ちの読み取りを学んでいきます。
パーソナルコース(幼児教室・学習塾)では、お友だちとのやりとりに向けて、まだ獲得していないスキルの定着をはかり、お子さまが自信をもってグループ学習に参加できるよう、コミュニケーション力を伸ばしていきます。
グループ学習では実際に同年代のお子さま同士でのロールプレイ(役割に分かれて気持ちを理解し合う)によって、日常に近い状況でお子さまのコミュニケーション力を伸ばします。
広汎性発達障害(PDD)とは

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